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神と魔法と転生が、世界を結ぶ物語。  作者: 安全シフト
第二章 独裁統治編
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08話 人数が増えると大変なのです。

冒険者ギルド 本館にて


「っ・・・これは非常事態だぞ、おい!今後についての緊急の会議を行う!早く役員を集めろ!」

「大変です。こんな時に限ってリーダーが不在です!」

「どこへ行ったか分かるか?」

「はい、荒廃の聖地のギルド支部へと向かったとの置き手紙がありました。」

「うちのリーダーはこんな時に何をやってるんだ!?このままでは一般人にまで被害が及ぶぞ!」

「しかし!私たち冒険者ギルドは政治にはかかわらないというルールが・・・」

「だが!一般人に平和な生活をもたらすという私たちの使命はどうなる!政治問題だからと言って放っておけるか!だからこそ緊急会議を開くんだ!」

「ですが、私たちであれに勝てる見込みは・・・」

「裏を出せば勝てるだろう。ただ、もしかしたらだが、今リーダーがいない理由もこれと関係があるかもしれん。」

「しかし、のんびりとこんなところで止まっているわけには・・・!」

「リーダーがいかに早く帰ってくるか。それを祈るしかないだろうな・・・」


そして、この問題はゆっくり、だが、確かに、この国を混乱に陥れて行っていた。

拝啓、・・・誰でもいいや。

俺は今冒険者ギルド支部へと向かっています。

順調に何の障害もなく。

あ、いや、障害はあったわ、周りの3名。

非常にうるさいです。

というわけで、俺の異世界生活は今、順調に始まっています。

                     敬具

                       神宮寺 快成





で、どういうこと、この状況、てっきり一人で冒険者ギルド支部へと移動するものだと思ってたのだけれども、違うの?


「ねぇねぇ、君、どこから来たの?どこ出身?」

「おい、お前、そんな踏み込んだ質問をするな、するんだったら好きな本とかにしておけ。」

「おい、お前、強そうだな。後で俺と戦ってみねぇか?」


ちなみに名前はメイド、執事、兵士の順でナナ、ルリクス、ボルト、というらしい。


うん、うるさい。

そして、出身地を述べるのは危険だと判断したため。秘密としておこう。


「出身地は秘密で、好きな本は・・・」


よく考えたら、この質問に答えても、本がこの世界に存在しねぇや、どうしましょう。適当に魔導書だとでも答えておくか。


「好きというか、最近読み始めた本なら、これです。」

「な!なんだその本!古代遺跡にでもあったのか!?見ない魔導書だな。アリス様に今度教えてもらおう。」

「アリスって人そんなに物知りなの?」

「失礼な!『アリス様』よ!あなたね。領外の人だからってさすがにどこの領地でも様はつけなきゃだめよ。」

「あ、はい。すみません。ところでそのアリス様とあなたたちはどのようなご関係で?」

「そんなの主従関係に決まっているじゃないか!」

「へー、そうなんですねー」

「あ、なんか詰まんなそうな顔してるわね。私たちとアリス様との出会いでも語ってあげましょうか?」

「あ、いや、結構です。」


なんか、うるさい。この三人。


「なんて話してる間に見えてきましたね。冒険者ギルド荒廃の聖地支部。」

「聖地って荒廃していいものなの?」

「ダメに決まってるじゃないですか。」

「ただ、ここ、この国を含んで3つの国が隣接するために、紛争で管理が大変だとかなんとかと聞いてるぜ。」

「なるほど、紛争ってよくある話なんですか?」

「え、あなた本当にどこ出身なの?北西の方にあるエルスリカ連合統一国家のことをまさか知らないだなんていわないでしょうね。」

「知らないけど。」

「まじかよ。」

「では、一応説明しておくと、あの国は戦争大好き国家でよく他国を侵略している。ちなみにここ50年で4つの国が合併させられたね。」

「え、怖。」

「最近は動いているという情報を聞かないから、あれだ、たぶん国力をためている状態なんだろうね。」

「そんな国が隣にあって大丈夫なんですか。」

「あ、うん、たぶん大丈夫じゃないわよね」

「あそこの兵士たちとは戦いたくはないな。何せ強制的に戦わされているのだから。」


エルスリカ連合統一国家恐ろしい国である。と、ここで大変なことに気づいた。俺、まだこの国の名前を知らないのである。


「ち、ちなみにこの国の名前って・・・」

「「「は?」」」

「あ、やっぱり何でもないです。」

「「「・・・」」」


そんなこんなで冒険者ギルド支部の入口へとたどり着いた。


「じゃ、扉開けて中に入ろう。」

「とっとと仕事終わらせたいものね。そうしましょう」

「いや、そうするも何も選択肢は扉を開けるしかないのでは・・・」

「もたもたしてんなら、俺が開けるぞ。おらぁ」


ボルトよ、扉は蹴って開けるものではないんよ。


そして、俺は冒険者ギルド支部の中に足を踏み入れた、そこで見たのは雑談している人や何か金銭のやり取りをしている人受付の人に何か相談している人、などである。


「あ、ギルドってやっぱこういう感じなのね」


そう思わせる異世界間あふれたところである。


「そういえば君、どうしてギルドに用があったの?」

「ん、あ、えーと」

「君が、快成君であってるかな?」


いきなり後ろから声をかけられた。少しびっくりしてしまったのは隠し通しておく。


「セブンから聞いていると思うけど、自分の名前はキルト冒険者ギルド全体を束ねるリーダーなんてのをやってるよ。」

「・・・っ!キルトだって?あの、ギルドリーダーといわれる!?」


その一言をルリクス発したその瞬間、ギルドにいた人たち全員がこちらを向いた。


「あれは・・・本当にリーダーじゃないですか!」

「しかしなんでこんな場所に?」

「今、ギルド上層部は忙しいはずなのでは!?」


といった具合である。

さすがにまずいと判断したのか、


「あー、やっちゃったね、奥の部屋で話そうか。あ、後君たちはアリス様の側近達だよね。受け取ってほしい荷物は受付の人に頼めば出してもらえると思うから、頼んだよ。」


そういってキルトは俺を引っ張って奥の部屋へと連れ込んでいく。


今後気が向いたときに後書き使って下記のような解説を行うことがあります。




『冒険者ギルド』



冒険者の緩い集まりが組織化されたもの、現在のリーダーはキルトであり2代目、リーダーは社長的存在である。

E~Sランクまでで所属しているものをランク分けすることにより依頼達成の効率化を図っている。

所属している人数は組織が膨大すぎるため不明となっている。

戦争など、政治的問題に対しては中立の立場をとる。

大陸全土に広がる巨大組織。

ギルドと言ったら基本的にはこの組織のことを指す。

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