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神と魔法と転生が、世界を結ぶ物語。  作者: 安全シフト
第三章 人鬼戦争編
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40話 世界観を守りつつ戦いましょう。

「次の相手の攻撃の際に壁が崩れるのに乗じて装甲を壊す。遠距離からだが、OTSの特殊武器・・・まぁ、言ってしまえばレールガンでの支援もあるから、たぶん簡単に装甲は壊せる。」

「レールガン?」

「おい、なんでこの世界にレールガンがあるんだよ。」

「ちなみに性能は・・・国家機密だけど、一つの砲台で大体千発は打てる。」

「ちなみに速度は?」

「光速の約半分。魔法を組み込んであるから多少の無茶ができるんだよ。それと、古代技術をふんだんに使用しているからね。」

「それって装甲ぶち破ってとどめさせませんかね?」

「あのな、体ぶち抜いたからって、そのくらいじゃあ百夜は死なないからな。」

「あ、話に置いて行かれてる気がする・・・」

「ちなみに装填速度は?」

「一時間かかる。」

「台数は?」

「二台。」

「あーそれならまぁ、セーフか。」

「何が?」

「この世界の世界観をぶち壊すか壊さないかのセーフかどうかの判定。」

「・・・弱点わかったからとっとと倒しません?」

「あ、情徒、君のことを忘れていたよ。ごめんね?」

「よし、情徒君の言う通り、の場所を壊すからね。チャンスは一時間につき一回だからね?」

「そっちこそ、失敗するなよ。」

「任せろ。」


百夜の攻撃が飛んでくる。それによって後方の壁が吹き飛ぶ、それと同時に、ソウが百夜がいるところまで跳ぶ。


「砕け散れ——水風無斬(すいふうむざん)!」


と同時にレールガンが発射される———世界観を壊すな。

ソウの攻撃はそのレールガンにも劣らない速さで、気が付いたら、百夜の装甲が裂かれていた。という感じである。


「快成、やれ。」


今度は自分の番である。ちなみに装甲にすきまができたのは3か所、まぁ、3つの武器(兵器)で攻撃されたら、そりゃそうなるよな。(しかもなぜかレールガンとかあったし。)


「『鏡月龍朧・斬・三連』」


三回、その三回を放つだけで、腕がもげそうになる。

だが、もげそうになろうが何だろうが、相手は切れた。後は再生しないことを祈るだけである。


「今のは龍属性の攻撃だろう。簡単には再生できないと思うんだが。」

「いや、今回相手には能力がある。どのくらいの速さで再生できるかは未知数で・・・!」


すでに、再生が完了しようとしていた。今からもう一撃叩き込むのは、体力的に不可能に近い。


「くそっ!、これで再生されるんだったら、切りがない!」

「・・・いや、再生を止めるのは無理でも今回暴走しているのは能力なのだから、それを止めれればいいのでは?」

「おぉ、情徒、ナイスアイディア!で、方法は?」

「そんなものあったら最初から試してるに決まってんだろ!」

「確かに・・・」

「能力の鎮静化ってことかい?OTSなら可能だよ。」

「ソウ!それってマジ!?」

「あぁ、現に今、試そうとしている。ほら、あっち見て。」


上空を指さすのでそちらを見る。すると、上から人が降ってくる。


「ああぁぁぁぁ、落ちるぅ~!」


付和である。普通に自由落下している。(浮遊魔法は使えないようにソウが仕掛けている。)


「なんで上空にいるんだよ。」

「戦っている中で王宮の天井に穴が開いたから、ちょうどよく百夜の攻撃をよけながら侵入させられるな、と思って転移させた。」

「なるほどね。」

「なるほどじゃないわよおぉー!ソウ、後で覚えてなさいよぉぉぉ!」

「やることはわかってますよね。隊長?」

「大体察したけれども~!この落下の衝撃はどうすればいいのよぉ!」

「そこは・・・隊長なんですし、自分でどうにかしてください。」

「この薄情者~!」


あ、百夜が気付いた。

ものすごい速度で付和に向けて攻撃が仕掛けられる。


「あれは・・・危ないんじゃ?」

「あれ?言ってなかったっけ?隊長の能力は能力操作だ。完全に無効化することはできないけれども、血の状態くらいいじれるんじゃない?」


百夜の能力、鬼姫による攻撃(固体)が付和に接触すると、接触した場所が溶けていく。(液体状になる。)


