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俺は魔王で、あの子は閃姫(せんき)。  作者: ゆっちん先生
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プロローグ 俺は魔王で、あの子は閃姫(せんき)

 ——大帝国ガルガメッシュ。

 大陸を統治し平和をもたらした帝国にして、エルドランド大陸の六割を占めている覇権大国。圧倒的武力。唯我独尊。向かうところ敵なし。束になっても敵わない。

その国力を恐れ、諸連合国の誰もが、大帝国だけは敵に回したがらない。戦乱の世が終わった今、帝国ガルガンメッシュは大陸の中心として、繁栄の一途を辿っていた。

 しかし、戦乱が終わり、人と人との争いが終わっても、魔物という脅威は帝国を恐れずに襲い掛かってくる。

 癖っ毛な黒髪短髪少年ヴァン・リッジホッグは、近辺の森で魔物が大量出没したというルーバ村へ向けて帝都ドルニーンを出立。

 なお、その道中の馬車は一人ではなく、金長髪の美少女も同行していた。

 

 ——


 俺の名は、ヴァン・リッジホッグ。

 十五歳にして、【黒王子】の二つ名を冠する天才児。

魔力を行使するのに必須な魔法の石盤——魔盤を埋め込んだ魔法杖マーリン一本で、火、風、水、闇、土の五属性魔力を自在に操ることができる、【万能者】。

 帝国を誇るヴァルパトス騎士学校に通い、実技試験の五属性分野において、余裕の学年トップ。

 「完璧な人間などいない」「神は人の上に人を作らず」、などという言葉もあるが、俺に限ってはその法則は通用しないのだ。

 そう、神は、俺にこの世のすべてを与え——。

「なんて顔してんの、気持ち悪。あんたいま、頭の中でIQの低すぎること考えてたでしょ? ナルシスト」

「考えてませんっ」

 俺は、反論してきた冷たい声音に即答で返した。食い気味で。怒りとともに歯ぎしりをして。

 状況を説明しよう。

 俺が帝都ドルニーンを出立してから、一時間が経過している。

 移動手段は馬車。揺れる車内から眺める外の景色は素晴らしく、疲労が溜まらないのに冒険気分を味合わせてくれるで、文句のつけどころがない。車内では同乗者との世間話を楽しみ、綺麗な女の子であれば、あわよくば恋人関係への発展を狙う。

 だが、この日に限ってだけいえば、車内は地獄の様相を呈していた。

 【閃姫】(せんき)——金長髪のリディ・クラフトが、氷のような鋭い眼光でこちらを睨みつけていたのである。



 彼女の名は、リディ・クラフト。

 十五歳にして、【氷姫(こおりひめ)】の名を欲しいままにする剣豪で、【剣王】グルベルトの娘。

 容姿端麗にして、叡智聡明(えいちそうめい)。剣士としての圧倒的実力だけでなく、実技筆記、全科目の成績が超絶優秀。剣技はもちろん、光、氷の二属性における魔術の成績でも、学年トップをキープし続けている。他分野も、常に学年二位~三位をキープしており、俺を差し置いて【女帝】なんて二つ名でも呼ばれているぐらいだ(こいつが【女帝】だと呼ばれるなら、上位互換の俺は【魔神】と呼ばれるべきだろう)。

 他にも【剣傑(けんけつ)】、【氷の女帝】、【閃姫(せんき)】などなど、複数の二つ名を持っている、超優秀児(エリート)

 まあ、確かに? 俺と違って授業もサボらないし、様々な危険任務(クエスト)をこなしてきた実績の持ち主でもある。面倒くさがって、今まで一度も任務を引き受けてこなかった俺と比べれば、実戦経験の差は歴然だ。

だが、あくまで、言っておこう。それを差し引いても、俺の方がはるかに優秀である、と——(根拠はなんだって? まあ、焦るな凡人共。おいおい説明するさ)。

 そして……これまた面倒くさい話なのだが、俺とリディは幼馴染である。しかも、親同士の仲がいいせいで、〇歳からの幼馴染。子供同士はいがみあっていれど、親と親の付き合いが良好なわけだ。というのも——。

