#5 浜松旅行-3
軽音部として、浜松に来たからにはボクにとって行きたい場所がある。ご存知、ヤマハミュージック浜松店。楽器の王道とも言えるヤマハの総本山だ。
ボクと柊念の強い希望で訪れることに成功した。やはりヤマハのピアノはとても弾き心地がよい。
「ダークドラグーン、ピアノ弾けるのか?」
中学で習ってたからな。
「合唱コンクールに欠かせない存在だな!」
その通り。ピアノを弾ける人がいるかいないかは中学での合唱コンクールには非常に影響する。
「オレはベースみてくる」
んじゃボクはディストレーションギターを拝見するか。
とてもいいギターを発見。浜松産のアコギ。ピックで弾いたときの音がボクの耳を刺激する。
「もしかして、ご購入を検討中ですか?」
買わせる気満々だな。
「こちら今なら半額で34000円となっております。さらに学生様なら軽音割で25000円!さていかがなさいます?」
(こいつ見るからに軽音部…!)
よく分かったな。
「さらにさらにさらに!」
まだあるのか。
「今なら夏休み特典、塩キャラメルアイス付き!さあどうでしょう。」
「プラチナカードでお支払いは可能ですか?」
(キャラメルで連れたぜ!)
キャラメルは命だからな。因みにプラチナカードとは、ゴールドカードと同じようなものだ。父親のを使っている。
アコギを購入しました。
「お前も買ったのか!オレも買ったぜ」
お前も乗せられたのか。
「なぁ、音聖ちゃんの持ってるそれ何?TENGA?」
「ちっ違う!違う。違う…これはTE」
最後の方怪しいぞ。
「ダンベルか!」
そう思うなら瑠車が持て。
「そう、ダンベル!」
「どうせ夜のゲームに使うんだろー。」
真弦くん、よしなさい。
「そういえば今日のゲームどーすんの?」
たしかに。
「リアル人狼ゲーム!ルールは至って簡単。まずオレがトランプを全員に配布。プレイヤー諸君はまず手札のスペードカードのみを残し、それ以外は魔法陣の圏内に散布。コイントスゲームでターンの順番を決定。続いて、くじ引きで人狼、赤のサーヴァント、青のサーヴァント、黒の魔法使い、ギャンブラー、ペテン師、超能力者、天使を決定。」
超能力者引きたくないな。
「ターンごとに、次のターンの人のスペードカードを抜く。スペードカードの係数が一致したら、その2枚を魔法陣へ。その際にはくじで引いた人に攻撃が可能だ。人狼ならこのバレーボールを当てる。赤はこのバルーンソードで一撃。青はこのエレクトロマスターで一撃。」
青最強だな。
「黒はこの霧吹きを顔面に。ギャンブラーは所持金500円を奪取。ペテン師は壁ドン。超能力者は熱々ナプキンを顔面に。天使は抱きつく。最終的に手札が0となったものが抜け、抜けた順番で勝敗を決める。詳しくは、このガイドブックに」
最初からそれ配れよ。




