えくすかりばー vs ろんぎぬすのやり
「くらぇぇぇえええええええええッ!」
『きかんわぁあああああああああッ!』
「くそ、この聖剣エクスカリバーが効かないとは……。やるな、貴様」
『お前こそ。俺のロンギヌスの槍を受け止めたのはお前が初めてだ。しかしッ!』
「なにッ!?」
『この私に勝とうなど百年早いわ!』
[で、何やってんのお前ら?]
「ん?」
『何ってお前、見りゃわかるだろ。決闘だよ、決闘』
「聖剣vs聖槍対決」
[痛いからやめてくれよ。俺まで変な目で見られるだろうが]
「何言ってんだ! お前だって持ってるじゃないか!」
『お前のその武器はなんだよ! デュランダルか! それとも、トールハンマー? いや、もしかして草薙の剣!?』
[じゃあ米軍のM16A4でいいから]
「飛び道具とかふざけんなよ! 米軍のアサルトライフルとか何考えてんだよ!」
『そうだそうだ! 空気読めよバカヤロー!』
[お前ら、俺に喧嘩売ってんのか……]
「よし、ここは一旦手を組んで」
『あぁ、共に魔王を討ち果たそうぞ』
[いや、俺魔王するとか一言も言ってないからな。てか勝手に巻き込むなよ迷惑だから]
「死ね! 魔王ッ!」
『槍のサビにしてくれるぅ!』
ねぇねぇ、おかあさん、あのお兄ちゃんたち、傘振り回して遊んでるよ
ダメ、見ちゃいけません!
「……………………」
『……………………』
[どーしたー。その透明なエクスカリバーとロンギヌスの槍で俺をサビにするんだろー]
「鬼か!」
『鬼か!』
[お、雨降ってきた]
「うぉ、傘が!」
『骨が曲がったかも……』
[高校生にもなって、ビニール傘で遊ぶなっての。じゃあなぁ、風邪ひくなよぉ]
翌日、聖剣と聖槍の主は風邪で学校を休んだそうな。
【終わり】
私も昔はよくやったような…………気がする。