主人の望み
注意
・駄作です
・誤字あるかも
・言葉の意味がわからずに使っているところがあるかも
夜、ユウトは言われた通りにアイク様の部屋にきた。
コンコンとノックをし、返事を聞いて扉を開ける。
アイク様は俺を見るなり、こっちと手招きをして俺をバルコニーに入れた。
バルコニーから見る星空はとても綺麗で、ちょうど夏の大三角が見えた。この世界にもあるのか、と思うが今はどうだって良い。
「一体どうなされたのです?」俺がそう聞くと、アイク様は不安そうに俺を見る。そして、一呼吸置いてから話し始めた。
「ユウトに、僕の望みを聞いてほしい。」
望み?まだ会って1週間もたっていないのに、よく話そうと思えるな。と少し非道なことを思う自分が嫌になる。
「もちろん聞きますよ」そう言うと、アイク様は少し安心した顔をしてまた話し始めた。
「妖精と人間が、対立しているのは知っているだろう?お互いが、嫌な存在になってしまっている。それでも、僕は人間と妖精のハーフだから、、対立してほしくないと思ってしまう。どちらが悪いとも思いたくない。だからね、2つの種族が仲良く平和に暮らせる国を作りたい!昔のように、、、。一緒に叶えてくれないかな、、。」
主人の願い。普通なら叶えるしか選択肢はないだろう。しかし、今の俺にできるとは思えない。
主人のその願いを叶えるにはレイストさんが妥当だろう。もちろん聞くと言っておいて、断るのは悪いと思っている。それでも、恥を晒して、足を引っ張るようなことにはなりたくないのだ。
「すみません、俺にはできません。、、でもレイストさんならきっと力になってくれますよ。」
そう言うと、アイク様は少し悲しそうな顔をしたが、「そっか、、呼び出してすまなかったな」と言った。
部屋に戻る前、アイク様は「考えが変わったら、、また言ってくれ、、まってる。」と言ってくれた。
レイストさんに頼めば良いのにと思ってしまうが、俺にやってほしい理由が何かあるのだろうか。
次の日、レイストさんに玄関の荷物をアイク様に届けるように言われた。昨日のこともあり、あまりアイク様に会いたくはなかったのだがしょうがない。
俺は荷物をもち、アイク様の部屋へと歩く。
重い。中に何が入っているのだろう。
アイク様の部屋までそれほど距離はないのだが、すぐに疲れてしまう。運動不足なのもあるだろうが、一つでも重いものを2個もつとなると流石に疲れるだろう。
台車にのせてくればよかった。ここにあるかは知らないけど。
部屋につき、コンコンと扉を叩くが返事がない。
もう一度叩いても物音ひとつしないので、心配になって扉を開けると、椅子の背にもたれかかって眠っていた。きっと疲れているのだろう。当主としてたくさんの仕事してたら、疲れないわけないよな。
俺は起こすのは申し訳ないので、扉の横に荷物を置いてでて行った。
その後、俺はレイストさんに頼まれた仕事をした。
掃除中、レイストさんが話しかけてきた。
「ユウトさん、アイク様の頼みを断られたのですか?」そう聞かれビクッとする。いけなかったか?と不安になりながらも「はい、、俺には無理なことだったので、、」と言うと、少し考えてから俺に、「これは単なる助言のようなものですが、アイク様は相手が本当にできないことは頼みません。それも、貴方にだけ頼んだのなら、貴方しかできないことなんです、、、やるかどうかの決断の権利は貴方にありますが、、どうか後悔のないように。」と言って仕事に戻って行った。話している時のレイストさんは珍しく真剣な表情だった。
小説を書くのは大変で、頭がパンクしそうです。笑
一話も二話もこの三話も、1000文字をこえるのに必死でした。プライドというものでしょうか笑