「痛い痛い痛い!単純な物理攻撃としてはダメージ受けるんだからね!この作戦!」

「がんばってくださーい」

「ソウ、てめぇ・・・」

「あれは・・・かなり人を怒らさないと出てこない発言だと思うけど・・・」

「ん?大丈夫だろ、俺が隊長に負けることはあってもやられることはない!」

「あ、そうなのね、ふーん。」


負けることがある時点でやられてる気がするが、気のせいだと思おう。

そんなことを話している間に、百夜のすぐ近くにまで付和が落下する。


「あれで、百夜に隊長が百夜に触れることができればこっちの勝ちだな。暴走しているのは能力なんだから、それを抑え込んでしまえばいい。」


付和の指先が百夜の髪の毛に触れる。

それと同時に百夜の操っていた血がすべて崩れ落ちる。(ついでに空中に浮いていた百夜も意識をなくして自由落下する。


「あ、そういえば、俺らの上って大量の鬼姫の効果で固体化した血が・・・」

「安心しろ、全て液体状になって降ってくる。」

「あー全身真っ赤だわ、これ。」


血の雨が降り注いだ。


「あああぁぁ!落ちる落ちるぅ~!」


百夜を抱いて付和が自由落下する。

抱いている理由は、相手が一応一国の姫だからである。たぶん。


「あ、やべ、浮遊禁止魔法消すの忘れてた。」

「ソウ!貴様おぼえておk」


床に激突した。

ちなみに激突と同時に百夜は上方向に投げ出されているので無事である。


「・・・部下の前でこんな失態をさらすのは珍しいですね。団長。」

「お前・・・後で拷問室に連れて行ってやる。」


そんな物騒な部屋があることを知りたくなかった。


「お、スイアから連絡が来たぞ、あっちは治療も終わって無事だってよ。」


ひとまず一安心である。


「あわわわわわ、どうしましょう、これ、こないだ部屋を直したばかりなのに・・・」

「ナノ様、大丈夫でしたか?」

「うん。私たちはもう近づけなさそうな状態だったから、皆の避難誘導をさせてもらったわ。」


王女が避難誘導される側ではなくする側なのはどうかと思う。


「でも、なんでいきなり能力が暴走したりなんかしたんだ?」

「それについては、調査報告が出るまで待ってもらうしかないわね。」

「調査ってOTSが行うんですか?」

「ん?えぇっと、ま、まぁ、そうなる、かしらね?表向きには。」

「?」

「まぁ、この件は国家間で片づけるから、安心して頂戴。あなたたちにはまた事情聴取とかするかもしれないけど、その時はよろしくね。」

「ま、ことが片付いたならいいか。」


そうして、俺たちは今度こそ、一旦の平穏な生活を手に入れたのだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「さて、今回のことの報告だが・・・」

「快成君なら、問題ないと思うよ。しばらくは放置でいけそう。」

「ならよかった。」

「で、ヤタはこの間何をしていたの?」

「ちょっと調べごとをな、セブンとか、そこら辺について調べてたんだが。」

「何か新しい情報でもあったの?」

「いや、別に有益な情報はなかったよ。ただ・・・」

「ただ?」

「あいつら、いつもに増して干渉を強めている。たぶん暇なんだろうな。」

「結論が悲しいことになってるわね・・・」

「ま、そういうことで、お前も気をつけろよ。」

「えぇ、あ、あと人形の件も忘れずに。」

「あぁ、あれね、あいつに頼んどくよ・・・」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


三日後


バテンの店にて


「でさーその時ドカーン!となってね。それでそれで、シュン!て音がして、ズバババババ!てなってね、それでね、それでね!」

「わかるわかる!やっぱりあのドカーン!には驚いたよね~!」

「おい、スイア、なんでそんなにアトと仲良くしてるんだよ。」

「それはね、こないだ、百夜さんが暴れた時に助けてくれたから、その時に話したらいろいろと話があったんだよ。」

「そう!だから仲良くなったの。ねー!」

「ねー!」

「・・・あのさ、お前ら。」

「ん?どうかしました。バテンさん?」

「俺の店を戦勝パーティーに使うのやめてくれない?」

「そんなこと言われたって、王宮が破壊されたんだから、仕方ないじゃないですか。」

「そうはいってもこっちは料理作る人は一人なんだよね。こっちの気持ち考えてる?」

「まったく考えてませんけど。」

「おい、ナノ、ぶっ潰すぞ。」


こんな感じで、現在非常に平和である。


自分は特にすることもないため、店の端の方でゆっくりと食べている。

まぁ、この場には百夜もカレンもいるため、下手したら戦争勃発の可能性もあるが、まぁ、そんなことはそうそう起きないだろうから、大丈夫だろう。


「隣、いいかしら?」

「ん?あぁアリス・・・様?あなたもいたんですね。」

「ふふ、様なんてつけなくていいから、それよりも、ちょっと話したいことがあるんだけど・・・」

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