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Teens and Guns  作者: 夜狐
8/16

新たな場所へ

更新は、不定期で。

完結まで行きたい………!

あれから半年は経ったと思う。不穏なニュースが朝から続き、何かが飛んできたと思ったら数時間後に、街は壊滅した。ご丁寧にも学校だけを残して。子供は決定権がないから助けたそうだ。悪いやつの考えることはわからない。私も、私の親友も、親と逸れた。音沙汰はあったけど、遠くて、会うことはできない。私達は、2人で生きる事を決めた。

数週間後に、あるラジオを聴いた。

「我々は最後まで一丸となって抵抗する。なんとしても、この戦火を乗り切ろう。」

多分、どこかの偉い人の声だったと思う。廃墟の街には銃や食料がたくさん入ってきた。あの日から、廃墟を漁って、物を交換して、時には銃を撃ったりもした。これからも、きっとそう。いつまで続くかはわからない。でも、大切な親友と一緒に居られるのなら………

少女は、薄暗がりの中、目を覚ました。夢で昔の街を見た彼女は、現実を見て落胆した。しかし、溢れそうな涙をすぐに拭き、今日もしっかりと生きて行く。そう強く思った。



慈緒理は1人の中年男性と会っていた。この男は鉄や銃を集めていて、それらを渡すと食料等と交換してくれる。

「これはどうですか?」

「ほうほう…これは…」

彼女は布袋から銃を取り出し、男に渡す。

「機銃の一種らしいのですが…」

その銃は昨日慈緒理が撃墜した敵の物だ。あの後、すぐに亜理沙が墜落現場に向かうと言い出し、ひしゃげた機体から回収したのだ。その時は急いで向かったので、疲れた思い出が多い。

「こりゃあ敵の小型機関銃じゃねぇか。俺もも滅多に見ねぇけど、どこで拾ったんだい?」

男が興味深そうに銃を眺める。ベルト状に繋がった弾を使用し、銃身は短く、落下の衝撃で照準は欠けていた。

「飛行型を落とした時に、回収したんです。」

「ええっ!?この前のアレを落としたのかい!?」

男は驚き、感心し、銃の対価として食料を多めに渡した。

男は銃を半壊したような車に積み込んだ。

「ありがとな、嬢ちゃん。」

そう言い、男は車を走らせた。彼を見送り、慈緒理は家へと向かい歩き出した。重い銃がなくなったので、貰った荷物は軽く感じ、小唄を口ずさみながら歩く。

4人は家で獲得した物資の確認をしていた。

「慈緒理が落としてくれた敵の部品、結構高く売れたよ。」

結月が少し自慢気にスポーツバッグから交換した弾薬や水などを取り出す。

「ネジとか鉄の板とかって高く売れるんだよね。でも何に使うんだろ?」

「ああ、溶かして別の物に作り変えたりするんだってよ。簡単な道具とかにな。大きな街だと、車とかにもなるらしいな。」

日向の疑問に亜梨沙が答える。

「しっかし暇だな、これから。」

亜梨沙が呟いた。彼女の言う通り、食料や水、弾薬は充分にあり、付近の廃墟は漁り尽くした。

「じゃあ、私のいた学校に行く?図書室に本が沢山あるから、暇にはならないと思うよ。」

「いいわね。じゃあそうする?」

部屋で談笑する彼女たち、そこへ

「おーい、いるかい?」

1人の若い男が扉を叩いた。

大きなバックを背負った彼はこの近くの廃墟やらを転々として暮らしている人物で、慈緒理と日向との面識はある。

「あ、マサさん久しぶり!」

「日向は相変わらず元気そうだな。てか、仲間増えたみたいだな。」

慈緒理達は外に出て、マサと呼ばれた男と話した。

「仲間の増えたアンタらにちょっとした知らせだ。」

男は人差し指を立てて言った。

「ここからあっちに真っ直ぐ行くと、ボッロイ城壁みたいなもんが見える。ジャンクシティって呼ばれてるそこは、働いたり対価を払えば、結構寛げるらしい。どうだ?」

男が指差した方向、それは、

「そっちは前線方面じゃねぇか…」

亜梨沙の言う通り、殺人機と人間の戦争の前線方向だった。

「ああ。でも、ジャンクシティは要塞みたいなもんだから、中に入れば安全だってよ。」

「なるほどね。それならアタシは構わないぜ。」

「私もいいよ。」

亜梨沙と日向が同意し、慈緒理と結月もそれに頷く。

「決まりだな。俺も暇だから、そこまで案内してやるよ。………歩きだけどな。」

「あれ?車はどうしたのですか?」

慈緒理がふと、彼に尋ねる。

「売っちまったよ。惜しい愛車だったけど、完全に壊れる前に食い物と弾に変えてきた。」

彼は思い出す様に語り、「直せばもう少し行けたか?」と呟いた。

ジャンクシティへの出発が決まり、4人はそれぞれ数日の滞在を予定とした準備をしていた。家を開けるのは少し不安だが、必要な物は持って行けるし、ここより良い暮らしが出来るという話にも興味を持った。

「火器はアタシが持つから、食料をいくつかもってくれ。」

「私は水でバックがいっぱいかな。」

「じゃあ、食べ物は私が持つよ。」

「余裕があるから、自分の銃くらい持つわ。」

手際よく食料や水、武器の担当を決め、すぐに出発の用意をした。

「よし。じゃあ行くか。」

彼女らは、いつもより多い荷物を持ってマサの後に続き、ジャンクシティへと歩いて行った。


ありがとうございました。

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