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剣の鍛錬と事件

短い。

次の日、俺はレイストさんに鍛錬させてもらえるようお願いした。アイク様を守るには、強くならなければいけないと思ったからだ。

レイストさんは快く引き受けてくれた。

「まずは、、剣術からやった方がいいですね。構えから教えましょう」そういうと、俺に木の剣を渡して、同じポーズをするように指示した。

「そう、それが構えです。最初の構えは大事ですから覚えておいてくださいね、さぁもう一度構えて、次は振ってみましょうか」

急に振れなんて言われても、どうすれば良いのかわからない。まぁ、、アニメみたいにやってみるか。

そう思って、アニメのシーンを思い出しながら剣を振ってみる。すると、レイストさんは俺の剣を全て交わしながら驚いたような表情をしていた。

「ストップ。、、すごいですね、初めてでこれだけできるなんて、、」褒められた。

どうやら人の真似事は得意なようだ。

「では、その剣術を高めていきましょうか。」

レイストさんは構える。「戦いながら教えます。構えて」俺は言われた通りに構える。すると、レイストさんが剣を振った。

「上からのものは下から、体を上手く使って、、そうです」戦いながらでもわかりやすく教えてくれるレイストさんだが、、時々、敬語じゃなくて良いのにと思ってしまう。

「あの、、敬語だと話しにくくないですか、?」

俺がそう聞くとレイストさんは「あぁ、、ユウトさんは召喚されてここへきたのでつい、、」

今は執事なのだからタメ口でも気にしないと伝えると、レイストさんは安心したように頷いてくれた。

「それじゃあ、、続きをしましょ、、しようか」

まぁ、、すぐにはできないよな。


剣も基本ができるようになり、森の小さい魔物なら倒せるようになった。

家事も少しづつできるようになり、ダメ執事とはあまり言われなくなっていった。

自分に自信がもてるとこんなにも嬉しいものなのか。



ある日の夜、事件が起こった。

何者かが、ひとつの巻物を持って逃げたという。その巻物は、俺にはなんなのかわからないが、とても大事なものだとレイストさんは言っていた。

一旦執事長室に集まり、話し合うことにした。

ラミアさんは「盗んだのはエージェリー家と繋がりのある者でしょうね」と言った。

エージェリー家、当主の名はミレント・エージェリー。爵位は侯爵。アイク様は伯爵だから、一つ上の爵位ということだ。

ラミアさん曰くそのエージェリー家は、リストリー家を下につかせたいと、何か秘密がないか探っているらしい。やはり金持ちで性格が悪い奴はいるのだ。俺の主人がアイク様でよかったと改めて思う。

その日はもう夜も遅いからと、明日の朝改めて会議をすることになった。



部屋に戻る途中。誰かの話し声が聞こえた。

「あぁ、、、大丈夫、、、上手く、、から」

「そう、、、なら、、、、良い、、」

男の人の声、2人だ。

壁越しで上手く声が聞き取れない。

俺は諦めて部屋に戻った。



部屋に戻ってベッドで寝ようとした時、ふと気づいた。



アイク様はすでに寝ていて、この屋敷には執事は2人しかいない。


俺は嫌な予感がした。

これ以上は何も想像したくない。


怖くなって、俺はすぐに眠りについた。












スランプ状態で泣きそう、、、。


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