ジャンクシティへ
今回もよろしくお願いします。
「ほれ、着いたぞ。」
慈緒理達4人はマサの案内でジャンクシティと呼ばれる街にたどり着いた。そこは、高い粗末な壁で囲まれていた。入口の前には銃を持った2人の番兵が立っている。
「初めて来るんだろ?俺はこっちの入口から入るから、アンタらとはここまでだな。ま、中で会えるといいな。」
そう言い、マサは右の番兵の所に歩いて行った。一方彼女らは左の番兵に近づく。
「この街に入るには対価となる物か、仕事をする必要がある。ちゃんとそれはあるんだろうな。」
無表情で、事務的な話し方だ。彼女らは事前に仕事を決めていた。
「銃はいくつか持ってる。兵役で頼む。」
亜梨沙が背中のライフルケースを見せながら言った。
「わかった。それなら22番の建物に行きな。屋根にデカく書いてあるからすぐわかるさ。」
無表情な番兵に中に通され、4人は街へと入って行った。
ジャンクシティの中は彼女達が普段行く街以上に賑わっていた。そこら中に出店が並び、多くの人が歩いている。しかし、街が広い為か窮屈さは感じない。
「すごい………」
結月がただ呆然と呟き、慈緒理もそれに頷いた。
「とりあえず言われた所に行きましょ。」
慈緒理が仕切り直し、屋根の看板を見ながら目的地へと歩いて行く。この街の建物は屋根に番号の書かれた看板をつけている。その番号に法則性は特に無いようだ。
「思い付きで決めたんだろ、この番号。」
「だよね。きっとそうだよ。」
亜梨沙と日向がそんな事を呟きながら歩く。結月は珍しそうに施設を見渡し、慈緒理もつい目がいってしまう。
「ここみたいだよ。」
いち早く目的の22番を見つけた日向が指差す。
「新入りか?よく来たな。とりあえず座って、この紙を読んでくれ。」
入るとすぐに椅子に座るように言われた。木の端材で作った椅子と長机がいくつか並んでいるが、床は土のままだ。渡された紙には仕事の内容が書かれていた。
「塹壕で敵の侵攻を食い止める………なるほどね。」
「ねーねー、ざんごうって何?」
「ん?土を掘った深い溝の事だよ。日向の背じゃ台がいるかもな。」
「そんなに強い敵は来ないみたいだから、心配は少しでも良さそうね。」
結月が内容を簡潔に読んで顔を上げ、日向は亜梨沙に塹壕講座を受け、慈緒理は深くその紙を読んでいた。
「お前達の時間は………明日の昼間だな。それまで自由にしていいぞ。」
説明役と思われる男が彼女らの前に金属の札を置いた。
「これは兵隊の証だ。これがあればタダで施設を使えるし、いい部屋にも泊まれる。ま、その分敵共を倒して貰うがな。」
マニュアルのような説明を受け、彼女ら4人は一旦その建物を出た。
「じゃあ、泊まる所を探しましょ。」
慈緒理が地図を見ながら宿を探す。夕暮れになりつつある街だが、まだ喧騒は続いていた。
「今夜は、よく眠れそうだね。」
「いいや、今夜はタダで飲み食い出来んだ。暫く寝かせねぇぜ?」
「ダメよ。体調崩してたら大変なんだから。」
無料、タダ、その言葉で亜梨沙の目が輝き、結月もそれに乗り気だ。しかし、慈緒理にあっさりと禁止されてしまった。
「残念だったね、亜梨沙。」
結月も、少し残念そうにしている。
「全くだ。少し遅くまで起きてるのくらいはいいよな?」
それでも懲りずに亜梨沙と結月は話を続ける。
「うーん………まあ、少しくらいならいいわね。」
慈緒理もそれには許可を出した。
「これ見て!こんなのタダだ貰えたんだよ!」
ふと、日向が嬉しそうに走ってきた。
「日向?いつの間にお店行ってたの?」
「お、なかなか似合うんじゃないか?」
眩しい笑顔で日向は洋服を持っていた。彼女に似合う明るい色のTシャツとミニスカートだ。
「相変わらずね、日向は。でも、せっかく来たんだし、目一杯楽しみましょう。」
ありがとうございました。
センスのある前書き、後書きを書いてみたい