「【魔王】こと帝王ディーゼルを親に持つ、この俺様、ヴァン・リッジホッグ様と偶然同乗しちまうなんて、閃姫様も運がいいなあ」

「……ディーゼル王には同情するわ。出来の悪いナルシストが生まれてきて」

「あぁ⁉ 俺は、まるごと天才だぁ⁉」

 そう、俺は——この国の帝王ディーゼル・リッジホッグの息子であり、【魔王】と呼ばれるその魔力を受け継いだ、超秀才なのである(つまり、リディの上位互換。ついでに、王子様)。

 【魔王】ディーゼルと【剣王】グルベルトは、先の第一次ヴァルガ―戦争における英雄であり、戦友だ。元々気が合うのか、危険な死線をくぐりぬけてきた吊り橋効果なのかは分からないが、俺とリディの両親はいつまでたっても密接な仲にある。

 ツラツラと、早口で冷たい言葉を返してくるリディ。

 脳血管が怒りで膨れ上がるのを感じながら、怒鳴って容姿端麗なリディの顔面に迫る。

 リディもすぐさま鬼の形相に変貌し、至近距離でガン飛ばしをしあう状況に陥った。

 おれとリディの関係は、仲が悪いなんてものじゃなく、犬猿の仲だとかいう生ぬるいものでもない。「天使と悪魔」、「狼と虎」、第一次ヴァルガ―戦争の真の黒幕と言われている二柱の神「光神ヴァロベルトと影神グルガ」だ。

 至近距離での睨み合い。

 リディの色白の肌が、眼前に迫る。

零れんばかりの大きさでありながら鋭い眼光を称える、(しら)(あい)の瞳。

小さくてぷっくりと膨れる薄紅色の唇。

腰まで伸びる金長髪は手入れが行き届いていて、ツヤッツヤのサラッサラ(触ったことがあるから感触を知ってる)。

 悔しいがお世辞であっても、「綺麗じゃない」と言うことはできない。正直、可愛い。彼女以上に容姿が優れた女性に俺は出会ったことがない。

 だが、内面はどうだ。

 顔を突き合せる度に、飛び出てくる毒舌。俺が言い返せば、それを超える更なる毒で塗りつぶしてくる。

 基本無口。冷徹で可愛げがなくて、これっぽちもいいところがない。

 天は二物を与えず、と言うが、まさにリディのことを指すのだろう。この女には、見た目があるが、中身がないのだ(もちろん、ここでも俺は例外で、見た目も中身も備わってしまっているわけだが)。

 とにもかくにも。

 俺は顔を突き合わせるうち、頬が熱くなって、胸の辺りがムカムカと痛みを覚え始めていることに、気が付いた。リディも頬がみるみるうちに真っ赤になって、同時に身を引いて席へ腰を落とす。視線を逸らすところまで、俺たちはまったくの同時だった。

 肩で息をし、板の板のつなぎ目を見つめながら、「また、これだ」と、俺は胸の痛みを腕で抑えながら奥歯をくいしばる。

 そう、これもまた、俺がリディを嫌っている要因の一つであった。

 謎の病の発症時期は、俺もリディも恐らく十歳頃。

 至近距離に迫ると、徐々に体中が火照りはじめる。

 肌が少しでも触れようものなら、頭が真っ白になって意識が吹き飛ぶ。

 間違えて着替えを覗いてしまった時には、鼻血が噴き出て、寝ても覚めても止まらなくなってしまったことだってあった。

 しかも、相手がリディの時にだけ、リディは相手が俺の時にだけ、この症状を発症してしまうらしいのだ。

 原因も名称も分からないこの病気に、おれは「リディ、嫌い嫌い病」と名付けた(リディの方は、「ヴァン嫌い嫌い病」である)。

 十歳以降、この病気を機に、俺とリディが顔を突き合わせることは減り、仲の悪さは加速の一途を辿っていった。

 憎すぎるあまり、一人でいる時にさえリディの姿が目に浮かんで、半日ベッドの上で胸の痛みをこらえる日があるほどである。

 だが、親が仲良すぎるせいの縁だろうか?

