中間試験
今日も張り切って書きました!
どうぞごらんあれ~
芳山と別れて、夜一人で小説を書いていた。
僕のネット小説のメモリーブラッドは何通かファンレターが添えられていた。
どれも黄色い文章で褒められている感じだった。芳山も僕の小説のファンなんだよな。
それよりも今日芳山に目を閉じたときに生暖かい感触がした。
頬をさすって見るともしかして僕は芳山にキスをされたんじゃないかと思った。
芳山の奴、僕の事、まんざらでもないような気がする。
でも本人にそんな事を言ったら、また『キモいっすよ先輩』とか言われて詰られてしまうだろう。そんな時だった。僕の携帯が鳴り出して、着信画面を見ると芳山だった。
『チース、先輩』
「おう、どうした芳山さん」
『今私、お風呂に入って入るんですけれども』
マジかよ。芳山の奴本当に何を考えて入るんだよ。
『先輩、勃起しちゃいました?』
「どうせ、嘘なんだろ」
『きゃははははは、マジっすよ。マジっすよ』
とか言って、湯船を叩く音が聞こえた。
マジでこいつ、お風呂に入りながら僕と通話している。
「そんな事をして楽しいのかよ」
『先輩冷たーい、せっかく今日の先輩のおかずに私を想像して・・・』
「想像して?」
『キャー何を言わせるんですか?マジキモいんですけれども』
芳山はこういう奴だよな。
「とりあえず、用がないなら切るぞ」
『先輩、冷たーい』
「だったら、そんな電話してくるなよ」
『今も、先輩の小説のメモリーブラッドを書いているんですか?』
「ああ、書いているよ」
『とにかく先輩頑張って下さい、私はお風呂の中でもベッドの上でも先輩の事を応援していますよ』
「ありがとう」
『何か先輩素っ気ない』
「芳山さんがそう言う電話をしてくるからだろ」
『やっぱり、先輩って童貞野郎何ですね』
「もうその話は良いから切るからね」
それで画面を見てみると、ビデオ通話になっていて、芳山さんの半裸が見えてしまっている。
「おい、芳山さん、ビデオ通話になっているぞ」
『エッ?』
芳山も気づいたらしく、ビデオ通話になっていて、芳山は。
『きゃああああ!』
と悲鳴を上げた。そして通話が切れた。
芳山、そんなに恥ずかしいことをするなよ。
それと芳山、もっと自分の事を大切にしてやれよ。
そんな事芳山に言ったら、また『キモいっすよ先輩』とか嫌らしい顔をして、僕に迫って来るのかもしれない。
芳山の奴、僕の事を童貞野郎と言っていたが、芳山は経験者なのか、分からないが、そんな事を聞いたらセクハラになってしまうだろう。
さて・・・。
先ほど見た、芳山のビデオ通話で見た半裸姿を想像してしまった。
女性の半裸なんて僕は見たことがない。
あれは本当に強烈な感じの物だと思った。
やばいな、芳山の半裸を見たせいで、メモリーブラッドを書く事が出来なくなってしまった。
だから僕は芳山の半裸姿をおかずにしてマスターべーションをしてしまった。
こうでもしないとメモリーブラッドを書く事が出来ないだろう。
時計を見ると午後九時を示していた。
明日、芳山をおかずにして、やった何て看破されてしまったら、また、詰られるか?もしかしたら、殺されるかもしれない。
とにかく平常心を保っていなければならない。
芳山の奴、どうして僕の様な何もない人間を詰るのか分からなかった。
とにかくメモリーブラッドの続きを描く事が出来た。
ネットに投稿してこれでメモリーブラッドの続きが見れる様になった。
芳山の奴、気に入ってくれたら良いんだろうけれどもな。
そう思いながらベッドの中に入り目をつむり眠りに入っていた。
学校に通学中に、後ろから思い切り何かの衝撃によって、僕は前のめりなって吹っ飛んでいった。
「おはよう先輩」
嫌らしい笑みをこぼしながら僕にそう言ってくる芳山。
「いきなり何をするんだよ、芳山さん」
「昨日は私の半裸を見て興奮していたんでしょ」
と少々怒り気味であった。
「あれは不可抗力だろ、わざと見たんじゃない」
「確かに不可抗力だけれども、私の裸を見て、私をおかずにしていたんじゃないでしょうね」
何でそんな事が分かるんだ。
「いや、していないよ」
「どうして目が泳いでいるの?先輩のこのスケベ大王が」
「いや、確かに興奮したけれど、あれは不可抗力だろ」
「先輩、昨日のメモリーブラッド良く描けていましたよ。私の半裸を見ておきながら、あんな良く描ける何て、あたしの事おかずにしたでしょ」
どうしよう、おかずにしたのは事実だ。でもこれ以上なんて言ったら良いのか分からなかった。だから僕は正直に言ったんだ。
「しました」
と。
そう言って、芳山は何をしてくるのか、分からないので、殺される事を覚悟して、その目を閉じた。
するとおでこにデコピンが炸裂したような感覚に陥った。
「そうだよ、先輩ちゃんと正直に言えば良いんですよ。私の事をおかずにして、昨日はちょっとしたお楽しみだったって」
「芳山さんの事を僕はおかずにしたんだよ。怒らないの?」
すると芳山は嫌らしい笑みをこぼして。
「じゃあ、どうしてくれようか?」
何か凄い嫌な予感しかしないんだけれども、どうしよう?
