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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約7年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

脆弱系魔術〜その理論と実践

作者:ふぃろ
昔むかしある所に、でもないか。とある四賢者がおりました。
四賢者はそれぞれ、世界を揺るがす魔王を倒すべく旅立ちます。
やがて四賢者は激しい激闘の末、一賢者を犠牲にし魔王を討ち滅ぼしました。
その戦いの後に、犠牲になった賢者を人は勇者と呼びました。
恐ろしい魔物たちは身を潜め、姿をくらまし世界にようやく平和が訪れました。
めでたし。めでたし。
ちょっと待ってね。ここからが本題です。
そしてそれから十数年の月日が流れ、その平和は人間の手によって破壊されようとしています。
強大な魔王という敵がいた頃には見えていなかった、ささやかな問題が、平和な世の中になったことで浮き彫りになり、小さな小競り合いが起き始めます。
一人ひとりの抱える問題は、社会の火種となり、小さな社会の火種は、やがて国家間の火種にまで発展していきます。
魔王を倒すように人々を攻撃することも出来ず、そもそもどこが火種なのかも検討がつかず、新たな戦争を起こすにも都市の復興に専念している今は、火力の強い魔術を一般市民に向けて利用する分けにはいかず、如何にして平和裏に諸問題を迅速に処理するのか、そればかりが気がかりでなりません。
傷ついた勇者を除く三賢者の尽力の元、当魔術管理機関は世界の安泰を願い、正しい道へ進むべく魔術復興のため精進してまいります。
本稿は、魔王消滅後の世界における、魔術の利用方法について、強靭系魔術の利用を制限した上で、脆弱系魔術の理論と実践を実例に基づいて紹介します。これまでの魔族出現に関する問題を定義した上で、新たな傾向である新種の魔族または、人々の諸問題を解決するために記するものであります。
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