01 プロローグ
連続投稿します、今日中に9話くらい上げる予定です
~205X年~
それはあまりにも、突然の出来事であった。
その日はネトゲのイベントが0時に更新されるとの事で、僕はそれに備える為にコンビニへ菓子や飲み物などを買いに行く途中でのこと。
だがその道中、妙な青い光が足元から発せられ、これはいったい何事なのかと眺め続けてしまった事が原因だ。
あまりにも考えなしで危機感をこれっぽっちも感じなかったのは、僕の人生最大の失敗だった。
僕はこれが切っ掛けとなり、この世界から誰にも気付かれる事無く、突然いなくなる。
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自分を中心に円を描く様にして猛烈な光を放射しだした、それによって僕の視界は霞んでしまう。
爆発の如き閃光に若干の危険性をようやく感じ、急いでその場を離れようと足を動かし始める。
しかし視界は既にぼやけて、光の外に出れたのか判別できなかった。
それでも歩き続けていると僕は何かに頭を打ち付け、そこでようやく歩くのを止める。
手で触るとそれはゴツゴツとしつつも若干湿っている岩肌で、天井も壁も地面も同様に岩で出来ていた。
詰まるところ、この場所は洞窟か何かであると予想できる。
しかしどうして僕はこの様なところに居るんだ、さっきまでは普通に道を歩いていただけじゃないか。
あまりにも異質な状況に、僕は焦りを禁じ得ず、思わず咄嗟に辺りを見渡すことにした。
だが周囲を見渡すも、やはりと言うべきか、当然辺りは薄暗くて特別何かを視界に捉える事は出来ない。
しかしそれでも視界をグルグル回しているうちに、自分の左後方に薄っすらと光が漏れている場所を見つけた。
すがる思いで早足でそちらの方向へ歩みを進めると、それはランタンによる小さな明かりであった。
ランタンの周りには、根元まで吸われたタバコの吸い殻やら空の缶詰が転がっている。
そして明かりの所有者と思しき人物は、傍から見れば死んでいるとも思えたが、実際には小さく呼吸をしている。
けれどその姿を一目見て、ふと僕は死んでいてくれた方がマシと思える程、異質な人物であると断定せざる負えなかった。
その人物の頭は白骨化した獣の頭蓋をしており、なおかつ直ぐ手の届く位置にヤクザが使いそうな白鞘のポン刀が立てかけている、これだけでどう見ても明らかな異常者に見えてしまう。
服は薄汚れた布製の大きなポンチョをスッポリと着ていて、男か女かすら見定める事は出来ない。
しかしこの異質な事態を解決する為にも、致し方なく勇気を出して声を投げかけることにした。
「亡霊とかではないですよね、生きてますか?」
「んあぁ?・・・おっとすまない、少し寝ていた、今何か言ったか?」
「いえ、ですから亡霊とかじゃ・・・ないですよね?」
「どう見える?」
「・・・・・・」
「いや待て、今のはなしで頼む――コレじゃまるで『アタシ幾つに見える?』って聞いて来る、面倒な会話になってしまうな。
まぁ見ての通り、亡霊なんかじゃなくて生きているよ、取り敢えずはな。」
どうやらこの人物は、男であると声を聞いてようやく分かった。
また彼は自身が言った様に、僕が声を掛けるまで寝ていた様だ、その為か頻りに首をグリグリと回しながらダルそうな声を漏らしている。
僕はビクビクしながらも彼の行動をじっくり観察していると、『まずは座りなさい』と言われ、大人しく座ることにした。
そして彼はようやく重い口を開き、話し出した。
「それで、何から聞きたい。」
「何って言われても――じゃあ、貴方は誰ですか。
それと、ここで何していたんですか?」
「俺か?――俺は別に誰でもないさ、まぁ一応名前はリーパーって言う。
と言っても元々名前がないから、取り敢えず友人が仮の名前を付けてくれたに過ぎないんだけどな。
今はそれを名乗っている、だから君もそう呼んでくれ。」
リーパーとは、つまり死神と言う事で良いのだろうか?
