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神と魔法と転生が、世界を結ぶ物語。  作者: 安全シフト
第四章 龍王動乱編
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46話 不審者と悪だくみと

次の日


自宅はやっぱり落ち着く。


「ねぇねぇ!これなぁに!?」


嘘だ、全然落ち着かねぇ、どこぞの龍王女様が邪魔すぎて落ち着かねぇ。


「それは・・・あぁ、キルトからもらった食材だ。ほとんどがこの世界では希少なやつだから勝手に食べるなよ。」

「ん!これ、おいしい!」

「おい!食べんなって言っただろ!」

「えー、でも、おいしいしぃ・・・」

「お前なぁ・・・ってそうだ、今日は行きたいところがあるんだった。」

「へ?どこ行くの?」

「城下町。」

「そう言えば行きたいとか言ってたね。」

「お前は家で留守番してろ。」

「えー、やだ。私も行くー!」

「お前は一部の人たちには顔が知られているんだからやめとけって。」

「意地でもついてく。」

「じゃあ好きにしろ。」


1人で行くよりは悪くないのかもしれない。


「じゃあ、出発するぞ、準備しな。」

「はーい!」





「さて、城下町に来たけれどどうしようか。」

「あの大きい建物なぁに?」

「城下町だって言ってるだろ・・・」

「わかった、お城だ!」

「そう言えばお前の国って城はあるのか?」

「うーん・・・たぶん私が住んでいたところがお城だね。」

「そっちの方が暮らしやすいんじゃないか?」

「やだ!あそこはいろいろ決まりが多くて窮屈なの!」

「なるほど?」


なんか機嫌が悪くなってしまったみたいだが、気にしたら負けな気がする。


そんな感じでそのあとはしばらく町を見て回った。特にこれといったイベントは発生しなかったが、そのくらいがちょうどいいのだと思う。


「おなかすいたぁ~」

「確かに、もうこんな時間か、」


時刻はすでに午後1時を過ぎている。


「ここまで飲まず食わずだったからな、何か食べに行くか。」

「やったー!食べる!食べる!」

「それなら、うちで食べていけ。」

「うわ、びっくりした、いきなり話しかけられるとびっくりしますよ。」


この世界での数少ない顔を知っている人でさらに飲食店を経営している人など一人しかいない。バテンである。


「この人だれ?」

「えーと・・・知り合い?かな。」

「この人、危険な感じするけど、大丈夫?」

「危険な感じって、失礼な、不審者じゃないんだから・・・」

「確かに不審者ではないけれども、危険な感じがするっていうのも、なかなか勘が鋭いな。だが、安心しろ、セブンよりかはましだ。」

「あ、自分が危険なのは認めるんだ。」


よく考えたらアイスピックをものすごい速度で投擲するどころか空間操作系の能力者である。危険なのは間違いないだろう。


「確かに、ここから店まで近いですもんね。」

「その通り、しかも君の隣にいる人が適当なところで食べているところを見られるのも問題だろ。それに対して、俺の店は国のお偉いさんたちも来るような店だ。何かしら問題が発生しても安心だろ。」

「この人怖い、私まだ自分の名前すら言ってないのに・・・」

「見ればわかるさ、君は普通の人間じゃない。」

「あんたもでしょ!」

「否定はしない。」

「おい。」

「とにかく、店まで来てくれ、話したいこともある。」






「んーここのオムライスおいしい!」


この店、どれくらいオムライスが人気なのかわからないが、無駄にオムライスの注文が多いように感じられる。


「さて、単刀直入にいうがこの間の落下から助けた分の貸しを返してもらおうと思う。」

「話したいことって、それですか?」

「そうだ、内容は非常に簡単だ。」

「オムライスおいしい。」

「キルトについてだ。」

「オムライス御代わり!」

「「お前ちょっと黙っとけ。」」

「えぇ、二人ともひどい・・・」


ひどいといわれましても、話しにくいのでね。


「キルトについてといっても難しいことを頼んでいるんじゃない。キルトと接触することがあったら、その時に会話をして聞き出してほしいことがあるだけだ。」

「聞き出してほしいことって?」

「この前お前達は遺跡を調査したらしいな。」

「したね、楽しかったよ。それなりには。」

「その遺跡についてなんでもいいからキルトから情報を聞き出してくれ。頼む。」

「いいけど、何に使うの?その情報。」

「いや、キルトのやつが悪だくみをしているのではないかという情報が入ったからな、その情報が本当かどうかを確かめたいだけだ。」

「悪だくみ?あいつが・・・?」

「意外か?」

「いや、意外と意外ではないかもしれない。」

「まぁ、俺にとっては本当はどうでもいいんだがな。放置しておくと少し危険かなと思ってな。」

「ちなみに悪だくみの内容っていったい何なんですか?」

「それこそ、自分の目とか耳とかで確かめてくれ。」

「教えてくれないんですか。」

「そう簡単に教えられる情報でもないからな。」

「はぁ・・・分かりました。遺跡についての情報を引き出せればいいんですね。そのくらいなら任せてください。」

「あぁ、助かる、頼んだぞ。じゃあ、俺は仕事に戻るから。」


また変な問題に巻き込まれなけらばいいな、と思いながら食事をする。


「ちなみにいつまで黙ってればいい?」

「あ、もう大丈夫だぞ。」

『世界管理システム』


それは、その名の通り、世界を管理するシステム。

誰が、いつ、どこで、なんのために作ったのかはすべて謎とされている。

というよりも、元から一般的には知られておらず、普通に生活している限りは知ることもない。

しかし、これらに干渉することができる者たちがごく少数だが、確認されいる。

本来このシステムは完成された者であり干渉する必要はない。

それでもシステムに干渉しなければならないということは、計画の前提が変わったということである。


そして、今、このシステムのうちの本来今はまだ起動しないはずのものの一つが起動しようとしている。






システム起動

ファイル展開

管理者権限入力

確認完了

ファイル

『還元の零』

『chaos』

———起動———





「だれだ、起動しやがったのは・・・」

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