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神と魔法と転生が、世界を結ぶ物語。  作者: 安全シフト
第四章 龍王動乱編
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61話 均衡の崩壊

警告:『均衡の島』起動


複数あるモニターの内の大半が、赤い画面となり、その文字で埋め尽くされる。


「どうするつもりなのかな?この事態、想定してなかったんでしょ?」

「来てたのか、アト。」

「すでに『還元の零』は始まっている。このまま放置すれば、国が一つ滅ぶよ。」

「あぁ、その通りだ、だが、今回、自分は介入するつもりはない。」

「まさか、あの転生者にそれほどの信頼があるの?今回はまだ、会ってもないのに。」

「君が彼に信用を置いている。それだけで十分だ。」

「ふふ、なるほどね。」

「これが均衡の島か。」


快成達が、依代と戦っている間。

各国代表者たちはすでに均衡の島へと踏み入っていた。


「ここまでの古代遺跡、なかなかないわね。」


魔王たちはゆっくりと周りに注意しながら、島の中心部へと進んでいた。


「なるほどのう、カオス、コスモス、そして緊急時に起動する、自然、それで成り立っているっていうのは本当だったみたいじゃのう。」


各国の代表者たちが中心部へとたどり着いた。


「これを壊せばいいのかしら?ゼナさん?」

「あぁ、それで大丈夫なはずだ。コアはエネルギーの塊でもあるから、爆発には注意した方がいい。」

「じゃあ、遠距離から攻撃した方がいいわね。」

「なら、俺は無理だな。魔法は苦手だ。」

「ジュルア、あんたはもう少し魔法を勉強しなさいよ・・・」


そう言いながら、カレンは強力な魔法の準備を始める。

その時だった。依代が倒され、本体の意識がコアに戻ってきたのは。


「さて、あと少しで魔法が完成するから少し待って・・・まって、コアはどこに行ったの?」


コア=カオス本体は皆が気付かぬ間に魔法範囲から外れていた。それどころか、誰の魔力探知にも引っかからない。


「まずいな、これは、どこから来るかわからないぜ。」


次の瞬間、島の内部に漆黒の雨が降り注いだ。


「っ!」


全員、回避には成功したが、その雨が通り過ぎた空間は侵食されてしまい、触れることが不可能となってしまった。


「やばいわね、この状況、早いうちに仕留めないと、島の空間全体が侵食される。」

「非常に危険な状態だしのう、今のうちに島から一時的に撤退するのもありじゃのう。そうでもしないと、ここで全員死ぬ。」


だが、その判断はすでに遅かった。地面が動き、地下にあったはず遺跡から、空が見えるようになる。


「島まで起動したというのか・・・!」


気づくと、コアは上空にあった。そして、本体パーツがそれに吸われるかのように集まっていく。


「さぁ、始めましょうか、この世界の再構築を!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「これは、どういう状況だよ・・・」


バテンと付和と別れ、均衡の島へと転移した。

転移した先は均衡の島の中でもかなり端の方であるらしい。

この前に遺跡調査に向かった時には地下にある遺跡という感じだったのだが、今は宙に浮いている。

そして、島の中心地点の方ほどの空間がなんかこう、よくわからない感じになっている。

その、よくわからない感じになっている空間には触れてはならないと、直感でわかる。

状況の整理がつかないので、自然あたりに解説を求めよう。

ちなみに、ヒカリと未来に関しては怖いだとかやばいだとか言って騒いでいるのでいったん放置する。


「解説:あの空間は混沌空間であり、触れたものさえも同じ状態にさせてしまう空間です。要するに。触れたら死にます。」

「あ、解説が雑だ。」

「理由:情報量が多すぎるため簡潔にまとめています。」

「とにかく、俺たちはどうする?島の中央を目指してすでに島に到着しているやつらと協力すればいいのか?」

「回答:それが今とれる方法のうちの一つでしょう。自分は、それでいいと思います。」

「そ、じゃあ、向かおうか。走ればすぐ着く。お前らも行くぞ、未来、ヒカリ。」





「警告:もう少しで島の中央です。中央には島の重要機関が集まっています。よって、ゴーレムも増えてきます。」

「だろうな。今までざっと20体くらい倒してるが、中央に行くほど遭遇頻度が上がっている気がする。」

「それに、一体一体の守りも硬い、私の龍爪をもってしてもなかなか切れない。」

「戦闘は私、できないから、お願いしますね!」


目の前に3体ほどのゴーレムが現れた、今までは一体ずつしか出てきていなかったため少し驚きだ。


「こいつら倒さないと前に進めないかな?」

「っ!?快成さん!後ろ!」

「!!!」


唐突に、後方で空間の侵食が起きた。


「ようやく来てくれましたか、転生者さん。」


後ろには機械でできている。少女・・・いや、それ以前に少女どころか人間って言わないか。が、浮いていた。


「自然、邪魔だし、あなたには最初に壊れてもらいましょうか。『perfect chaos』。」


次の瞬間、漆黒の雨がすべて自然に向かって降り注いだ。

範囲が広く、速度も速い、周辺には遮蔽物もなく・・・


「自然!」


自然がいた場所で爆発が起こる。

火と煙によって何も見えない、自然が大破したとみるべきだろう。


「あーあ、一応、古代技術が作った最高級の人型の機械だったんだけど。一瞬で壊れちゃったいましたね。」

「お前・・・!」


『perfect chaos』、直感でしかないが、あれは能力に近い何かだ。最初、能力だと思ったが、カオスは人ではない。また、能力の詳細はまだ解明されていないと聞く、そのことから、あれは能力を模した何か。であると思われる。


「さて、転生者、先ほどは私の依代をよくも壊してくれましたね。」


カオスのお目当ては俺らしい。まずい、非常にまずい、あんまり戦っているところ見たことないけど、自然が瞬殺されている。たぶん、俺も瞬殺される。


「『perfect chaos』」

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