卑劣な男
すみません。少し遅れました。
準備が出来た俺は探している。
何をかって?
そりゃあスライムに決まってるじゃないですかー
ちなみに今は朝です。
野宿したんだが、いつ魔物に襲われるかも分からないので
枝が丈夫そうな木の上で寝た。
案の定ガンガンに目が冴えて寝不足だし、腰は痛いし。
はぁ。仲間が欲しいな。
ソロだと色々不便しそうだしな。
・・・まー一番は話相手がいないという理由だがな。
あっもちろん仲間は美少女only
それ以外は認めん!!
さてさて早速見つけましたよスライムさん。
しかも4匹固まっている。
これはラッキーだな。
あの作戦がしやすい。
俺はアイテムボックスからあるものを出した。
それを振りかぶって投げた。
それは見事スライムにぶち当たり中身を撒き散らした。
その液体は紫色をしており、明らかにヤバそうな感じだった。
皆さんももうお気づきでしょうが、答えは猛毒ポーションです。
あの後俺はなるべく脆くなるように瓶を作った。
それに猛毒ポーションを入れたというわけです。
もちろんそんな強力な毒を浴びたらどうなるか。
そう全身が痛みだして死にいたるというわけです。
しかもスライムは液体のような生物。
毒なども吸収しやすいのだ。
しばらく待っているとスライムが痙攣しだして体が紫色になった。
・・・なんか面白いな。
「ミミミーーーーーー!!!!」
おー苦しんでる苦しんでる。
俺っていい性格してんだな。
そして痙攣が止まった後スライム達は光となって消えた。
うん実験成功だ。
これで大分効率が良くなるな。
さてさてドロップアイテムを拾いますかね。
お馴染みの魔石や銀貨の他に今回は色が違うカードを見つけた。
うーん何々?物防upカード極小?
は?何これ?
そんなことを考えているとカードが俺の中に入ってきた。
はぁまさかね?
名前:リュート 性別:男 年齢:15
種族:人間
職業:無職Lv4
体力:65
魔力:150
物攻:55
物防:65
魔攻:85
魔防:90
敏捷:60
器用:135
運気:500
<スキル>
物理耐性3<up> 鑑定3<new> 調合3<up>
投擲1<new>
うーん恐らく物防は10上がっているな。
いやーしかしこんなアイテムあっていいのか?
さすがに能力値のドーピングはチートすぎるな。
・・・まー自重はしないがなw
ふぅ。これでますますアイテムチートがぶっ壊れスキルだってことが発覚したな。
マジでヤバすぎるでしょ。
これは他人に見つかったら危険だな。
引き続きアイテムを回収していたらまた新しいのを発見した。
スキルカード再生Lv1
・・・確認するか。
再生
自動で怪我や体力が回復し続ける。
Lvが上がれば部位欠損も治せるようになる。
他人に触れることによってその効果を相手に付与することができる。
やべーこれめっちゃチートじゃないですかー
あまりにも驚きすぎて棒読みになってしまった。
・・・スライムってかなり美味しいやつだな。
よし!決めた!俺はスライムを狩りつくすぜ!
その後俺は色々やりました。
スライムを一ヶ所に誘導して猛毒ポーションをぶちこんだり、
猛毒に侵されたスライムを別のスライムに投げつけて
猛毒を感染させたりなど兎に角やりまくった。
そして最後は一匹スライムを人質にして、
痛めつけて泣かせ仲間のスライムを呼びつけた。
怒ったスライムは冷静さを欠いていて、
簡単に罠にはめることができた。
我ながらナイスアイデアだと思う。
・・・まー自分が非人道的なことをやってることは分かる。
けどここは異世界。
相手は魔物。言ってしまえばモンスターで敵だ。
昔から俺はモンスターを倒すには効率を求めるからな。
それにしても何体倒したんだろうな?
ステータスでも見るか。
名前:リュート 性別:男 年齢:15
種族:人間
職業:無職Lv8
体力:120
魔力:290
物攻:100
物防:190
魔攻:155
魔防:165
敏捷:110
器用:250
運気:500
<スキル>
物理耐性Lv5<up> 鑑定Lv4<up> 調合Lv4<up>
投擲Lv2<up> 再生Lv2<up> 採取Lv2<up>
罠Lv1<new> 精神誘導Lv1<new> 手加減Lv1<new>
<称号>
スライムの天敵<new> 卑劣な者<new>
うおーかなり成長したな!
特に器用の伸び率が高い。
確かに俺少し器用になったなって分かるもん。
新たに追加されたのを見るか。
採取
採取に補正がかかる。
採取が上手くなり、採取ポイントを見つけやすくなる。
罠
罠に補正がかかる。
罠の設置の速さ及びダメージが上がる。
精神誘導
相手の精神を誘導しやすくなる。
手加減
相手に手加減しやすくなる。
レベルが上がるとスキル発動中は相手が死ななくなる。
スライムの天敵
スライムを短時間で一定以上倒すと手に入る。
スライムに与えるダメージが1.5倍になる。
スライムに怖がられる。
卑劣な者
卑劣な行いを一定以上すると手に入る。
相手を罠に陥れやすくする。
相手の冷静さを欠きやすくできる。
うおい!何だよこの称号は!!
まー間違っていないがな。
確認がすんだ俺は少し速度を出して走っていると
この世界で2種類目となる魔物を見つけるのであった。
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