表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神と魔法と転生が、世界を結ぶ物語。  作者: 安全シフト
第二章 独裁統治編
20/130

16話 本当の敵-②

「なんだよ、その剣、さっきまで持ってなかっただろうが。」


付和が手に持っているのは大剣である。美しい宝石も埋め込まれており、ものすごく高級そうである。


「あなたたち相手に時間をとりすぎました。これで片づけます。」


剣を一振り振るう。それだけでの衝撃で大地が抉れ俺たちも吹き飛ばされる。


「なぁ!」


幸いにも小屋とは少し離れた向きに技を打つってくれたため、小屋は無事だが、攻撃が当たっていたら吹き飛んでいただろう。


「・・・っ、まずいな、これは、このままだと、押され切って負けるぜ。」


情徒が焦りを見せる。そして、スイアに関しては・・・


「いない・・・」

「あいつのことなら、たぶん大丈夫だろう。体を水分にして衝撃をほぼ0にしたんだろう。ただ、体を水分にしたものが今の衝撃で散ってしまったから、復活するには時間がかかるかもね。」

「さて、次でとどめを刺させてもらいますよ。」


ゆっくりと近づいてくる付和、もちろん俺たちはよけなければいけないのだが、


「足、やられたな。」


情徒が左足を折ってしまい、動けない。


「回復魔法で大体5分くらいだから、それまで耐えてくれ。」

「な!5分だって!さすがにそれは・・・」

「弱気になってはいけないよ。自分たちも手伝うからさ。」

「ソウ!何言ってるの!?あんたは付和姉さんの行動に賛同してたんじゃなかったの!?」

「あー、あれね。全部演技だよ。この時のための。で、君も彼を手伝うんだろう。与李。」

「そうね。付和姉さんを倒すチャンスはキルトが用意した異国の武器がある今しかないか。」

「ふーん、裏切るんだね、あなたたち。」

「裏切るだなんて、ひどい言い方をするじゃないか。国を裏切った女王様について行っているのはあなたなんじゃないですか。」

「いや、厳密には付和姉様は裏切ってない、裏切らされていいるというのが正しいんでしょ。ソウ。」

「あ、君も気づいてたの?与李。」


確かに、与李の言うとおりだ、付和の周りの魔力の流れを見る限り、たぶんこれは。


「ううん、気づいたのはつい最近。あの大剣、付和姉さんが使い始めたのは最近だもん。しかも、あれは確か女王様から受け取ってたものだったはずだし。やけに剣に使われている魔石の量が多いんだよね。」


やはり、あの大剣は特殊なものらしい。


「あの大剣あれを壊せば、付和姉さん。元に戻るかなぁ?」

「そんなに心配しなくても、元に戻ると思うよ。というわけで、いくよ、快成君。」

「名前なんて、教えてましたっけ?」


自分の名前はスイアや情徒と違って有名ではないはずなのだが。


「気にしたら負けだ。ほら、来たよ。」


大剣がすぐ目の前にあった。とはいっても1Mぐらいはあるが、移動してくる速度的には目の前なのである。


「アイスウォール!」


今回は前回よりも氷の密度を高めてみた。また、威力が分散するような形にもしてみた。あれだ、元居た世界の盾を参考にしてみた。たぶんこっちの世界にも盾ぐらいあるだろうが。

なので、この高威力な一撃もこの氷の壁が受けて俺たちは無傷なはずである。


結果 アイスウォールが半分砕けた。


「痛ってぇ!破片刺さった!」

「何してんの、自分の作った壁で怪我する奴がどこにいる。」

「ここだろ。」

「やめろお前ら、というかとにかく情徒は急いで怪我の回復しろ。」


とにかく、次の攻撃が来たら、たぶん防げない。というわけで、こちらも何か動かなければ。

というわけで早速動いたのが、スイアである。

・・・お前、さっきまでいなかっただろう。

後方から攻撃を仕掛けていく。そして、付和の注意が後方に向く、ということは。


「前方不注意って言葉知らないのかな?団長!」


ソウの剣が付和の首へと迫る。

だが、それだけなら付和はたぶんだが、片手で防げる。

なので、俺たちも一気に攻める。

なので、ここでセブンとの別れ際にもらった魔導書を使ってみる。

また、魔法のタイミングも与李に合わせる。


「Invincible began・(つい)