 一週間に一回程度の頻度で、リディと一時間以上行動を共にしなければいけないイベントが巻き起こる。裏で誰かが仕組んでいるじゃないだろうか、ってぐらい、必ず俺達二人きりの時間が生まれるのだ。

 天は二物を与えず、が俺にも当てはまるのだとすれば、そう……きっとリディ関連の運だけは、俺も持たずに生まれてしまったのだろう。

(くっそぉ……また心臓が早鐘打ってやがる。なんか緊張して、うまく言葉も出てこねぇし……。本当、何の病気なんだこりゃ)

 もう一度言っておくが、この病気を発症しているのは俺だけではない。結果、車内には重苦しい沈黙が下りていた。

 高鳴っていく鼓動は、刻一刻と悪化していく。……まったく本当に厄介すぎる。

 十数分後、最初にその重い沈黙を破ってくれたのは、リディが嘆息とともに漏らした一言だった。

「はぁ、それにしても……。父上が『娘のことが心配なんだ。どうしても、馬車に乗って行ってくれ』と懇願したものだから、一台しか残っていなかったコレに乗ったのだけれど」

「俺も親父に言われた」

「馬車というのは、実に不便な乗り物ね。常に揺れていて、落ち着かなくて、だんだん気持ち悪くなってくる。徒歩の方が体も鍛えられるし、自分の足で走ったほうが馬より早い。新鮮な空気も吸えない上に、見ることができる景色は、窓からの小さな範囲。極めつけに、無駄にお金がかかる。一言でいってしまえば——最低最悪の乗り物よ」

「あ……?」

 俺の頭の中に、これまで馬車と過ごしてきた(?)鮮やかな日々が思い返される。ちょっと遠出をするときは馬車。雨風をしのいでくれて、どんな時も馬車は一緒だった……。

 だから——至高の乗り物、馬車にケチをつけるなんて、許せねぇ!

 ブチッ……。俺の額で、毛細血管が怒りのあまり破裂した。

頭を殴られたような痛みに構わず、俺は声を荒げてまくしたてる。

「あー、はいはい。これだから、剣で戦うことしか脳がないゴリラ女は。いいか? 徒歩こそ最低最悪な移動手段だ。移動で無駄に労力を消費して、任務に支障をきたしちまうことはもちろん、靴や服なんかが泥で汚れちまう。馬車の料金が高いとか言ってたが、靴や服のクリーニング代と比べたら、どっちが高いんだろうなぁ? なんだったら、馬車ってのは馬自体が男のロマンだ。俺のように脳味噌ばかり鍛えた体の弱い秀才にとっては、最速の移動手段でもあって、一石二鳥どころの話じゃない。断言しよう——徒歩での移動なんて、下民だけがする無駄な労力だ」

「あら、ルーバ村までの馬車の料金は一四〇〇〇ヘッツ。クリーニング代とどっちが高いか、だなんて決着は見えていると思うのですけれどね」

「きょ、距離にもよるだろう! 何より、雨や風の強い日はどうする? 雨風を左右されないのは、馬車の最大の利点。雨に濡れながら走り続けるほど、侮辱的なことはこの世にない」

