異世界なんかで死にたくない ~だってこの異世界、ポストアポカリプスなんですよ?~
文化祭の準備をしていた饗庭司(あえば つかさ)は、気が付くと奇妙な場所で、自らを悪魔と名乗る奇妙な男に絡まれて、異世界行きを告げられてしまう。
平凡でありふれた学校生活。それでも十分に満足していた司は、本気で拒絶するも、聞き入れられることなく、それどころかほとんど説明不足のまま異世界へ飛ばされてしまった。
しかも転移先は、よりにもよって未曽有の災害によって、荒廃しきっている終末寸前の世界。一寸先は闇で、あっさりと人の命が散ってゆく、そんな明日の朝日も拝めるかどうかの、ロクでもない世界であった。
食べ物ねェ、秩序もねェ、治安なんて良いわけねェ――そんな声が聞こえてきそうな世界で、それでも司は、そしてその世界で生きる人々は、一日でも長く生き延びようともがき続ける。
ここで死にたくない。これはその思いを合言葉にして、なりふり構わず生きる人たちの物語。
平凡でありふれた学校生活。それでも十分に満足していた司は、本気で拒絶するも、聞き入れられることなく、それどころかほとんど説明不足のまま異世界へ飛ばされてしまった。
しかも転移先は、よりにもよって未曽有の災害によって、荒廃しきっている終末寸前の世界。一寸先は闇で、あっさりと人の命が散ってゆく、そんな明日の朝日も拝めるかどうかの、ロクでもない世界であった。
食べ物ねェ、秩序もねェ、治安なんて良いわけねェ――そんな声が聞こえてきそうな世界で、それでも司は、そしてその世界で生きる人々は、一日でも長く生き延びようともがき続ける。
ここで死にたくない。これはその思いを合言葉にして、なりふり構わず生きる人たちの物語。
第一章
第一章 一話 異世界なんかに行きたくない
2019/07/30 15:00
(改)
第一章 二話 情報ないのに彷徨いたいはずなんかない
2019/07/30 15:05
(改)
第一章 三話 事実に気が付きたかったわけじゃない
2019/07/30 15:11
第一章 四話 良心の呵責に苛まれてる場合じゃない
2019/07/31 22:06
(改)
第一章 五話 他人を気遣っている余裕なんかない
2019/08/01 19:13
(改)
第一章 六話 順応していく自分に嘆いている暇はない
2019/08/02 22:13
(改)
第一章 七話 決断を後悔しないほど僕は強くない
2019/08/02 23:02
第一章 八話 わざとらしい義憤に酔わなくちゃ前に進めない
2019/08/03 11:14
(改)
第一章 九話 異世界なんかで死にたくない
2019/08/04 22:33
(改)
第一章 幕間 境界の悪魔は狂って笑う
2019/08/05 20:13
第一章 十話 せっかく出会った人を逆上させたくない
2019/08/06 19:00
(改)
第一章 十一話 難題に即答できるほど、僕はインテリじゃない
2019/08/07 18:25
(改)
第一章 十二話 素っ裸の邂逅なんて間抜けな絵面としか言いようがない
2019/08/08 22:45
第一章 十三話 どんなにクズでも、自己嫌悪に陥る程度の良心は捨ててはならない
2019/08/09 22:27
第一章 十四話 神隠しの街なんて気味が悪いだけのものでしかない
2019/08/10 22:21
(改)
第一章 十五話 この世界にはやっぱり救いがない
2019/08/12 21:31
第一章 十六話 迫る危機に対して焦らずにいられるほど、僕は豪胆じゃない
2019/08/13 23:39
第一章 十七話 僕が最低であることの否定なんて出来っこない
2019/08/14 22:04
第一章 十八話 孤軍奮闘
2019/08/15 23:04
第一章 十九話 僕は恩知らずにはなりたくない
2019/08/16 22:28
第一章 二十話 下策だろうけど、無策よりはずっとマシであるのは違いない
2019/08/18 21:27
第一章 二十一話 悲劇の主人公になったつもりはない
2019/08/20 22:27
第一章 二十二話 オークたちの屍溢れた沼にて
2019/08/22 23:34
第二章
第二章 一話 農業経験なんてあるわけない
2019/08/23 16:07
(改)
第二章 二話 環境が環境だけに、人の悪意に敏感にならざるを得ない
2019/08/24 22:15
第二章 三話 僕に彼らを非難する権利なんかない
2019/08/27 22:27
(改)
第二章 四話 時には偽善だって必要に違いない
2019/08/28 21:16
第二章 五話 きっとそれは罪の刻印に違いない
2019/08/29 21:44
第二章 六話 認識の甘さを痛感せざるをえない
2019/08/30 19:16
(改)
第二章 七話 僕にはきっと救われる資格なんてない
2019/08/31 22:05
(改)
第二章 八話 司祭の祈りは
2019/09/01 21:36
第二章 九話 今度は逃げない
2019/09/02 23:48
(改)
第二章 十話 下手に感情を刺激すべきではない
2019/09/04 22:15
(改)
第二章 十一話 時間を浪費するほど、僕らに余裕はない
2019/09/10 22:32
第二章 十二話 突然の再会に驚くしかない
2019/09/15 22:45
第二章 十三話 友人が戦おうとすることを、僕は容認することが出来ない
2019/09/17 20:04
(改)
第二章 十四話 あまりの待遇の差に呪詛をかけざるをえない
2019/09/22 21:16
第二章 十五話 再生教徒との間に、認識の差があることを痛感せざるをえない
2019/09/23 22:33
(改)
第二章 十六話 異世界人故の仕事を果たさねばならない
2019/09/25 00:00
第二章 十七話 あまりの空気の悪さに胃痛を覚えざるを得ない
2019/10/03 14:43
(改)
第二章 十八話 じわじわと追い詰められて、焦りを感じざるを得ない
2019/10/06 23:42
第二章 十九話 彼のわがままに、応じるわけにはいかない
2019/10/11 22:26
第二章 二十話 警戒しすぎたところで、悪いことはない
2019/10/12 23:34
第二章 二十一話 再びの問いに、やはり僕は答えることが出来ない
2019/10/13 23:55
第二章 二十二話 暗い欲望と交渉と
2019/10/14 13:38