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隣で支える小さな影  作者: 柳
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最後に。

 

 知りたくても知れないことがある。



 どんなに願っても叶わないことがある。



 僕はずっと疑問に感じていた。



 その答えはまだ見つからない。



 そしてこれからもきっと、全部はわからないまま。



 柚木香織という人物の全てを、僕は知らない。



 僕が上級生に使われている事を柚木さんは知っていた。



 噂では知れない上級生の隠れ家と、求めている食料が何かを知っていた。



 それは真夜中の逃走劇。



 風間を背負い、追われている時、偶然にも幸秋が僕を助けたこと。



 そして上級生と決別し、暴力を振るわれていた時に幸秋はやってきた。



 僕は、見えない、偶然に救われている。



 それは僕の知らないところで、知らない誰かが何かをしていたから。



 だから僕には見ることが出来ない。



 きっと、これからも増えていく。





 これは彼と彼女の物語。



 僕はその二人の間にいた。






 ふと思い出す。



 三年前、迷子を見つけた。



 その子は迷子になったユミちゃんくらいの年齢だった。



 お母さんを探している間に僕たちは少し仲良くなった。



 お別れの時、その子に好きだと告白された。



 名前は確か〝ゆずきさやか〟という名前だった。


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