「フレイム・オブ・ブリザード」


二人の攻撃が重なり、スイアとソウ、両者とも違う、別の方向から強力な一撃が放たれる。

そして、禁忌属性の俺の攻撃と氷・火属性の与李の攻撃が付和を襲う。


「・・・っ、禁忌属性・・・なんで、お前なんかが使え・・・ごふぉ。」


付和の全身から血が噴き出す・・・禁忌属性、前回も対象は違うがこんなのだったような・・・

さらにとどめに情徒の正拳突きが刺さる。無属性の「跳躍」を利用していたため。ものすごい速さで突きが飛んできた。

あ、てか回復してたのね。教えてほしいよ。こっちにも。


「これで、倒したかな?あとはあの武器の破壊なんだけど・・・これ俺の能力で見た限りは簡単には壊れないね。あ、一応、俺の『全ての真実』は偽りの情報を入手することはないから間違いはない。まぁ、全ての情報を入手できないことは全然あり得るけど。」

「うーん、あの武器の破壊ねぇ、物理と魔法で両方にしっかりとした防御結界があるから。どうしたものかね。」

「どうしたものかねってソウ!あれを破壊できなきゃダメなんでしょ!どうするのよ」

「能力なら壊せたりしない?例えば私の『時雨百矢(しぐれひゃくや)』とかで。」

「それは・・・団長の能力的にやめた方がいい。」

「その団長・・・付和さんでしたっけの能力って何なんですか。」

「さすがに国の軍の団長だよそう簡単には教えられないね。ただ、いろいろと手伝ってくれたからね。一つだけ言えるとすれば、能力に関する能力ってところかな。」

「ちょっと!あんまりそういうこと一般人に言っちゃだめなんだからね!注意しなさいよ!」


あと、戦闘を重ねるにつれて与李の態度というか口調というかが少し変わってきている気もするが、気のせいだろう。


「でも、本当にどうしようか。このままだとこの武器を壊せなくって詰むんですけど。」

(お困りのようだね。君たち!)

「この声・・・キルトか!さっきは勝手に念話を切りやがって、だがまあ、連絡してきたってことは何か策があるんだろう。」

(その通り!そこの拳銃の最後の一発にものすごい破壊力を含めておいたから、それで武器を破壊すればいいのさ。あ、ちなみに禁忌属性だから扱いにはきおつけてね。)


そういわれて一発残しておいた『SAKURA M360J』を見る。見た目は何も変化ないが、なんかこうまがまがしい感じがする。あくまでも気配でだけど。


「なるほどね。確かに禁忌属性かつここまでの威力なら簡単に・・・て、おい、なぜこいつだけゃなくおまえまでもが禁忌属性を使えるんだ!」


ソウさんにも念話がつながっていたとは驚きである。にしても、禁忌属性ってそんなにやばいのか?


「ま、まぁいいじゃない、武器を壊せるのなんて付和姉さんが気絶している間だけなんだからさ、早くしよ、ね。」


いったい魔法をもろに受けて全身血だらけの人間に対して気絶とかどうしていえようか・・・いや、確かによく見たら死んでないんだけどさ。息してるもん。こいつの肺どうなってるんだよ。

じゃなくて、そんなことはどうでもよくて、とにかく付和が持っていた大剣に近づきゼロ距離から撃つ。

大剣が砕け散る。なんで?


「お、これが禁忌属性か、初めて見たけど、凄まじいな。」

「え、情徒お前はじめて見たの?俺なんかよく見てるけど?」

「あなた、後でことが終わったら、国に呼んで尋問ね。」

「はぁ!?なんで・・・」

「ま、ことは終わったんだし。とっととギルドに戻りましょ。」

「あー、その必要はないかな?国がらみのものをギルドに持ち込みたくはないからね。なんかあったときには自分に責任が来るし。ここでこの依頼の片づけをしようか。」


目の前にキルトがいた。転移系の魔法でも使ったのだろうか、それとも、最初から近くにいたのか。


「君・・・ギルドのリーダーだね。なるほど、そういうわけだったか。」

「ソウ君がどういうわけを認識したのかはわからないけれども。この依頼のいろいろな事実を教えてあげようと思って。ここまではるばる来てやったよ。」

「あなたのさぼり癖は有名ですもんね。どうせ今回も会議さぼってるんでしょう。」

「与李さん、なんでわかるの?」

しばらくは更新ペースが遅くなりそうです。ため込み分がなくなったから仕方ないです。たぶん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