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神と魔法と転生が、世界を結ぶ物語。  作者: 安全シフト
第四章 龍王動乱編
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42話 食費が増えるよ!

というわけで帰ってきました!我が家へ!


・・・ものすごく緊張している。あれだ、たぶん武者震いってやつだ。


「絶対に違うから安心しなさい。」


アリスに心を読まれた。


「相手はお偉いさんなのに、こっちは俺たちだけでいいのか?」

「十分よ、勝手に領内に入ってきたのはあっちですから。」

「あ、そう。」


ちなみに俺とアリスだけである。

まぁ何かあったら珍獣だか神獣だか知らないが助けに来てくれるだろう。


「さて、ドアを開けるわよ。」


アリスがドアノブに手をかける。それと同時にアリスの手が燃える。


「・・・」

「防衛設備の電源オンにしやがったわね、あいつら・・・」


防衛設備、思っていたよりも物騒である。

手に水をかけて手を冷やしたアリス。相当怒っている。


「次は、これでいきましょう。」


なんかでっかい魔法陣を出現させた。


「やめろ!家ごと吹っ飛ぶだろ!」

「エターナル・・・!」


その時ドアが開いた。


「どちら様ですか?」

「この家の者ですけど。」

「あぁ、すみません、勝手に家をお借りしてしまって。」

「あぁ、いえいえ、龍王様たちですものね。いいですよ。仕方ないですから。」


ここは下手なことを言って死なないように細心の注意を・・・


「ミラクルスーパーグレート・・・」


ちょっとまて、アリスが中二病チックな技名の技を繰り出そうとしているのだが、家が跡形もなく吹き飛びそうなのだが。」


「あ、あれは、ですね・・・受け止められます?」


見た感じ出てきたやつが青龍っぽいのでお願いする。


「まぁ、受け止めますよ。私狙ってそうですし。」


そうだよ。お前以外誰狙うっていうんだよ。


「ネクストアナザーエクストラ・・・ファイヤー!」


だれだこの技名作ったやつ。絶対中二病だろ。で、しかも結局は火力がめちゃくちゃ高めなだけの火属性の技である。絶対に家に向かって放ってはいけない魔法のうちの一つである。


「『バリア』」 


青龍だと思われる人・・・龍か、が展開したバリアにすべて受け止められた。・・・バリア以外のバリア系の技なかったのかな?なんか子供の鬼ごっこみたいな感じ出てるんだよね。


「ぜぇ、はぁ、ぜぇ、はぁ」


アリスが息切れしている。


「なるほど、青龍が出てきたか、それなら受け止められても仕方ない・・・」

「俺の家が燃えるところだったんだが?」

「さぁ!龍王と話すわよー!外交のお時間よー!」

「おい、俺の家を燃やしかけたことについて何か・・・」

「まぁ、私としてはアリスさんがこの件を外に漏らさなければ何してもらっても構わないのですがね。」

「少しは怒っていいんだぞ、これは。」





「———というわけで、龍王女様は国を抜け出してきたというわけです。」

「あれだな、イヤイヤ期だな。」

「違うわ!私は15歳よ!」

「・・・君、ほんとに龍王女?」

「どこからどう見ても本物ー!」

「可愛いから許してあげましょ。ね?」

「・・・ちなみに、抜け出した分の仕事は誰がやってるんだ?」

「誰もやってませんけど?」

「帰れ!」


話している間に各々立場をあまり考えずに発言するようになってから約1時間

いろいろと話している中で決まったこと(俺の意向は無視)がある。


しばらくは龍王女はここで暮らすということ。(許可した覚えはない。)

アリスが龍王女を監視するということ。(要するに俺も監視される。)

龍王女の身分は隠すこと。(無理な気がする。)

青龍は帰ること。(ここだけ俺の意見が採用されたが逆に困る。)


「はぁ、ダメだ、これは・・・」

「どうしたの?快成君、いつもに増して元気がないじゃない。」

「何が悲しくて龍王女と同居しなければいけないんですか。」

「え?光栄なことじゃないの?」

「絶対に厄介ごとが増えるだけだろ。」

「よろしくね。えーと、快成?さん!」

「あー、よろしくなー。」

「なんか雑じゃない!?」


雑に決まってんだろ。


「じゃ、私は帰らせてもらうよ。」

「うん、青龍、バイバイ。」

「あら、青龍さん。もう行っちゃうの?」

「おい、こいつも一緒に帰らせろ。」

「龍王女様を頼んだぞ。」

「おう、頼まれたが承諾したつもりはない!」

「よし、大丈夫そうだな。」

「どこがだ。」


青龍が転移の魔法陣を展開する。


「あぁ、そうだ、一つ言い忘れてた。」


心配いらないと思うんだが・・・と、前置きをしつつ、青龍は話す。


「私以外の四龍には注意しておいてくれ。龍王女様に何をするかわからない。」

「あれ、四龍って龍王女の仲間じゃないの?」

「仲間・・・なんだがな、最近は顔も合わせていなくてな、それぞれ思惑があるから、何かしらで龍王女様を利用したりする可能性がある。」

「なるほどね。わかったわ。後は快成に任せておきなさい!」

「おい、勝手に決めるなって。」

「もう決まってるから。」

「・・・」

「じゃあ、また今度様子を見に来る。」


最後にそれだけ言って青龍は転移した。


「なんか、また面倒ごとが増えた気がする。」

「またって、前にもなんかあったっけ?」

「転生したこと自体が面倒ごと。」

「あぁ、そうなのね・・・」

「さて、あの龍王女の生活スペースを確保しないとな。幸い、家は無駄にでかいから、使っていないスペースの半分くらいあげよう。」

「あら、太っ腹。」

「掃除は自分でさせる。」

「掃除をしたくなかっただけなのね。」

「私掃除いやー」

「うるせぇ。ちゃんと自分のスペースだけでいいから掃除しとけ。」

「えーやだー!」

「・・・こいつ、本当に15歳か?」

「『龍』だからね。」

「龍としての威厳もくそもないけれども。」

「あるもん!龍王女だもん!」

「あぁ、はいはい、龍王女ねー。ってそういえば名前を聞いてなかったな。」

「名前?龍王女だけど?」

「・・・」

「龍っていうのはさ、成長する過程で名前を手に入れるものなんだよね、だから、今名前がないのは別に不自然じゃないっていうか・・・」

「でも、不便だな。」

「まぁ、それが一般的な人の意見よね。」

「名前・・・名前ほしい!」

「ほら、名前ほしいって言ってるぞ、アリス、つけてやれ。」

「なんで私!?・・・仕方ないわね真名じゃなくて仮名だからね、じゃあ、神宮寺・・・」

「はい、すとーっぷそれはだめ、絶対ダメ。」

「えぇ、でも、異世界人っぽい名前にするのはありでしょ?」

「まぁ、確かに俺と一緒に行動するんだったらむしろその方がいいのかも。」

「じゃあ・・・『龍門 未来』にしましょうか。」

「意味は?」

「私が昔出会った異世界人の英雄の名前を拝借しました。」

「えぇ。」

「まぁ、龍門も未来もかなり古い時代で活躍した忘れ去られし英雄だからね。知らなくても仕方ない。」

「おい、なんで忘れ去られし英雄と出会ったことがあるんだよ。」

「あ、・・・てへっ」

「おい。」

「というわけであなたの名前は未来ちゃんです。」

「わーい!やったー!」


というわけで生活が少し苦しくなった。(食費増えたんだもん。)

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