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神と魔法と転生が、世界を結ぶ物語。  作者: 安全シフト
第二章 独裁統治編
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22話 作戦会議?

「あなた、ナノ様の護衛をしてたんじゃなかったの?」

「・・・」

「おい、なんか喋れよ。」

「・・・」

「店破壊されたからな。拷問ぐらいは手伝ってやる。さっき急所を外したせいでさらに怒りが。」

「・・・」


穴開けたのはあんたじゃん。というよりも、体貫通してたら急所もくそもなくもう重症なのよ。


「ねぇ、ユニコスさん。ナノ姉・・・ナノ様に何があったのか話してくれないの?」

「・・・」


あ、『ユニコス』っていうのね、こいつ。


「・・・」

「仕方ない、拷問するか。」

「契約違反なのでやめてください。」

「ちぃ、つまんねぇ。」

「いや、拷問できなくてつまんないとかいうのはかなりやばい人よりの発言だからやめといた方がいいぜ。」

「うるせぇ、タジン。」


そして店員の名前も判明『タジン』って名前らしい。


「あなたも現在進行形で契約違反ではありますけどね。」

「仕方ねぇなあ、これでいいんだろう。」


そう言うとタジンがその場から消える。

そして、いなくなっていたほかの店員たちが姿を現す。

なるほどね。店員が融合?してあの姿になっていたと。あ、逆に本体から、分身したのが、店員っていう可能性もあるのか。

融合した後の姿は男に見えるんだけど。融合前は多種多様な姿なんだよね。性別もばらばらだし。


「まぁ、拷問するっていうのも手ではありますが・・・」

「たぶん拷問しても吐かないよね。」

「だから俺が拷問するって言ったじゃんか。」

「契約・・・」

「うるさいなぁ、もう。」

「第一私たちの中に拷問得意な人いないですよね。」


与李、たぶんそういうことじゃない。


「あ、ちょっとギルドから連絡来たから。いったん席外すね。」


ダメだろ、お前は席外しちゃ。仕方ないけどさ。仕方ない。少し待つか。





少し時間がたった。


「連絡内容だけど、ギルドの本部も襲撃を受けたみたいだね。」

「その言い方だと、あいつも失敗したか。」

「お、ようやくしゃべってくれたね。さて、どうしようかな?」

「ユニコス、君はなんでこんなことをしたんだい?喋ってくれると嬉しいんだが。」

「ん?これ、誰かが仕込んだのか?」


店長・・・バテンが虚空を見つめ、見ているのはアイスピックが通った軌道上の空間である。


「なんかありましたか?そんな、虚空を見つめて・・・」

「空間の歪曲か・・・なぜ・・・」

「空間歪曲ですか?それで軌道がそれて急所を外した。と?」

「あぁ、なんだ、そういうことか!」


突如バテンが空中を全力で殴る。その拳は宙で止まり、何かを砕いた。


「あああぁぁぁ!またしても契約違反を!」

「今のは仕方ないだろ。だってあの空間歪曲、監視機能あったんだから。」

「壊したんですか?監視機能。」

「あぁこの一つだけだっただろう。」

「・・・それなら、話せるか。」

「あ、何あなた監視されてるの分かってたから私たちに何も話さなかっただけ?」

「その通りですけど。」

「なんかむかつくわね。その言い方。」

「で、何を話してくれるんだい?」

「今回のナノ様の計画のすべてです。」

「お、意外としっかり喋ってくれるんだね。」

「まずは、今回の犯行(?)動機から。」

「あ、そこからなのね。」


以下略


現在、この国『ナノ・ムルカス・テラ・ロスワチテン』の王女は『ナノ』、王は『ゼナ』という人らしい。

で、その王のゼナが現在各国を回っていろいろ仕事をしているらしく。

そのすきにナノが暴れ始めたのが問題となっているらしい。

しかも、このナノが暴走し始めたとき、何者かの精神干渉があったらしい。原因はそれだと思われるのだが、それによってナノの欲望が肥大化され、この国を独裁状態で支配しようとしている。というのが経緯らしい。

さらにこの精神干渉、誰が行ったか不明ならしい。

ちなみに操られているというわけではなく、一時的に思考誘導されていただけらしいのだが、思考誘導を解除したのにもかかわらず、それが現在にまで続いてしまっているらしい。

