失敗続き
めちゃめちゃの初心者です。短い。誤字あるかもです。
それでもよければ見ていってください!
朝、レイストさんに起こされ朝食をとる。
でてきたのは元の世界とは変わらないもので、パンとサラダ、それとスープ。
ここには料理人はおらず、レイストさんが料理をしているらしい。
俺はそれをたいらげて、仕事に移った。
◆◆◆
「ユウトさん。まずは洗濯から始めましょうか」
そう言ってレイストさんは俺に洗濯の仕方を教えてくれた。
元の世界では洗濯機を使うが、こちらにはそんな便利なものはないようだ。桶に水をはり、石鹸で泡を立てて木の板に擦り付けるようにして服を洗う。
「魔法でやるのが1番簡単ですけど、生憎水魔法は使えないもので、、」と苦笑いで言った。
魔法か、、この世界にもあるんだな、そんなものが。もしかして、俺も使えるのだろうか?使えるとしたら、アイク様を守れるものが良い。
「魔法って俺にも使えますか?」急に聞いてきた俺に、レイストさんは少々驚いたような顔をしていたが「それはまた後々」と言って洗濯を続けた。
レイストさんが洗濯した服は汚れひとつない、まるで新品のような仕上がりだった。ついでに良い匂いもした。
俺はというと、、、、汚れが目立ち、ヨレヨレになってしまった。
「まぁ、、初めはみんなそうなりますから。大丈夫ですよ。あとは私がやりますから、ユウトさんはお皿洗いをお願いできますか?」レイストさんは優しくそう言って、メイドに皿洗いを教えるようにと指示した。
「はい、、すみません」
うぅ、、迷惑をかけてしまったな、、、
やり方しっかり覚えないと。
厨房では、メイドさんが皿洗いを教えてくれた。
メイドさんは名をラミアと言った。
ラミアさんは皿洗いと両立して掃除まで、手際よくこなしている。一方で俺はまた、失敗ばかり。
皿を割り、床を水浸しにさせ、挙げ句の果てには棚までひっくり返した。
ラミアさんは呆れたようにして俺を見たが、何も言わなかった。
「すみません!ほんと、、あの、、片付け俺やるんで、すみません」俺は必死に謝るが、ラミアさんは「あー、もういいです。片付けはやっておくので、レイストさんのところに戻ってくれます?」とキレ気味に言った。でていく時に舌打ちと"使えない"という言葉だけ聞こえたが気にしないようにした。
レイストさんのところへ戻ると、すでに洗濯は終わった頃だった。
「あれ?皿洗い、もう終わりましたか?」
そう聞かれ、俺は「すみません、、やらかしてしまって、、」と気まずそうに答えた。
するとレイストさんは苦笑いをして、初めてだからしょうがないですよ、と励ましてくれた。
そして今日はもう部屋に戻って良いとも言った。
◆◆◆
次の日、俺はまた同じ失敗を繰り返した。
何度も謝っては失敗し、メイドたちには"ダメ執事"と言われるようになってしまった。
俺が失敗するたび、レイストさんは大丈夫、まだ慣れないだけ。と励ましてくれるが、そんな励ましがきかないくらいに落ち込んでいる。
この日も何もできずに昼の仕事が終わる前に帰されてしまった。
それと、家事はいいから。と、この世界のことが載っている、世界書という本を貸してくれた。
俺は部屋の椅子に座り、本を読もうと机におく。
その本はいくつかの〇〇編という風にわかれている。
貸してもらったのは2冊。
ひとつは『大地編』
この世界の地形や、山、川などの名前が載っていた。この世界の地形は元の世界とあまり変わらない。(国名はもちろん違うし、日本もない)
ちなみに、俺の今いるところは妖精の森から近い、ピスティスというところだ。
もうひとつは『妖精編』
この妖精編は、あまり出回ることがないらしい。理由は人間と妖精は対立しているから、とレイストさんから聞いた。妖精が住んでいる妖精の森は俺の近くにあるのを含めこの世界に四つしかないみたいだ。ずいぶんと少ないように思えるが、妖精は小さくもなれるから特に困ってはない、、のか?人間に妖精気持ちなどわかるはずもない。
妖精には花の名前がついていて、花言葉と同じように意味もあるらしい。妖精の行動はその花の意味を表しているとか。まあ、人にもよくある。この名前の人はこんな感じの人だよ、の占い的なものが当たっているのと同じと考えても良いだろう。
そんなことを考えながら珍しく集中して読んでいると、突然部屋の扉がコンコンと音を立てる。
誰だろう、と扉を開けるとアイク様が立っていた。
「ど、どうなされましたか?アイク様」慌てて聞くとアイク様は「今日の夜、、僕の部屋にきて」と言って、すぐに戻って行ってしまった。
何か伝えたいことでもあるのだろうか?
疑問が湧いてくるが、夜になるのを待つことにした。
今日スマホを開いて、一話のアクセス状況を見ると昨日今日合わせて14のアクセスがありました!とても嬉しかったです!皆様のご期待に添えるかわかりませんが、これから頑張っていこうかなって思っています!
駄作ですが、これからも見てくれると嬉しいです。