第24話 頭に血を上ら戦法
落とし穴に落ちた勇者が癇癪を起こした。まだ二個目なのに。
あっ、勇気が泥を叩いたせいで周りに泥が飛び散った。泥のせいで動きにくいにも関わらず喧嘩を始めた。勇者が女二人に袋叩きにされ、負けじと勇者も殴り返す。
重戦士だけは喧嘩に参加せず、呆れたように仲間を見ている。最年長なだけあって大人だなあ。
「彼って裏では私に優しくしてくれたんです。三人に逆らえないらしいですけどね。彼の顔の傷痕見えますか?あれ、私を勇者の魔の手から守る際に負った傷なんですよ。」
彼の顔には剣で切られたような傷痕があった。フム。 完全看破 で見ても彼はかなり好い人だと分かる。何故あんな勇者?の仲間なのか疑問に思う。まあいい。こいつも仲間にしよう。
例の重…戦士を…召喚…よし、準備完了!ポチッとな
メルフィーの時と同じく召喚する。
「!?だ、誰だ!?」
警戒心を此方に向けてくるが、メルフィーを見つけるなりきょとんとした顔になり、思考停止した。
「かくかくしかじかでかなり良い生活を保証するし仲間にならない?」
「あっ、はい わかりました」
即決!? もっと苦労すると思っていたからはっきり言って拍子抜けだ。
「あの魔法使い、マリアって言う人の親に恩があって共に旅をして来たんだけど、はっきり言って彼女…メルフィーの扱いを見ていて嫌気が差していたんですよ 私の名前はダモンです よろしくお願いします」
「ほう 分かった こちらこそよろしくね!」
と比較的早く交渉が終わったとはいえかなり勇者達を放置していたから不味いなと思っていたらまだやりあってた。飽きないなあ。
数分後、ギスギスした空気のなか奴等は這い上がってきた。 そして怪我の治療や服の洗濯(魔法)を済まし歩き始めた。因みに染料は落ちていない。
しめしめ。順調に消耗していってる。
そして歩き始めて3分で最寄りの落とし穴に落ちていった。まるでどこにあるかわかった上で落ちていくようだ。
この落とし穴の中身は…悪臭ゼリーだ。
奴等は鼻をふさいで口呼吸をしているが一瞬だけでも嗅いでしまった者の末路は…嘔吐。 性別を問わず仲良く胃の中身を放出している。
あっ、勇者君が嘔吐物を気管に詰まらせて…死んだ。…死んだのだが…
《ブレイルがスキル 聖なる蘇生 の効果で蘇生しました。》
腐っても勇者。このくらいでは殺せないか。
数分後這い上がってきた勇者一行は最後の下剤落とし穴には落ちずに次の階層に進んだ。
第二階層の始めに設置したセーフティエリアに着いた一行は最悪の雰囲気のなか夜営を初めた。寝静まった頃を見計らい企んでいた悪戯を実行する。
まず女二人の服を起こさないように脱がせ(メルフィー)、俺はブレイルのズボンを下ろし、麻酔をかけて上手いこと精液を取り出して、その治療を終えた後にその精液を二人にそれっぽくかけておく。明日の朝が楽しみだ。
豆知識
スキル 聖なる蘇生 死亡時に蘇生する。クールタイムは100時間。 勿論スキル 完全無欠 にも含まれる。




