表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

俺の気持ち

この世は未知で溢れている。

例えば人間…。これはこの世で一番未知に包まれた生き物だ。

普通では考えられない発想力…。

同じ気持ちになった時に起こる団結力…。

不可能を可能に変える未知なる力。


そんな力にきっと誰しもが虜になるはず。

やはり人間世界は……面白い。


ただ一番どうしても分からないこと。

『コイ』とはなんなんだ???

それは必要なモノなのか???

何に使うものなのだ???

分からない…『コイ』とはいったい…。




「人間界に修業!?」

「そうだ。あの世界は未知で溢れている。」

そう嬉しそうにいったのは我々天界の長。

彼は100年もの年月を人間界に費やしたと言われている。

噂では彼の息子は人間と天人のハーフとも言われている。

つまり!!彼は人間の女に『コイ』というものをしたらしい。


「しかし長!!人間界になぜ僕が?」

「恋をしなさい。」

「コイ?」

「人を愛する喜びをその身で感じなさい。」

「人を愛する喜び??」

無茶苦茶だ。天人として生まれ早20年。

俺は今だに恋愛をしたことがない。

ましてや俺には愛するものなど何一つない

そんな俺に人を愛することなんて…。


「ブツブツ言わずに行ってきなさい。」

「しかし……。」

「愛する気持ちを知った時お前は強くなる」

「強くなるとは??」

「さぁ行け!!」


こうして俺は人間界へと落とされてしまった結局そのまま二年の月日が流れ…

人間の生活にも興味を持ちはじめた。

特に気になっているのは…。


「今津季羅李です。」

今津季羅李と名乗るこの女だった。

常に笑顔で決して涙を見せない。

その優しさに俺は魅力を感じた。

「キラリン♪」

こいつは確か…花房司と言う男だ。

どうやらこの女に惚れているらしい。

常にコイツの回りにいる嫌な奴だ。


俺はこの男が嫌いだ…。

なぜかは分からない。


しかし俺はコイツらのせいで

人生がぐちゃぐちゃになると

なんとなく気づき始めた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