確かに、その容姿からしてピッタリの名前かも知れないが、果たして彼はその意味を知っているのだろうか甚だはなはだ疑問である。
「そして何をしていたかと言うと、簡単な話、この場所を守っていた。」
「守って?・・・そう、ですか・・・
あっそうだ――僕は相馬晶です。年齢17歳、趣味はネトゲです。」
「へぇ~ネトゲか、なるほどあのネトゲだな・・・と言っても分からんのだが、とにかくよろしく。」
この人はネトゲを知らないんだろうか、そんな疑問を感じつつも他に聞くべき事柄が多いのでそちらを優先する。
「あの、僕は突然ここに来てしまったみたいで、ここは一体何処でしょう?」
「そうだな、それについても話さなければだな。
いいかい驚かないで聞いてくれ、ここは君達から見て異世界と言うべき場所だ。
まぁこんな事に巻き込まれて、何というか災難だっ――」
「やっぱり、異世界なのか!!!
光に巻き込まれて、転移なんて使い古されたネタだが、よくある展開だしな!!!」
何となく予想はしていたんだ!こんなのアニメやラノベで、何百何千と見た昔ながらの展開!
まさか本当にこんな事があるだなんて夢にも思わなかった!
例え今この状況が夢であっても、正直これにはテンションが上がってしまうじゃないか!
と言う事はこの場合、今日やる予定だったネトゲの世界かな~?キタァァァァァァァァァ!
あのゲームは課金に課金を重ねて、高ランクにまでキャラ育成したんだ、そうそうあれを試さないと!
「ステータスオープン!」
僕は異世界転移のお決まりのフレーズを、声高らかに叫ぶことにした。
しかしこれと言って何の現象も起きずに、只々己の声が狭い洞窟に響いている。
「ステータスッオープン!!!」
されどまだ諦められず、今度は念じるように力強く唱えたが、やはり何も起きない。
「・・・気は済んだか?」
リーパーは肩肘を着いて、少しばかり呆れた様な声で、僕に話しかけてきている。
僕は今会ったばかりの人に奇行を見られ、胸の奥から猛烈なまでの恥ずかしさが込みあがってきた。
僕はこの場の変な空気に耐えられず、取り敢えず謝っておくことにした。
「・・・すいませんでした・・・」
「まぁ動揺するのも良く分かる、とにかくこっちに来なさい。」
彼はふらつきながら立ち上がり、刀を腰に差してから、右手でランタンを持って歩き始めた。
僕はランタンの明かりに釣られる虫の様に、彼の後ろを付いて行く。
そしてほんの数秒歩いた先で立ち止まり、ランタンで地面を照らしている。
「君達の世界――つまり地球には無い技術で、魔術と言うものがある。
これはそれを発動する為の術式と呼ばれるものだ。」
「おおおぉぉぉ!魔法ですか~」
「魔法ではない、魔術だ――似ているが全然違う、勘違いしない様に。」
地面にはデカデカと七芒星があり、それを円が囲っている。
円の外側には見た事もない字とも模様とも取れる何かが書かれている。
僕がここに来てしまった原因は、十中八九これの所為であろう。
「貴方が僕を呼び出したんですか?」
「いや違う、ずっと昔からここに設置されていたものなんだろう。
ほら、あそこを見てくれ。」
彼が指さした方向を僕も見てはいるが、相変わらず何が何だか分からない。
だが取り敢えずは彼に従い、目線をあちこちへと向ける。
「この術式とは、魔術を発動する為に必要な代物だ。
あれは遅延術式――本来は罠なんかに使うんだが、転移門発動の為に少し弄ってある様だ。
そちらの世界の年月日が指定されていて、君の世界のどこかで門が展開される仕組みだ。
向うはこの世界の年月日だな、そこには言語翻訳、君が俺の言葉を理解できるのもこれのお陰。
後は術式全体に強力な保存術式が組み込まれている。
