飲み込むでなく垂れ流すでない道を教えてくれた出会い
誤字報告を頂きまして
心より感謝いたします
ありがとうございます
もらった言葉があって、教えてくれた言葉があって、それだけをおかずに私は白米何杯でもいける、というのは暗喩で直裁的に言ってしまうと何度だってイける。
断っておくが私は三つの欲のうちの一つからそれを取り戻したいと欲するほど遠ざかっており、今更どうこうしたいというわけではない。たまたま出会った二人が男女だとすればそういった可能性を頭の隅に引っ張り出してこなければならないような気におそらくお互いなるのだろうが、ちゃんと食べて寝ている、すでに私は満足でもう他のことは望むまい。息も絶え絶えむちゃくちゃにされるのは心だけで十分だ。
もちろん一緒にいるべき相応しい人とすでに一緒にいるから私は安心だ。駆け引きもやりもくもすっ飛ばして私はいきつくことができる。この世に流通している言葉を借りるならば私はこの世を愛していた。
まさか現代日本でこれを繰越できるとは思っていなかった。もう余生だと考えていた。どうやって暇を潰そうかとそればかり考えていた時間はまるっとそのまま創作の時間になった。
目の前のことしか見えていなかった私は背後からガッと殴られたり、自身の浅はかさに顔が真っ赤になって恥ずかしくていてもたってもいられなくなったりした。同時にひどくわくわくもした。目指すべきものを知り、私の視界が目の前から一気に天空の彼方まで開けた瞬間があった。
そして私は覚醒する。これは何もグール金木よろしく超人的に目覚めを体験したわけではない。ただ目が覚めた、正確に言うと私はこれを知っていたため、思い出した、という方が感覚としては近かった。携えている限り生きにくくってしょうがなかったそれをいつしか私は奥深く封印し、ないものとして生きていたのだ。一線を越えた私はもう望もうとも後戻りできなくなっていた。
進むしかない、退路を断たれ残された道は否応なく私に問う。なぜなのか? どうしてなのか? どうしたいのか? どうなりたいのだ! 頭の中には常に○さんがいた。私は聞いた話を可能な限り厳しく正しく反芻し何度でも理解することを試みた。
たまたまの出会いで私がこれほどのことを得られるとは前世でどんな徳を積んだのか、ありがたさに打ち震える。前世どころではない、今生も引っ張り出してきては私は頬擦りして過去の私を抱き締める。繋がっている、気がするのだ。そして私はその先も見据えている。
よくわからん方失礼☆
お読みくださり感謝します