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神と魔法と転生が、世界を結ぶ物語。  作者: 安全シフト
第二章 独裁統治編
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28話 VSナノ-決着

さて、ユニコスはナノのことを殴りたいとか言っていたが、ユニコーンの状態ではたぶん無理なので、あきらめてもらう。そうしたら、「代わりにお前が一撃入れてやれ。」と言われた。最初からその気持ちだっての。

そろそろ合図が来るであろうから、剣を構えておく。が、ナノの様子が先ほどとは少し違う。まさか・・・


「ちっ、詠唱完了しやがった。仕方ない今だ。行け!」


「『神秘なる大地への祝福』。」

「『contraindication0・斬』!」


神秘なる大地への祝福。それはすべてを地へと返す魔法。すべての命に等しく最後を与える魔法である。それに対して、こちらは禁忌属性の攻撃。普通に使えば超強力なはずなのだが、俺が使っているため出力が低い。どのくらい低いかというと、神秘なる大地への祝福を止めるのが限界で、ナノにまで攻撃が届かないのである。だが、これも想定内である。


「ユニコス!俺をナノの後ろ側に吹っ飛ばせ!」

「それで成功するんだな!では、いくぞ!」


そして、ユニコスは背中をなんというか、こう、トランポリンの跳ねる時みたいな感じで動かし、俺をうまい具合にナノの後ろ側に吹っ飛ばした。ちょっと雑だった。悲しい。

そして俺は無属性魔法:幻影を使用し、ユニコスの上に乗ったままのように見せる。こうなってしまうと、ユニコスだけがものすごい勢いで攻撃を受けることになあってしまうのだが、許してほしい。そうでもしないと、背後に俺がいることがばれちゃうからね。


そして、後ろから唱えるのは、禁忌属性の中でも使用エネルギー(魔素量)が多い技である『禁忌の暴虐』。

非常に危険なのだが、今回はなんか行ける気がしたから(ハンドレッドみたいに耐えてくれる気がしたから。)使用する。しかし、前回と同じ方法で唱えると俺も危険なのと、やっぱり少しナノが心配なので出力を調節する。それに役立つのがこの魔導書。セブンからもらったやつである。この魔導書に禁忌の暴虐の項目があったから、それを使って発動する。そうすれば、俺は魔力を魔導書に流すだけでよくなる。そして、俺がくらうダメージも俺が魔力量を調節するため、少なくなるはずである。


「『禁忌の暴虐』。」


その異質さにさすがにナノは気づいたが、もう遅い。

それを直接くらって普通なら大変なことになるはずなのだが、今回はナノの中にある禁忌の力と相殺されてしまうため、大したことにはならない、むしろ、何も起きない。(爆発とその衝撃波は起きているが、ナノ自体にはほとんど何も起きていないということである。不思議である。)、ナノが吐血はしたけどその位である。ちなみに俺は手足がしびれて動かない。まぁ、これくらいで済んでよかったと思・・・あ、やべ、やっぱダメだ、意識飛ぶわ、これ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「・・・ん、あ。朝か・・・」

「は?何寝ぼけてんの?起きるまで8時間もかかるとか寝すぎだろ。」

「ん?ユニコス?なんで怒って・・・あ、思い出したわ。」

「ようやく思い出したか。あの時はまじで・・・」

「よかったよね。俺の完璧な作戦でナノをの禁忌を相殺して・・・」

「違うわ!いや、あってるけれども!あの禁忌の暴虐とかいうやつに爆発するとき少し当たったんですけど!?めちゃくちゃ痛かったんですけど!?おかげで角に傷ついたし!」

「あ~軽傷ね。よかったよかった。」

「お前・・・覚えとけよ・・・」


そんな会話をしていると、部屋の扉の方に数人が近づいてきている気配がある。

部屋に入ってきたのは一人の偉そうな少年と、その護衛である。


「ユニコス、連絡ありがとな。こいつが神宮寺 快成・・・転生者か。よくあの状態のナノに勝てたな。かなり無茶をしただろう。今はゆっくりと休んでおけ。」

「誰だお前。」

「ナノ国の王であられる。ゼナ様です。」


あ、なるほど、王様ね。なるほど、俺さっき誰だお前とかって言ったけど大丈夫かな?