他にも細々とあるが、まぁ君は知る必要はない――聞かないでくれると助かる。
恐らく君は偶々運悪く、こちらと向こうの門の上に立って居たのだろう。」
「はぁ・・・なるほど?」
「これで説明は以上だ。」
「僕はこれからどうしたらいいですかね?」
僕が今後の身の振り方について問いかける――よく見るありがちな展開であれば、冒険者になるのが一番いいのであろうと僕は考えている。
だがそれよりも何より、寝泊まりする場所や金をどう捻出すればよいだろう。
以前読んだ古いラノベでは、確か石鹸を作って大儲けしていたのを見た覚えがあるが、しかし普通は石鹸の作り方など分からない。
故に何かしらリーパーから、この世界での生き方についてアドバイスを貰いたいところだ。
すると彼は、おもむろにこちらを振り向いたは良いものの、そのまま黙り込んでしまう。
だが程なくして、リーパーはポツリポツリとこう答えた。
「何もする必要はない。」
「・・・え???」
彼が言った答えの意味が分からず困惑する。
僕は俯きつつ、顎に手を当て考えた――これはどういう事なのか、何が言いたいのか答えを導こうとしたが、やはり理解することが出来ない。
答えの意図を聞こうと顔を上げた時、彼はランタンを地面へと置いた。
そしてリーパーはそれから幾ばくかの時間を置いて再び話し出す。
「こちら側の都合で君を巻き込んでしまった事を、心から謝罪する――本当にすまない。
我々には向こうへ帰還させる手段はないし、それにこちらに置く事も出来ない。
良い旅路を!願わくば、その穢れた魂が神々の下で浄化される事を、切に願う!!!」
彼は凄まじく素早い動きで、右手を腰に差した刀の柄へと伸ばした。
突如として刀を抜いたリーパーに対し、今までにない恐怖を感じ急いで逃亡を図る。
だが彼はそれを予想してか、まず初めに太股を斬り付けて来たのだ。
僕は傷口を押さえ這いつくばる形になり、咄嗟に命乞いをしようとしたが、恐れから上手く声が出せない。
「俺を好きな様に恨んでくれて構わない!されど我々にはこうする他に方法が無いんだ!」
勢いよく振り下ろされた刀身は骨をも切断し、首を撥ねるに至った。
視界がクルクルと回転し地面に着地すると、目の前に首を切断された己の体と刀を投げ捨てどこかへと去っていくリーパーの姿が目に映る。
なぜこうなってしまったのか・・・考える余地なく視界はぼやけ・・・そして見えなくなる。
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~2020年 東京~
部屋にゲームの戦闘BGMが流れてるのが聞こえる、同時にキャラクターのイケメンボイスが響いている。
普段であればどうとも思わないそれは、寝不足で仮眠中の自分にとっては、この上なく耳障りで仕方がない。
するとそこに誰かが会話している声も聞こえてくる、声から察するに妹の凛リンであるのが察せる。
「ねぇ、ちょっとリク起きなさいよ、今剣道部の佐藤君から電話来たわよ~」
「ん?・・・なんて~?」
「お前今日部活どうした?ってさ。主将さん怒ってるみたいよ。」
「はぁ?今何時なん?」
「もう19時回ってるけど。」
その言葉が聞こえた瞬間、俺はベッドから一気に体を起こし時計を凝視する。
本来であれば今日は部活に励んむ筈なのに、俺は完全に寝過ごしてしまった様だ。
主将が怒っているのは、大会が近いにも関わらず来なかった事に対してであろう。
「ヤベッ!やっちまった・・・」
花岡陸二十歳 神島大学の経営学部3年生 剣道部所属。
剣道歴は8歳から初めて、もう13年。
現在、剣道4段――5段まで取りたいが、その時には社会人である為、受けるかは考え中。