それでナノの周りの人たちは自分たちが処刑されないようにナノにいろいろと合わせて行動しているらしい。

聞いてる感じ、国の組織がダメなのでは、と思ってしまう。ナノがおかしくなった時点で行動したのはいいが、そのあとの対処をしていないのが悪い。


「あー思考誘導は解除してたんだ。ふーん。ただ、そこのあたりはただの武装組織であるOTSには解決しかねる問題ね。」

「じゃあ、他の組織は出せないんですか?例えば・・・」

「はい、アト様ストップ~、それ以上言っちゃだめだよー。この国は意外と秘密組織が多いんだからねー。しかも、今回の問題はその別組織の関与が考えられるのよね。話を聞いていると。」

「まぁ、出せるとして、1組織だけだろ、OTSと騎士団以外だと。」

「あの組織、役に立たないのよね。」

「同意します。」


付和とソウによる会話を聞く限り、たぶんダメだ。これ。

というか、なぜ、国の組織が王女に反旗を翻すようなことをしているのかという点なのだが。


「俺のギルドメンバーが混乱しているから伝えておくけど、この国・・・いや、世界か、はいろいろと複雑でね。なんというか、複数の組織が複雑に絡み合って社会が成り立ってるんだよね。もちろん国の組織も社会の中にある組織と相互に関係しあっているから。まぁ、女王を利用しようと思うことは考えられないわけじゃないんだよ。」

「要するに全然わかりませんでした!」

「私も!」

「俺も。」

「お兄ちゃん。それってどういうこと?」

「俺もわからん。」

「私もわかんなかった。」

「どうしよ、ギルド無能しかいないかもしれない。」

「いや、でも今の説明がわかりにくかったのは事実だと思うが、要するに国の組織と社会の中の例えば犯罪組織、が手を組んでいる可能性だってあるというわけだよ。」

「要するに国家の組織が、全てが国の味方をするとは限らない。ということだ。あ、俺たちOTSは国家の味方で市民の味方な。」

「自分からそういうことを言う組織ほど信用がないがな。」

「えげつないこと言うよね。バテンさん。」

「あぁ、だんだんわかってきた。要するに、国家組織の中に犯罪組織が紛れ込んでいる可能性もあるというわけですね。」

「その認識で、あってるわね・・・あれ?じゃあ、わざとなの?でもなんで?」

「ん?付和さん。どうかしましたか?」

「あ、いや、なんでもない。」

「まぁ、今はその組織が不明なので、できることはナノ様を正気に戻すことくらいですかね。」

「方法はあるの?」

「あることにはあることが判明しているんですが・・・」

「なに?行ってごらん。」

「禁忌属性によってナノ様が侵されていることはわかっているので、禁忌属性で相殺する。ということなんですが。」

「禁忌属性?それなら・・・」

「まった、俺たちはやらないぞ。」

「「「・・・」」」


バテンの拒否とタジンの無言の圧力。タジンは複数人いるため圧力が特にやばい。

というかこの反応ってことはこの2人(?)も禁忌属性を使えるのか。


「・・・俺たちOTSの力だと、禁忌の力を破壊することはできますが、今のナノ様が相殺しなければならない状態ということなら。もう、コアだけを破壊することは不可能な状態にまで達してしまっているから。相殺することによって。ゆっくりとコアを消滅させる必要があるということだろう。なら、俺たちはもう力になれないな。少なくとも直接ナノ様を救うという意味では。」

「ちょっと、ソウ!そう簡単に決めつけないでよ・・・」

「無理なものは無理だ、ただ、希望がないわけではない・・・快成君、君は禁忌属性を扱えたね。あれをナノ様にに出力を抑えてぶっ放すだけだ。簡単な仕事だろう。出力の微調整はこちらが受け持つから。手伝ってくれないかな?」

「おい、勝手にいろいろ進めるな。ソウ、あくまでも団長は私で。」

「その依頼は、受けるしかないんですよね。なら、受けます。」

「じゃあ、交渉成立だ。あ、成功したら、いろいろ報酬はあるからね。」

「おい、まだ団長である私は何も言っていな・・・」

「そういうわけで、団長、よろしくお願いしますね。」

「ソウお前、私のこと舐めてるだろ!」

「あ~!二人とも、喧嘩はその辺りにしておいてくださ~い!」


作戦会議(?)は夜まで続いた。

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