原因記憶
ディスペルだけだと精神異常の原因となっている記憶をただ消去するだけなので、原因となってる記憶がどんなものか分からない。
デブレインウォッシングによって
「精神異常の原因となっている記憶をノーリスクで読み出す事ができる」
し、ちょっとした干渉も(洗脳も)可能になる。
例えば野良猫達の強迫観念は
「天敵に襲撃される」
「餌が得られない」
「人間に虐待される」
などといった体験から生じていた。
それは
「被害個体自体が自分の体験によってトラウマになってる」
ような場合もあれば
「仲間が酷い目に遭ったのを目撃した事でトラウマになってる」
ような場合もあった。
(「野良」は、なんのかんのと大変だよね…)
と思う。
飼い猫を溺愛する飼い主に飼われていたとしたら、せずに済む苦労を、野良猫達はしている…。
ただ、まぁ、こうした比較は私が
「愛猫家がペットを猫可愛がりする」
のを
「前世の記憶によって知っている」
から起こるものでもある。
「より楽な環境の存在自体を知らない」
ならばーー
苦労の多い生に対しても
「こういうものなのだろう」
と納得できるのではないかと思う。
逆に楽に得して生きてる者達がいて、幸せを目の前で見せつけてくるなら自分の苦労に対して納得できなくなる。
個体同士の潜在力に殆ど差異がないと思えば…
「何故アイツは天国にいて、何故オレは地獄にいるのか?」
という問いがどうしても起きる。
運なのか
偶然なのか
過去生での犯罪歴によるものなのか。
環境格差による不平等に関して生き物は
「何故?」
という疑問と共に因果関係の解明を求めてしまう…。
デブレインウォッシングで読み出せる記憶は詳細は様々だったが大筋は同じ。
「こういった行動をした時に酷い目に遭った(酷い目に遭った仲間を目撃した)」
「こういった行動をした時に良い思いをした(良い思いをした仲間を目撃した)」
そんな記憶に基づき
酷い目に遭う事態を避けようとし
良い思いができそうな事態を再現しようとする。
刷り込みとは恐ろしいもので…
一度記憶を消去しても、似たような記憶がどこからともなく生じて、それが再び同じようにその生き物の行動の動機になってしまうようだった。
それこそ「場所」に染み付いた現象再現作用のせいもあるのだろう。
強迫観念によって人間に懐かなくなっていた野良猫から強迫観念の記憶を消去しても、また同じような記憶がまた同じような強迫観念を作って同じような人嫌いの態度をとらせていた…。
「一度染みついた習性は復元されやすい」
のだ。
(スラムの外国人達も、やっぱり何度でも強迫観念の記憶を復元して、何度でも犯罪者気質を復元してしまうんだな…)
ただ流されて犯罪を犯す
それは誰にでも起こり得るのだろうが…
何度訂正されても犯罪を犯すのは
誰にでも起こるものではない気がするのだ。
(小動物と違って知恵がある筈だし)
スラムの外国人達の記憶を読み出す事で分かった事がある。
彼らの行動動機記憶には
「ホワイト人の金を盗んだりホワイト人を痛めつけると仲間から褒められる」
という共通した記憶がある。
泥棒や暴行などの犯罪行為は自国で犯せば誰からも褒められないのに…
不思議と他国に集団で住み着いて現地人を標的にして犯せば
「生意気なワッティーに(ホワイト人に)一泡吹かせてやった」
などといったナショナリズム的嗜虐心と勝利感を皆で共有して褒め合う。
ホワイト人を標的に悪事を行えば褒められて
仲間を標的に悪事を行えば徹底して罰を受ける。
そんなダブルスタンダード価値観が幾重にも刷り込まれていた。
そういうものが集団で異邦に住み着いている者達の間では蔓延しているのだ。
倒錯し過ぎてて吐き気がしてくる…。
集団で犯罪を犯す者達は
「生きるために仕方なく犯罪を犯す」
のではなく
「活きるためにスリルを楽しんで犯罪を犯す」