元々は妹と一緒に空手をやっていたが、侍が主人公のアニメを見てから剣道へ移る。
「佐藤君に謝っておきなさいよ、てかアンタ大会近いのに随分余裕ね~、そんなんで勝てるの?」
双子の妹の花岡凛 二十歳 神島大学の食物栄養学部 3年生
部活は所属せず、学外の極真空手道場に通っている。
俺が空手をやめるも、彼女は空手を続けて15年、因みに黒帯。
筋トレが日課で、部屋にはベンチプレスやダンベルが転がり、今じゃ腹筋がバキバキに割れている。
喧嘩はそこらの男よりも断然強く、筋トレのお陰で体全体がシュッとしている。
しかしそれ故に男は中々近寄って来ず、モテたい欲望を乙女ゲーに発散する日々を送っている。
それと今彼女がプレイしているゲームは、『ラビアンローズ~星屑の鐘と守護六騎士~』と言うタイトルのソフトで、アドベンチャーパートと戦闘パートを交互に繰り返しクリアを目指す内容である。
どうやら今は物語の最終局面の様であり、ラスボスとそれを守る髑髏頭の敵キャラを蹴散らしている真っ最中だ。
『卿ほどの誉れ高き武人が、何故この様な反乱に加担するのだ!
今からでも遅くはない、我が王家の軍門に下れ、さすれば命の保証は約束しよう!』
『殿下・・・それだけは出来ませぬ。』
『何故だ!彼女に弱みでも握られているのか!命令を無理強いさせらたか!
この反乱に加担する事で、卿等には何の得も無い筈だ!』
『我等は損得で動いている訳ではありません、全ては我等が東部人の魂と名誉の為に戦うのです。
その魂と名誉に汚名を塗り付けたのは、他でもない――殿下、貴方です!』
テレビ画面ではイケメン王子様と髑髏頭の騎士が、押し問答をしながら戦っていた。
その光景を俺は、ベットに片方の肘を突きながら、ボーッと眺めている。
どんな経緯があって戦い合っているかはよく知らないけれど、何かしら敵側にも戦う理由がある様だ。
「リン、あの髑髏頭の連中は何者なん?」
「さぁ~・・・アタシも良く分からないんだよね、ポッと出のキャラだし、特に名前も付いてないんだよね。
まぁぶっちゃけ悪役令嬢の、モブキャラ親衛隊員ってだけだと思う。」
「ふ~ん、そう。」
凛はその後も黙々とゲームを進め、少しずつ敵ユニットが倒されていく。
そして遂にはラスボスである深紅の鎧を纏ったキャラクターと、戦闘を始めるのであった。
乙女ゲーのオマケとも言える戦闘フェイズは、だいぶ難易度優しめに設定してある様で、アッサリとラスボスを倒してしまうのだ。
ラスボスは主人公一向の前で片膝を突き、そしてイケメン王子様に剣を突き付けられる。
そこで再び会話パートが差し込まれるのである。
『降伏せよ、反乱は終いしまいだ。』
『・・・・・・』
『ヒルダ様・・・お逃げください・・・』
『皆、もうよいのだ・・・戦いは決した、我等の敗北だ。』
『まだ!まだ終わりではありませぬ!・・・御身がご健在である限り、敗北では・・・』
髑髏頭の親衛隊員達が床を這い吊りながら、ラスボスの元へと徐々に近づいて行く。
どうやら深手を負っている様で、映像には出血の描写が映っている。
そしてラスボスに逃げる様に伝えるも、意外にもラスボスは冷静に状況を理解しているみたいだ。
『だからもうよいと言っている・・・皆を巻き込んですまなかった。
諸君のこれまでの忠道、大義に思う。
我、ヒルダ・フレイグレンの名の下に、各員の武装解除を言い渡す。
そして殿下、最後に申し上げてよろしいでしょうか?』
『なんだ、好きに申してみよ。』
『この戦は、我等の敗北――されど殿下がその女を娶るめとると言う事は、即ち内乱への道を突き進むと言う事に他なりません。』
『考えるに東部との戦争を危惧している様だが、フレイグレン卿は其方の討伐を許したのだぞ?
