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神と魔法と転生が、世界を結ぶ物語。  作者: 安全シフト
第三章 人鬼戦争編
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39話 VS鬼姫 Again

「さて、どうやって前に進もうか?」

「血がある限り、前には進めないってことか。なるほどね。」


ここにいるのは現在俺、スイア、情徒の三名である。


「厳密には進めなくもないけれど、たぶん、進んでる途中で鋭利になった彼女の血で首が刎ねる。」

「それ、本当?」

「本当だね。一度戦ってるからわかる。」

「マジかよ。」


どうやって進むか。極論を行ってしまえば、ここにある血をすべて蒸発させるなりなんなりしてなくせばいいのだが、そんなことしたら、百夜に一瞬でばれる。さすがにこの量の血を蒸発させるのには必要な火力が高すぎるからだ。


「百夜の能力って血を操る能力?それとも血として認識したものを操る能力?」

「どうだろう?そこまではわからないけど?どうした?スイア。」

「私の能力を使って血を水で薄めれば効力をなくしたりしないかなって思ったんだけど?」

「確かにまぁ、一理あるな。それに、もともと能力は概念的なものが多い。試してみる価値はあると思う。」

「情徒が言うなら、試してみるか。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「お前らの仕業だったってことか、今回はどこまで関与している!」

「そんなに怒らなくても、味方なのに。とにかく、胸ぐらつかんでるのはなしてくれる?」

「・・・チッ。」


キルトはカレンを放り投げる。


「もういい、お前は引っ込んでろ。後は俺がやる。」

「張り切ってるとこ悪いけど、なんで暴走させたかわかってる?」

「ナノ国の裏戦力を表舞台にとっとと出すためじゃないのか?」

「不正解ね。正解は快成君の実力を試すこと。わかっているとは思うけど、快成君は今回3つの強力な武器を入手している。これは極めて危険な状況と言えるわね。」

「なるほど、だからあえてこのようなことを起こしたと?」

「正解。ま、ほとんど私が答え言ってたけどね。というわけで、あなたには退場してもらいます。」

「なるほどね、やられたふりでもしとけば・・・ごふぁ!」

「不意を突けばあんたも意外と大したことないわね。」

「ここで能力使うのは反則だろ。」

「あら、戦いに反則もなにもないのよ。っと、来たようね。私もやられたふりでもしてましょうか。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「何とか、たどり着けたな。」

「うえぇ、体中血みどろなんですけどぉ~!」

「我慢しろ、俺らもにおいについては我慢してるんだ。」

「何その私が臭いみたいな言い方!」


さて、たどり着いたはいいものの、すでに俺たちより強いであろう4名(ユニコスに関しては互角といったところか。)がやられている。


「・・・勝てる気がしねぇな、これは。」

「あぁ、俺の能力で解析した限りは、俺たちだけでは勝てない。」

「私はずっと能力使ってて疲れたから、厳しいよ・・・」


どうしたものか、キルトがやられている時点で、とにかくやばい。危険な状態なのであろう。


「こういう時って暴走の原因をなくしたら暴走が止まったりしない?」

「一理あるが、能力という概念に近しいものを壊すのは無理だな。」

「勝ち目が見えねぇな・・・っ!攻撃か!」


百夜が放ったその攻撃は衝撃波である。ただ単に腕を振っただけだが。


「これは・・・当たったら即死だな。」

「わ、私は、いったんあの4人を避難させておくね。」

「あ、逃げるなぁ!」

「俺たち二人だけってことか。」

「えぇ・・・さすがに無理があるって。」

「さすがにスイアもしばらくしたら戻ってくるだろ。今はとにかくあいつの相手だ。さっき解析したときに分かった情報なんだが、キルトたちが与えたと思われる攻撃による傷跡は残っている。だから、理不尽な回復とかはしてこないと考えられる。」

「おぉ、情徒、重要な情報ありがと。なら、今の俺たちでどのくらいダメージを与えられるかだな。」


まずは一発、当てる。


「『鏡月龍朧・斬』」

「がああぁぁぁ!」


効いてはいそうである。


「どうだ、情徒どのくらいダメージ与えられてそうかわかるか?」

「あぁ、今ので大体、HPに換算すると、1%くらい削れてる。」

「まじで?今のかなり全力の一撃だったんだけど。」


あと、1%の割には、百夜の反応大きいな。


「何か、弱点とかってありそうか?」


攻撃をよけながら会話を続ける。


「それが、なさそうなんだよな。どの属性攻撃も有効打に欠ける。」

「じゃあ、どうすればいいっていうんだよ・・・ん?まてよ、今お前、属性攻撃って言ったか?」

「そうだが、どうした?」

「物理なら、押しきれたりしない?」

「不可能ではないと思うが、守りは固いぞ、全身を血を高密度にしたもので覆っているからな。」

「たしかに、さっきの斬撃がほとんど通らなかったのもそのせいか・・・さっきのスイアの能力でどうにかできたりしないかな?」

「どうだろうか、あの血はほぼ固体だ、水となって溶け込むのは難しいと思う。」

「しかも、よく考えたら、その装甲?をとっても血で作られてるから、すぐに再生されちゃうのか・・・」

「そうなると、同じ手は通用しないだろうから、一度装甲をはがして、そのすきに一撃で終わらせるしかないってことか。一撃の威力ならば、お前の攻撃で足りるだろうな。ただ・・・」

「ただ?」

「俺じゃ、装甲をはがせない。装甲の薄いところを特定したりすることは可能でも、はがすのはきびしいな。一撃の威力が足りない。」

「なら、装甲をはがすのは俺たちに任せてもらおうか。」


後ろから声が聞こえた。


「ソウか、よくたどり着けたな。」

「おい、国の精鋭をなめるなよ。」

「ほかのOTSも遠距離から支援できるよう準備してある。近づけなかっただけだが。」

「なら、なんでお前はいるんだよ。」

「ごり押しで入ってきたんだ。おかげで全身傷だらけだ。」

「俺たちが工夫した意味はいったい・・・」

「安心しろ、お前らの場合、工夫しないと死ぬ。」

「えぇ・・・」

「とにかく、今は目の前の敵を倒す。それだけだ。」

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