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神と魔法と転生が、世界を結ぶ物語。  作者: 安全シフト
第三章 人鬼戦争編
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34話 VS鬼姫-②

強大な力が身体へと流れ込んでくるのがわかる。

何とか制御できているが、おそらくは長時間の制御は不可能だろう。


「馬鹿な・・・セブンの力を取り込んだだと・・・いや、違うか、セブンの力をコピーしたのか。どちらにせよ厄介なことを—」


先ほど放った斬撃を一か所に集中させる。そしてそのまま自分自身の持つ剣に斬撃のエネルギーを集め、百夜の首を、斬る。


音もなく百夜の首が切れる。首が宙を舞う。血が降り注ぐ。

探せば似たようなシーンくらいどこかの絵にありそうな感じである。あ、あったわ、大化の改新の時の絵でそういうのあった気がする。

しかしここは異世界である。相手は人ではないからして、首を切ったっからといって死んでいるとは限らない。

そのことに気づかなかったのが悪かった。


「さて、倒したな。これで帰れる・・・そういえば、他国の長を殺して本当に大丈夫なのか?」

「大丈夫なわけないでしょうがぁ!」


もちろん復活してた。ハンドレッドという前例がいるうえで忘れていたのは本当に失態である。おかげでちょっと攻撃されて擦り傷ができた。

しかし、今回はハンドレッドのように意味わからない謎の超回復ではなく、切断された面に空間魔法の転送系統のものをかけて体と首とを間接的につなぎ、さらに能力で血の循環もさせてたらしい。


「げぇ!首切っても死なないのかよ!」

「死なないわよ!そんな簡単に!とにかく!私は!まだ!負けてない!」


共鳴魔法の効果をまだ切っていなかったので、戦闘の続行は可能だが、正直言ってさっきと同じ手は通用しなそうなので面倒くさい。だが、負ける気は一切しない。

それほどまでに、貸し出されたセブンの力は強力だった。


「つぶれろ。『血壁(けっぺき)』!」


四方八方に出現する赤い壁、それが、一気に迫ってくる。

が、しかし、それらの壁は俺にふれた瞬間(厳密には俺が放つオーラのようなものに振れた瞬間。)はじけ飛んだ。


「な、触れただけで破壊したですって!?」


俺はそのまま超高火力の一撃を放つ準備をする。


「止めなきゃ、あれは・・・城ごと吹っ飛ばしかねない!」


今から俺が放とうとしている技はどう考えてもオーバーキルな技である。しかし、百夜ならば生半可な攻撃は相殺しかねないだろう。よって魔導書に記載されている、少し(かなり)強めの魔法を使うことにした。


「『異忌激震』」


「その技・・・なんであなたが使えるのよ!」


技を発動した瞬間。大量の情報が自らの脳内にあふれてくる。だが、全て処理できるわけもなく自分が理解できたのはその中のうちの一部だけ百夜が目の前にいたからか、百夜についての情報を多く理解することができた。なぜ、彼女の情報が流れてきたのかは不思議だが。

そして、情報の波が収まると同時に俺は目の前に広がる構築された魔法陣に魔力を注ぎ込む。


「もう、終わりにしよう。無駄な争いはこれで最後だ。」

「・・・えぇ、そうね、これで、終わりにしましょうか。」


それに対して、百夜も巨大な魔法陣を形成する。


「『終葬歴伝(ついそうれきでん)』」


両者の魔法がぶつかり合う。

だが、結果は圧倒てきなものだった。


「やっぱり、だめかぁ・・・」


そうい言いながら百夜はその場に崩れ落ちる。


「禁忌だもんね。私に、敵うわけがなかったんだよ・・・あ、各軍もやられちゃってるね・・・はぁ・・・今日はとことんついてないや・・・」


その時、キルトから念話が届く、よく念話が届いたものであるが。


「お前を回収してナノ国に帰らなければいけないらしいんだけど。問題ない?」

「好きにしたら~私はもう、動けないし。」

「じゃあ、背負っていきますからね。」


背負う、意外と軽い。人かと疑うくらいには軽い。(失礼だから口には出さない。)


「でも、どうやってこの王城から抜けるつもり?一応、私が負けたってわかったら、部下が突撃してくると思うけど。」

「確かに・・・」

「いいわよ、転移魔法で送ってあげる。」

「動けないのに魔法は使えるんだ・・・というか、そこまでしたらもはや自首だろ。」

「いや、あなたの魔導書の転移魔法使うから、大したことはないわよ。」

「てかそれなら俺が魔法使ってもいいですかね?一応、貴方に信用をまだ置けてないんですが・・・」

「・・・うるさいわね。ほら、転移。」

「おい、ちょっと、勝手に・・・!」


転移した先は確かにナノ国である。別におかしな点はない。王宮の近くだし、そこまで問題はない。ただ、ものすごく高度が高いことを除いて。


「・・・謀っただろ。」

「謀ったに決まってるじゃない。じゃ、死ね。」


そして俺たちは上空3kmから落ちる。


落ちる速さは非常に速い。よくわからないけど、たぶん数十秒で地面に作っ着きそうである。


「くそ!このままだとお前も死ぬぞ!」

「あ、魔導書は没収しとくね。」

「あ、やめろ!くそ・・・まずい。」


急いで空中浮遊系の魔法を発動しようとする。だが・・・


「がふっ・・・!」


ナイフで心臓を貫かれた。


「ふふ、私の勝ち・・・だね・・・」


そのまま百夜は意識を失う。


仕方ないのでキルトに念話する。


(キルトぉ、このままだと、たぶん俺、死ぬ。)

(うん、知ってる。後は任せな。俺じゃないけど。)


ちなみに、ものすごい速度で落ちている。この世界の物理法則知らないから、というか、中学生だから、式わかんないから速度を求められない。

そのまま、地面が目の前まで迫ってくる。

そして、地面と激突・・・せずに上方向に吹っ飛ぶ。


「・・・・・・!?」

投稿内容にミスがありました。すみません。

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