事が多い。
他国に入り込んで在住国民にひたすら嫌悪と悪意を向け、ネチネチ嫌がらせしては集団で喜ぶ。
それはまるで戦争。仮想戦争ゲーム。
それこそレイドバトル感覚で在住国民を憎みながら隙あらば全て奪おうとする。
弱肉強食を思い知らされる事でしか従順になれない。
弱肉強食で抑圧する事でしか礼節を身に付けない。
親切にされると
許容されると
感謝するよりも悪心を起こす。
そんな弱肉強食至上主義者達が入り込んで来て
無防備な現地人をカモにして
「自分達は賢い(強い)」
と思い込み、無防備な現地人を
「アイツらはバカだ(弱い)」
と侮り蔑む。
それでいて断罪され刑罰を受けると
「差別された!」
「外国人だからと虐げられた!」
「我々は弱者だ!報復権がある!」
と集団で激昂。
(彼らは100人居ようが1000人居ようが、「ただ1人しか居ない」かのように全員が同じ思考パターンだ…)
本当に
虐げられているとか
そういう理由があって在住国で罪を犯しているのなら
「祖国へ帰れ」
と強制送還されれば
「嬉しい」
と思い嬉々として祖国へ帰る筈だ。
なのに彼らはホワイト王国にしがみ付こうとする…。
(ーー私は地球世界から逃げられて良かったと心底から思ってる)
本当に虐げられているのなら
「ひたすら被虐環境から逃げ出したいと考える」
ものだし
「本当に逃げ出せるなら喜ぶ」
ものだ。
なのにスラムの外国人達はホワイト王国から強制的に追い出される事に抵抗してホワイト王国にしがみつく。
軍事行動をとりながら民間人気分なので
「ワッティーへのヘイトクライムも死体が見つからないように気をつけてるから殺人の証拠もないし、公的に処刑される事はないはず」
とたかを括っている。
業深いにも程があるし、罪深いにも程がある。
(こんな人達に食い物にされた被害者は浮かばれないな…)
と心底から犠牲者のホワイト人が気の毒だと思った…。
今のところ
「どう洗脳すれば、どう変化する」
といった情報が不足している。
「二度と反社会性を復活させずに済むような良いシナリオ」
があれば、それを刷り込んでやろうと思うが…
今はまだない。
彼らの犯罪歴と、それらを嬉々として行なっていた残虐さを考慮すると
「反社会性の去勢洗脳」
についても
「これっぽっちも罪悪感を感じずに済むな」
と思う。
(そう言えば前世で「悪魔とは何か」を西洋魔術関連の本で読んだ時に「破綻した非合理世界の残存因子」的な意味合いの事が書かれていたな…)
と不意に思い出した。
非合理ゆえに滅んだ世界。
非合理ゆえに破綻した文化。
そこから逃げて別枠へ紛れ込んだ因子。
それは自国の非合理ゆえに自国では暮らしが立ち行かずに他国へ移住した移民にも当てはまる。
「非合理ゆえに自国で詰んだのに、詰んだ元凶の非合理を新しい環境でも展開して、自分達が生み出す非合理の皺寄せを新しい環境の現地人へなすりつけて一方的に苦しめ迷惑をかけ、侮り憎む」
ような生き方を選ぶ人達…。
「祖国へ帰る」
「現地人と同化して身も心も帰化する」
という二択でどちらかを選べば良いだけの事なのに
「集団で乗っ取り侵略を行う」
という外道な選択肢を生み出して、そこへ雪崩れ込む人達。
「悪魔崇拝の罪」が「破綻した非合理世界の非合理因子をリスペクトして、破綻へ至る非合理を再び具現化する」罪だとするなら…
乗っ取り侵略に勤しむ移民はまさにそれに該当してしまう。
(地球世界の魔女狩りとか異端者狩り、悪魔崇拝者狩りも「実はこの世界のそれと同じだった」可能性もあるんじゃないのか?)
と、ふと思った。
勿論、地球世界で読んだその時の本の著者が
「つい、ウッカリ本当の事を書いちゃったよ(テヘペロ)」
(どうせ有色人種や大衆が読んでも意味わかんないだろうし、まぁ、いいか)
というつもりだった場合の話だが…。




