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神と魔法と転生が、世界を結ぶ物語。  作者: 安全シフト
第二章 独裁統治編
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10話  衣食住の住を整えましょう。

「うめぇ。なんでこんな世界に来てまで日本食が食べれるんだよ。ふざけんなよ。最高じゃねぇか。」


現在、無事試験に合格した俺はキルトが用意しておいてくれた夕飯を食っている。


「日本食、再現するの大変だったんだよ。マジで。同じ材料とか一つもないからさ。」

「いやぁ、マジでありがたい。ありがたすぎます。おいしかったです。ありがとうございました。ごちそうさまでした。」

「感謝のしかた、独特すぎるだろ。」

「証明書の発行終わりましたよー。」


係の人からの連絡があり、急いで皿を片付け、証明書の確認に移る。

そこには、俺の名前が書かれてあり、写真が貼ってあり、ランクがAと書かれている・・・


「え?俺はBランクの試験を受けたはずでは?」

「君が強かったからAランクでよいという意見に至ったのだよ。」

「え、マジで?」

「マジです。」


まぁ、困ることもないし別にいいだろう。

BとAだと、かなりの差が生じるらしいが、それだけ自分が評価されているということである。喜ぶべきだ。


「さて、そろそろ夜だし俺は帰ろうかな。あ、システム的にその証明書がカードとして使えるようになるのは明日以降だから、気長に待っときな。」


と言ってキルトが席を立つ。


「あ、じゃあ俺も帰りm・・・」

「ん?どうした?」

「家、ねぇ」

「セブン、あいつ、人に任せすぎじゃねぇか?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ということで、無事アリス領まで戻ってきた。

なんでって、ここに家を作るからです。えぇ。

土地はキルトが買ってくれた。

というかアリス様が無料でくれた。

意味が分からない。

アリス様曰く「うちの領民が増えるなら大歓迎だよ!」とのこと。

あと、知らなかったけどキルトとアリスは昔から知り合いらしい。

ちなみにアリスの側近の3人は先に帰っていた。


「というわけで家を作るんだが、」

「まずは木材ね。あなたに渡した土地・・・渡したといっても税は払ってもらうね。は山のふもとにある。そして木がうっそうと生い茂ってるのでその木をぜひ使ってくださいね~。」

「なぜおまえがいる!」

「アリス様がなぜここに・・・」

「そりゃあどんな家ができるのか興味があるからじゃない。」

「いつもは見に来ないくせに・・・」

「いつもって何よ?今回が初めてのはずですけど?」

「「・・・」」


二人の間に流れる沈黙・・・これ辛い


「ま、まぁ、ともかく、どんな家でもいいので作ってくれるのはありがたいのでとっとと作ってしまいましょうよ。」

「何目線だよお前・・・」

「じゃぁ、私が家の構造を考えるから、キルト、あなたは木を加工しなさい。で、えぇっと快成であってたっけ?は、木を持ってきてほしいわね。」

「剣で切ってくるって感じで大丈夫ですか?」

「そ、そしたら、あとはこのバッグに詰めてくれればOKね。」


と言って俺に一つのカバンを渡す。


「あ、おい、ギルドのやつだろ、勝手に改造したな。てめぇ。」

「これはギルド会員に配られる異空間収納バッグでね。首から下げれるようになってるよ。生きたものは入れることができないんだけど、死んだものや、生き物じゃなければなら問題なくほぼ無限に入る優れもの。で、それを勝手に改造して、二つのバックと空間共有させたのが、こちら!」

「一応、作るの難しいはずなんだけどなぁ、なんでいちいち改造してくれちゃうのかなぁ。」


とか言ってるけど、要するにギルドで使われるバッグの上位互換的存在らしい。あ、でも片方が奪われたときとかを考えると完全なる上位互換とは言えないか。


「とにかくこれに切った木を入れてくれれば大丈夫だよ。そうだね、ここに生えてる木、全部使っちゃおうか、余ったら売ればいいし。そのバッグはどこぞの猫型ロボットがつけてそうな別次元なポケットとほぼ同じ性能だから。サイズは気にしなくても全然入るよ。」

「さぁ、作るぞーどんどん作るわよー」

「この領主農民と大差ないな・・・」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ということで、ものすごい勢いで木を切っていくそしてバッグに無理やり詰めていく。するとバッグの口は30cmもないのにどんどん大木を飲み込んでいく。恐ろしい。

そして、俺は最後の木を切る。へ?早すぎる?いや、だって剣と魔法の異世界ですもん。一瞬で終わりますってそりゃあ。

しかも後ろを振り返ればほら、もう家ができてるじゃないですか。

しかも、超豪邸が・・・解せぬなぜ豪邸がてきている?金属も使われているようだけれどもどこから持ってき・・・あぁ、金属属性の魔法か、他の素材はどっから持ってきたことやら知らないけど・・・後なんかこれはキルトの知識なのかな?電気も通ってるし水も通ってる・・・ガスはさすがに魔法を使えとのことだったが。


「ということで、豪邸が完成!わー!パチパチパチ!」

「おい、キルトあの領主大丈夫か。」

「知らん。あの頭のおかしさは昔からだ。」

「つぶすぞお前ら」


というわけで、俺の家が約30分でできた。意味が分からない。まぁ、とりあえず家があれば何でもできる。やったね!

さぁ、家の中を見てみようじゃないか!外装も大事だけどやっぱり内装もしっかりとチェックしないとね!

家の中に入った俺、そして絶望。家具が一つもなかった。


「家具のこと忘れてた・・・」


こんなん雨よけにしかならない。というか掃除がめんどくさいだけの巨大建造物である。


「あ、家具なら私の家にたくさんいらないのがあるから、あげるよ。」

「ギルド支部にも少しいらない物掛けぐらいあるかもしれない。持ってくるから少し待っとけ。」


そして二人はその場から一瞬でいなくなる。

そして一瞬で戻ってくる。

音も、そして風もなく。


「・・・?」


「やっぱり久々の運動はいいわねぇ。」

「危なかった、職員たちに道具を勝手に持ってったことばれるところだった。」


そして二人の周りには山ほどの家具、あと、調理器具とかもある。もっと言うと塩とか胡椒とか砂糖まである。


「ありがたいんですけど、いま、二人は何をしたんですかね?」


「え?移動だけど、音速を超えての、」


次元が違った。いや、まぁキルトの次元が違うのはまだ理解できる。なぜアリスまで次元が違うのかはちょっと不思議だが、まぁ、そういうものとして割り切ろう。


「というわけで、家具や道具もそろったことだし。いったんここで別かれるか。」

「そうね、私もナナの料理が待ってるし。」

「明日、また冒険者ギルド支部に来るといいよ。あ、移動が大変だと思うから、これ、設置しとくね。」


そう言って設置したのは、魔法陣である。


「これに魔力を注げば今日行ったギルド支部まで飛べるから、あ、そうそう、これはギルド支部からこっちへは君と君が許可した人しか来れないようになってるから。防犯対策もばっちりだぜ!」

「おぉ、なんて使いやすい・・・ありがとうございます。」

「いやいや、こちらこそ!」


というわけで、俺の冒険者生活も始まった。

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