「心配は無用だ、別に大衆の前というわけでもないからな。むしろため口でしゃべってくれた方がうれしい。」

「あ、そうですか。といっても、今はもう完全に回復してますから、すぐに動けますよ。」

「おい、ため口を使ってくれた方がうれしいといったじゃないか。」

「えぇ・・・」

「まぁ、それなら・・・ユニコス。こいつを小会議室に連れて行ってやれ。大会議室は破壊されたしな。」

「うわぁ、やっぱり被害大きかったんだ。床、抜けてたもんね。」

「いや、大会議室が使用できないのは禁忌の暴虐の爆発時の衝撃によって壁と床の一部に穴が開いたことが原因ですね。」

「あれ、おかしいな。」

「まぁ、気にしないでくれ。君に賠償請求するつもりなんてないさ。すべては王家の予算から出す。ともかく、動けるのなら小会議室に急いでくれ。いろいろと話さなければいけないこともある。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


会議室に入ると、いるであろう人たちが全員いた。情徒、スイア、キルト、ホスカ、ブン、フミ、付和、与李、ソウ、アト。それと、ナノ、ゼナ、さらになぜかバテンまでいる。ちなみにユニコスとフェンというらしい人、要するに王の側近たちは立っている。一応、ゼナとナノの後ろにいる。

席順は適当だが、同じようなグループに所属している人たちが近い位置に座っている。


「さて、全員がこの場にそろったところで、まずはこの国を治めるべき立場にあるものとして謝罪をさせてもらう。ナノをこのような状態にさせてしまい、すまなかった。」

「私からも、先ほどまでのことはあまり記憶にないのだけれど・・・とにかく、申し訳ございませんでした。」


ゼナとナノによる謝罪から始まる。

そのあとは今回の被害報告と、その賠償内容についてなど、つまらないことが続いていた。フミなんてもう寝てるもん。アトは起きてるけど。

しばらくして、ようやく俺の聞きたい内容が話された。


「今回のナノの暴走経緯だが・・・ゼナがいなかったのが寂しくて気づいてほしかったから。だ。」

「「「は?」」」

「また、その感情に付け込んで外部から2重に精神操作および思考誘導があったため、今回のことに至る。」

「うぅ、恥ずかしい。」


至らないんだよ。普通。おかしいって、


「で、今回のその精神操作とかっていうのはいったい誰が行ったのかということはわかっているのか?」


キルトが質問したけど、やっぱりそこが気になるよね。


「今回2重に精神操作などがあったといいましたが、そのあとの方にかけられた方についてはどこの組織かということの目星はついています。しかし、最初に精神操作等を行った者については現在も捜査中です。」

「で、そのわかっている後から行ったやつっていうのは誰なんですか?」

「国際犯罪組織のうちのコード:001~005のどれかの組織です。」


おう、何も伝わらなかったわ。こっちには。


「どうせ、白か黒だろ、あり得る組織は。」

「えぇ、その可能性が高いとみて現在操作を進めております。」

「隠蔽する気か?また。」

「バテンさん、何が言いたいんですか?」

「同じことを繰り返してても何も生まれない。そう言いたいんだよ。」


・・・?


「確かに、前王や前王女も白と黒のせいで行方不明なんでしたっけ?ゼナ様」

「そうだよ。アト、正解だ。よく勉強しているな。」

「えへへ。」


これは、あれかな?王家の中の話・・・要するによその家の話みたいな感覚で聞いていればいいのかな?


「あ、そういえば、アト様があの時付和さんを攻撃したのって何か意味はあったんですか?」

「快成?何の話してるの?」

「あの件については現在捜査中だ。本人はあの間の記憶が無いといっているからな。それに、まだ幼いから、無理に捜査をするつもりもない。それに、原因を知ってそうな人物も特定済みだからな。誰かは、言えないんだが。」

「なるほどね。」


そしてまた、俺の知らないような話が始まる。長いよ、この会議みたいなやつ。もう2時間経過してるからね。長いって、本当に。


「そろそろ眠くなってきたわね~。寝ちゃおうかな?」

「やめとけスイア、一応ここにいるメンツ俺たちよりほぼ全員立場上の人たちだからな。」

「は~い。それにしてもすごいわね。あの二人、ずっと立ってるんだもん。よく疲れないわね。私達なんて座ってるだけでも眠いのに。」

「いや、勝手に俺たちも眠いってことにしないでもらえるか?」


まぁ、そういっている情徒も眠そうだけどな。まぁ、難しいことは無しにして、寝てしまうのもありなのか?

・・・待てよ。側近が二人?おかしいな。ゼナの方は各国を回ってたんだよな。なのに、なぜ護衛として側近を片方連れて行かなかったんだ?外出用の側近でもいるのか?第一女王の独裁状態であるという情報がなぜ王にまで伝わっていなかった?いや、さすがに独裁状態であることが王に伝わらないのはおかしい。ということは。もしかして・・・


()()()()()()()()()()()()()()()()()・・・?」


「ん?何か考えや意見でもあるのか?快成さん。」


「あ、えぇっと・・・」


その時だった。ソウが口から血をふきながら倒れたのは。

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