にも関わらず、フレイグレン卿が内戦を起こすとは思えぬな。』
『あぁ・・・政を理解出来ぬ愚かな王子様・・・何故私はこの様な男を愛してしまったのかしら・・・
良くお考え下さい、我が侯爵家と王家の間には、もう既に亀裂が入った後です。
それは私達の婚約破棄を発端とする亀裂、その切っ掛けを作ってしまったのは、殿下とそこの女に他なりません――今回の一件で、行動には責任が伴うのだと学びなさい。
まぁ精々、次なる戦いへのご準備をなさればよろしい、フフフフッ!』
『ご託はそれでお終いか?――この女を連れていけ!』
ラスボスは兵士達に手枷をはめられ、連行されてしまうのである。
どうやら戦闘フェイズはこれでお終いの様である――しかしそれにしても、ゲームのラストにしては若干のわだかまりが残る終わり方だ。
俺はエンディングが終わったのを見計らい、べッドから起き上がり勉強机の方へと向かった、机の上にほっぽり出された国産安タバコが転がっており、箱から一本咥えて火を着ける。
「あぁ~うまっ・・・けどこのタバコ、今度廃盤になっちまうんだよな~次の銘柄探さないと。」
「吸うならベランダ行って、てかそんなの吸ってると次の大会勝てないよ!」
「それとこれとは別、それにやめようと思えばいつでも辞めれるし!
しかもここは俺の部屋だぞ、平然と俺が勝ったゲーム機で遊びやがってからに!」
「タバコ吸ってる奴は皆そう言って止めないものよ。
あとアンタ、ソフト一本買ったきりやらないじゃない――アタシは有効活用してあげてるの。
ホラ、分かったら速くベランダ行きなさいよ。」
釈然としないが渋々灰皿を持ってベランダに移り、一服する。
タバコを根元まで吸い切り部屋に戻ると、テレビ画面には金髪の姉ちゃんが処刑台に連れていかれる場面が映っていた。
「なにお前、バッドエンドに入っちゃったのか?」
「違う違う、あの金髪縦ロールが、さっきの赤い鎧のラスボスなのよ。
因みに悪役令嬢は、ルート次第で処刑orおっさんと結婚させられるの。」
「へぇ~どっちに転んでも地獄だな。」
「それよりさぁ リクお兄ちゃん♡」
彼女は普段からは想像できない甘えた声で、手をモジモジしながら呼びかけてくる。
凛が『お兄ちゃん』などと呼んでくる際は、だいたいが面倒事を頼み込んでくると相場が決まっている。
こんな時に限って、己が妹である事を前面に出してくるのである。
どうせ下らない事だとは思いつつも、話を聞くことにする。
「お腹すいた、何か食べ行こぉ~
今日お母さん達、帰り遅いらしいから~美味しいレストラン行きた~い!」
「・・・まぁ確かに、外食は別にいいんだけど・・・」
「そうそう!だ・か・ら♡――アンタ車出しなさいよ。」
「えぇ~めんどくせぇよ・・・」
「いいから、ホラ!チャチャッと準備しなさい。」
「マジで行くの~?」
「マジよ!!!」
その後、行く行かないで軽く口論したが、結果として根負けした俺は妹を車に乗せ込み走り出した。
だがここで無理にでも拒否して置けばと後悔する。
何とか説得して車ではなく徒歩で外出すれば、そもそもコンビニなどで済ましてしまえば。
俺等は死ぬ事はなかったのかもしれない・・・
色々なifが思いつくが・・・
もう手遅れで・・・
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お手数やも知れませんが、どうかよろしくお願い申し上げます。