「じゃあ、先輩そろそろ中間の試験じゃないですか、私に勉強を教えて下さい」
「別に良いけれども」
「じゃあ、先輩、今日から美術室で勉強をしましょう」
「うん」
そう言って、芳山の友達と会って芳山は友達のところに行ってしまった。
まあ、勉強を教えるぐらいなら良いか。これでも僕は成績上位者でもあるんだからな。でも芳山の奴、僕の勉強にちゃんと付いて来られるか心配だった。
そして放課後、美術室に行くと芳山は一人で勉強をしていた。
勉強の内容を見てみると因数分解だった。
「先輩、この因数分解なかなか難しいですよ」
「ああ、これなら教えられる」
「本当っすか?先輩。もし教えてくれたら、私からご褒美をあげますよ」
「もうそのご褒美はもう良いよ」
「良いから、良いから、教えて下さいよ」
「ああ」
僕は芳山にテスト範囲の因数分解を教えてあげた。
本当に芳山は勉強嫌いの、コギャルかと思ったが、そうではなかった。芳山は僕の教えをちゃんと聞いて因数分解を難なくこなしたのだった。
「ありがとう先輩。これで難なく数学の事は大丈夫になってきたよ」
「他にも分からない事があったら、教えてあげるから」
「とにかく私は数学だけは苦手なんですよ。でも先輩が教えてくれて良かったよ。先輩本当に頭が良いんですね」
芳山は勉強嫌いかと思っていたが、そうではないみたいだ。ちゃんと勉強もして、この高校に受かったのだからな。
その後二人で黙々と勉強をやった。
中間試験は英国数歴理の5教科だからな。
美術室は僕と芳山の鉛筆をなぞる音しかしない。
勉強も絵と小説を書くように時間はアッという間に過ぎていき、時計はもう六時を示している。
「そろそろ、帰るか」
「そうっすね」
そう言う事で僕と芳山は帰り道が途中まで一緒なので一緒に帰る事にした。
「来週からテストか、高校で私が初めて受けるテストだ」
「そう言えば、芳山さんの友達はちゃんと勉強をしているの?」
「さあ、分からない、ゆっこ達もちゃんと勉強をしているかな?」
「だったら芳山さん。友達にも勉強を教えてあげれば良いじゃない」
「まあ、ゆっこ達はゆっこ達でやっているよ」
ゆっこって誰の事なのか分からないが、初めて芳山に詰られたときにいた友達の一人かもしれない。
さて、夜の部屋の中、僕は小説を描く事にした。勉強は散々学校で芳山とやってきたのだから、まず問題はないだろう。
しばらくは芳山と一緒に美術室で勉強をしていれば良いのかもしれない。
でも以外だな、あの芳山があんなに熱心に勉強をするなんて。
そして試験当日、俺と芳山は美術室でかなり勉強をした。
試験内容を見てみると、やはり徹底的に試験範囲を押さえたのでこれはいけると思っている。
試験一日目、国語、歴史、理科であった。
国語も歴史も理科も難なくこなした。
この調子なら、学年十位以内には入れるかもしれない。
芳山の方はどうだろう?まああいつもかなり勉強に熱が入っていたから、多分大丈夫だろう。
次の日、数学と英語だった。
英語は苦手だが、とりあえず試験範囲を押さえているので簡単に解くことが出来た。
数学は公式さえ何度も復習をしていれば出来るので簡単にできた。
よしこの二日間勉強をして、それなりに成果が出たぞ、芳山の方はどうなったのだろう。
家に帰る途中、今日も昨日も芳山の顔を見ていない。
あいつ、どうしたんだろう。あれだけ勉強を教えたんだからかなりいい線は行くと思うんだけれども。
一年と二年の教科は違っているのか?
まあ、あいつなら大丈夫だと思うんだけれどもな。
そして5教科すべてのテストが帰って来て、なかなか良い点数がとれて良かったと思えた。
これなら芳山に詰られる事はないだろうと思っていた。
そして掲示板にテストの順位が張り出される。
僕の順位を見てみると、学年四位だった。
俺もやれば出来るんだな。
それよりも俺は芳山の事が心配だった。
芳山の学年に行くと、芳山は掲示板に貼られた順位を見てみると、学年十七位だった。
そこで久しぶりに見る芳山は目を丸くして喜んでいた。
「凄いじゃない、芳山さん、頑張った甲斐があったね」
「これも先輩のおかげですよ。あざーす」
すると芳山の友達達は、
「すげえじゃん、ヨッシーこんなに頭が良かったなんて」
「ちなみにゆっこ達は何位だったの?」
「あたし達は、みんな百位以下だったよ」
「ちゃんと勉強しろよ、ゆっこ達」
「何だよ、よっしー、もしかしてパイセンに勉強を教わったじゃないだろうな」
ゆっこって芳山の友達が嫌らしい顔をして芳山に迫る。
「まあ、先輩に教わったって言ったらそうだけれども、先輩は凄いよ。勉強は出来るみたいだから」
するとゆっことその他の二人の友達が僕の所に歩み寄ってきて、
「ねえ、パイセン、今度の期末試験の時にあたし達にも教えてよ」
「まあ、やる気があるなら別に良いけれど」
その時、芳山は複雑そうな顔をして僕に視線を送っている。すると芳山は。
「とにかく先輩、今日からまた、美術部再会でしょ、私もっと絵がうまくなりたい」
そう言う事で俺と芳山は共に美術室に行くのであった。
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