第17話 ルール決めと更なるチート
いざルールを作るとなるとなかなか案が出てこない。ササエルに頼るのもなんか嫌だ。 暫く悩んだ結果がこれだ。
・侵入禁止と書いてある扉の奥に行ってはならない。
・ダンジョンの内部構造を記した地図の営利・非営利を問わず複製・配布してはならない。(制作及びパーティー内での共有は可能。)
・モンスターの虐殺禁止 具体例として、冒険者がモンスターを襲撃し、その死体をそのまま放棄するなど。
・罠の完全無効化の禁止 ダンジョンに直接罠のマーキング、その他発動可能な罠の発動を阻害する行為 落とし穴に予め板を渡す等の行為。
・大人数による制圧を行いモンスター出現時の隙に攻撃する行為の禁止
・ルールは適宜変更される場合があるので、確認を怠らないように。
かなり時間がたった気がするがこれでよし。何か問題があるようならその都度変更すればよい。
次に解決すべき問題は俺が今ボッチだということだ。この際男女を問わず、可及的速やかに仲間を増やさなくては。モンスターは時間が立てば自我が発生していい友達になってくれそうだが時間がかかる。やはり外から連れてくる必要がある。
そうなると交渉系のスキルを獲得すべきだろう。そうしていればカルロスとももっと都合よく一方的に交渉が進んだだろう。
俺もまだどんなスキルがあるのか完全には把握していない。 数が多すぎるからだ。という事でスキル一覧のまだ確認していない部分から探していこう。確かまだ交渉系を見つけていない筈だ。するととんでもない…今まで俺が獲得してきたチートっぽいスキルが霞んでしまうほどのスキルを発見した。
スキル 完全無欠
ありとあらゆるスキルを獲得し最大レベルまで強化した際に統合進化するスキル。 その効果はすべてのスキルの効果を持つ。神でさえ未だ獲得に至っていないスキル。
「やべえな…獲ったら最強じゃないか?」
ちょっと悩んだが獲得することにした。だが、
ー失敗しましたー
何故か失敗した。今までこんなこと無かったのに。
「どういうことだ?ササエル。」
《スキル 主人公補正 が妨害しました。只今、主の持つスキル、 主人公補正 と ご都合主義が互いの絶対命題に基づき互いを妨害しあっています。 主人公補正 は努力故の勝利を、 ご都合主義 は圧倒的な勝利を命題にしており、強さに大きく関わるスキルを獲得しようとしたため 主人公補正 が妨害、 ご都合主義 がその解除というやり取りを永遠に繰り返しております。 完全無欠を獲得したい場合は ご都合主義 に意識を向け、強化発動するしか方法はありません。》
長い!という訳で脳内に文字に起こして見返した。こんなのササエルにかかれば児戯に等しい。
フム。獲得は簡単に終わった。だが、スキルが互いに妨害し合うとは…恐ろしや…
取り敢えず終わったことは気にせず、仲間を探しに町へ行こう。そして怪しまれないよう冒険者として依頼を受けるのを忘れずに。
豆知識
今の田中が神に挑んでもまだレベルが低いため勝利出来ません。負けることは無いとはいえ。
え?具体的なレベル?彼が強力なスキルに目を奪われ確認していないため不明です。




