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神と魔法と転生が、世界を結ぶ物語。  作者: 安全シフト
第二章 独裁統治編
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24話 爆破くらいなら気にしない。

アトの殺人未遂を前に驚いている俺たちすると、ドォンという爆発音が町の中心部でなる。


「何の騒ぎだ?」

「あ、タジン、今起きたんだ、遅くない?」

「眠かったんだ、仕方ないだろ。」

「お前が一番早く寝たのに?」

「そんなことより、あの爆発はやばいな。OTSは現地にいるのかい?」

「えぇ、ほんの数名ですが、すでに現地に到着しているとの連絡は入っていますね。」

「一応、分身体を爆発したあたりに配置させて様子を見てみたが、たぶん、ナノが仕掛けた爆発だな。たぶん目的はお前らの分散だな。」

「一気に相手にするのは難しいから、戦力を分散させて少しずつ相手していくということですか。なるほど。簡単ですが悪くはない作戦ですね。」

「だけど、結局相手にする人数は変わらない。ゆっくり倒していくつもりなのかな?」

「はいはーい質問質問、ゆっくり倒すと何か変わるんですか?」

(フミ)静かにしなさい。」

「だってぇ、さっきっから私達蚊帳の外だよ。」

「でも静かにしてなさい。」

「えぇ~(ブン)お兄ちゃんのケチ。」

「ゆっくり倒せば、ナノは体力を回復できる。あとは・・・まぁいいか。」

「いま、国家機密のこと言いかけましたよね。付和姉さん。」

「気のせいよ。気のせい。」


ダメだな、こいつらは。

というか、付和はなぜ元気に会話しているのか、さっきアトに体貫かれたばっかでは?あ、なるほど、ソウがものすごい出力で回復魔法かけてたのか。なるほど。


「まぁ、とにかく爆発した方にはギルドの役員を行かせるので安心してください。」


それは安心できることなのかよくわからないが、今回はそれが安心な作戦なのだと信じて行動するしかないのかな。


「それじゃあ、タイミングは少しずれたけど、もうこれ以上被害増やしたくないし、とっとと王宮に突撃しましょう。」

「がんばれお前ら。」

「がんばってねー応援してるからなー」


心のこもっていない応援がバテンとタジンから発せられる。


「あ、女王倒したら、店壊れた分の賠償させろ。頼んだぞ。」


いやいや、店は穴一個しか開いてないし、賠償請求するほどでもないと思うが・・・


「何か問題が?」

「ないです。」


口に出してはいないはずなのだが。


「じゃあ、賠償請求はしてあげるから、その代わりにアト様を預かっといてね。頼んだわよ。バテン。」

「付和てめぇ、俺に仕事を押し付けやがって。」


「さあ、出発しようか。」




王宮の近くまで来た。眠い。

というわけで現在のメンバー紹介あと、役割も。


〇チームA とにかくナノを倒しに向かうチーム

・俺(神宮寺 快成)

・スイア

・情徒

・ユニコス


〇チームB ナノを倒すまでの道を開けるチーム

・キルト

・ブン

・フミ

・ホスカ


〇チームC OTS以外のほかの組織に対応するチーム

・付和

・与李

・ソウ


「というわけで、作戦を発表します。」

「「「ゴクリ・・・」」」

「今回の作戦は・・・」

「「「・・・」」」

「正面突破です!」

「「「ふざけてんのか。」」」


付和から発表された情報に一同困惑である。一応作戦会議してたキルト君とユニコス君、納得の表情をしている。


「なんで正面突破なんですか!?絶対に返り討ちにされるじゃないですか!」


この王宮はほぼ正方形の敷地となっている。(建物が正方形だとは言っていない。)

それなので横から攻めるか後ろから攻めるか、それとも前から攻めるか(なんでこんな言い回しなのかというとこの世界の東西南北が俺には不明なためである。)となり、普通なら全方向から攻めたりするものだと思っていたのだが、違うらしい。


「今回、王宮にいる兵士たちが分散されて配置されていることは実はユニコス含むいろいろな情報網から把握済みでね。王城と違って絶対に守らなければいけない施設が存在しないから、守るべきものは人だけ、要するにナノ様さえ守れればいいからすべての箇所に均等に兵士たちが配置されている。だからこそ、一か所に絞ったのよ。」

「だとしても、正面である必要はないのでは?」

「それは、王宮の後ろは庭になってて建物にたどり着くまで大変だから、横は・・・少しばかり厄介なやつがいるのよね。まぁそこの対処はOTSがするからあなたたちは気にしなくていいけれども。」

「それで消去法で正面になったということですか?」

「その通り!」

「なんで誇らしげなんですか・・・」


とにかく、計画によるとOTS以外の組織があるらしいから、そこら辺の組織との交渉などはチームCが行い、ナノの近くにたどり着くまではチームBが戦う、そして、ナノの前に来てそれまで体力を温存しておいたチームAが戦うらしい。


「ほかの組織って何ですか?」

「大体国家機密だけど、例としては騎士団とかね。まぁ、あそこは完全に操られちゃってるから、交渉は無理でしょうけどね。」

「そこらへんは付和に聞いても答えてくれないと思うからあきらめたまえよ。快成君。」

「キルトねぇ、私以外に聞いても答えないわよ、普通。」


兎にも角にも王宮にとっとと突っ込んでナノを倒してこなければ。

というわけで、作戦が始まった。

「このアトって子大丈夫なのかね?」

「少なくとも今は落ち着いているし大丈夫だろう。」

「何かきっかけがあったからさっきみたいな事態になったんだろ。原因はつかめたか?」

「いや、まったく。ただ、この子の気配どこかで感じたことのある気配に似ている気がするんだよな。」

「種類的にはどんな?」

「わからない?あまり見ないタイプの気配だな。」

「要するにわからないってことか、バテンよぉ。」

「セブンに聞けば何かわかるかもしれないが・・・ま、俺たちが干渉する必要もないだろう。」

「どうかね。これは今回初めての事案だけれども。」

「今回はイレギュラーなんだろう。何が起きても不思議ではないさ。」

「そういうものかね。」

「そういうものだ。」

「そういえば、さっきの爆破って無視でいいのかね。」

「ん?人的被害は皆無だったからな、無視でいいんじゃない?」

「なんか、雑だな。」

「確かに、まぁ、そういうもんだろ。」

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