夜は嘘にふるえてる
由衣には姉がいる。病がちで、いつも家と病院の間を行ったり来たりしていた。
その姉が、とうとう駄目だという。ずっと姉中心で回ってきた家で、いつも居場所がなかった由衣。母をはじめ他人はいつも由衣に感謝と努力をもとめた。狂ったアイデンティティの中、渦中の姉がいなくなるという。姉はいつも優しかった。けれど、由衣の感慨はそれだけだった――。
姉妹間格差とコンプレックス、尊敬できない自己を持った主人公が、姉の死に向き合う喪失の青春短編小説です。
その姉が、とうとう駄目だという。ずっと姉中心で回ってきた家で、いつも居場所がなかった由衣。母をはじめ他人はいつも由衣に感謝と努力をもとめた。狂ったアイデンティティの中、渦中の姉がいなくなるという。姉はいつも優しかった。けれど、由衣の感慨はそれだけだった――。
姉妹間格差とコンプレックス、尊敬できない自己を持った主人公が、姉の死に向き合う喪失の青春短編小説です。
一話 報せ
2025/05/11 18:00
二話 惣菜
2025/05/11 19:00
三話 孤立
2025/05/11 21:00
四話 麻衣
2025/05/12 08:00
五話 非常階段
2025/05/12 12:00
六話 友達
2025/05/12 18:00
七話 キャンディ
2025/05/13 08:10
八話 カップラーメン
2025/05/13 12:10
九話 お弁当
2025/05/13 18:20
十話 病院
2025/05/14 08:10
十一話 死の予感
2025/05/14 12:10
十二話 お見舞い
2025/05/14 18:10
十三話 三つの言葉
2025/05/15 08:10
十四話 日常の中
2025/05/15 12:10
十五話 夜は嘘にふるえてる
2025/05/15 18:20