「ふん、雨風の日には緊急任務以外に出なければいいだけ。緊急任務なら、その時だけ馬車に乗ればいいのだしね」

「ほーら、結局馬車を使うんじゃないかぁ! それはもう、馬車の良さを認めてるってことと、同義だろう⁉」

 俺たちの談義は、ヒートアップしていく。

 これもいつものこと。何かくだらない意見の食い違いが巻き起こると、俺たちの意見のぶつかり合いはとまらなくなってしまう。

 だが、言い合いが激しくなるほど理性を失い、意味を持たない罵詈雑言の飛ばし合いを始めるのは『人の常』というものだ(?)。

 おれたちの『馬車or徒歩 どっちの移動手段が優秀か?』談義はやがて……、ただの悪口が飛び交うけなし合いへと変わっていた。

「は……? ゴリラって言った? この脳筋魔導士」

「バーカ、バーカ。脳味噌は筋肉でできてません~。シナプスとグリアで、できてるんですぅ~。ゴリラ、ゴリラ~」

「ヴァン……どうやら、この剣の錆びになりたいようね?」

「——っ!」

 黒々しく怒りに燃えまくった結果、眼光が紅に染まるリディ。

 彼女の右手が目に終えぬ速度で動き、気づいたときには直剣が俺の首筋にあてられていた。

 いや、車内で剣はずるくね⁉ 魔導士の俺、逃げ場ないんだけれども⁉ 魔導士の俺なんかより、剣士ゴリラ女の方が、馬車内にいる利点あるんですけども⁉

 冷たい金属の感触。

 リディの額で、ギチギチと音を立てて盛り上がる毛細血管。

 一瞬でも彼女の機嫌を損ねれば、俺の首は飛ぶだろう。これ以上深入りするべきじゃない。少なくとも——正気であるのならば。

 俺は、ゴクリ……と息を吞む。

 そう、この時のおれは、正気じゃなかった。どうしても馬車の良さをリディに伝えたかった。

 だから……俺は声のトーンを落とし、冷や汗をかきながら、神経を逆なでしないように言葉を選びつつ喋り始める。

「え、えーとですね、リディちゃん……」

「ちゃ……⁉」

 訳の分からない話だが、ちゃん呼びした途端、リディの顔が耳まで深紅に染まる。狼狽え動揺し、怒りがどこかへすっ飛んでいってしまったことが一目でわかった。

 どうやら、「ヴァン嫌い嫌い病」がいい仕事をしてくれているらしい。俺は初めて、この謎の病気に対する感謝の念を覚えた。

 しかし、相手が発症すると、加速度的に自分にも症状が移ってしまうのが、この病気の恐ろしいところだ。真っ赤なリディを見ていると、俺も耳まで熱くなってしまい、動悸が早まり、言葉がたどたどしくしか繰り出せなくなってしまう。

「じ、実は……だな。さっきリディちゃんが言っていたことだが」

「ちゃ、ちゃちゃ……⁉⁉⁉」

「新鮮な空気が吸えないとか、気持ち悪くなるとかって言っていたところだ。……そ、そのだな……こうすると……」

 緊張で語彙力を失った俺は、震える右手で窓枠に手をかけ、三日月型の金属のひっかけを捻って鍵をあける。下側の黒い窓枠部分を押し込むと、窓が開いて新鮮な空気が流れ込んできた。

「つまり……ま、ままま、窓を開けると、外の空気を味わうことができる。気持ち悪さだって紛れるぞ。……まぁ、徒歩での移動ほど自然を感じれるわけじゃないが」

「おぉ!」

 リディはたちまち頬の赤みを消し、瞳を輝かして、首筋にあてていた剣もしまってくれた。

 いや、自分で説明しといてなんだけど、これ知らないことある⁉ どこの箱入り娘⁉ それともただの無知⁉

「確かに馬車って、いいかもしれないわね! 考えてみたのだけれど、移動時間で休憩することもできるし、コートもブーツも汚れないし、移動速度だってそれなりに早いわ」

「う、うん……?」

 興奮した様子で、まるで自分が今思いつきましたと言わんばかりに、語るリディ。

 それ全部、さっき方俺が言っていたことだけどぉ⁉ 考えてみたのだけれど、じゃないよ⁉ 何なのこの子⁉ オバカなの⁉ 俺の話聞いてなかったの⁉ 天然通り越して、天然石なのぉ⁉

 ムカムカと沸き上がってくる怒り。のはずなのに、【冷姫】と呼ばれる冷徹な彼女がたまにしか見せない無邪気な表情に、思わずふと違う感想も沸き上がってくる。

 その姿は年相応ともいえない、幼女のようだった。そんなリディを見ているうち、その想いはますますムクムクと増していく。

 そして、思わず言葉を漏らした。

「カ……カワイイ……ナ」

「え……?」

 リディと視線がぶつかり合う。

き、聞かれちまったのか……? いや、正直いつだって可愛いと思っているから、それ自体は問題じゃない。けれど、なんだこの熱くなっていく体は? 今にも空に舞いあがってしまいそうなほど、高揚する気分は? 気恥ずかしくって目を逸らしたいのに、リディの白藍の瞳に釘付けになって動かせない。

ずっとこうしていたい、とか思ってしまう。——なんて厄介なんだ、この「リディ嫌い嫌い病」!

俺達は十数分、謎の病気のせいで見つめ合って微動だにしなかった。

そして、大きめの岩にでも乗り上げたのか、突如として馬車が大きく揺れる。

「きゃっ」

「——っ‼」

 悲鳴とともにリディの体が席から浮く。おれは咄嗟に、その体を受け止めにいく。

 抱き留める形となった。服越しに触れるリディの柔肌。鼻孔の奥まで充満する、花のような香り。成長はおとなしめなものの、俺の胸に押し付けられて潰れる隆起。

 全身に熱い血潮が巡り——思考が真っ白になる。

「ご、ごめん、リディ」

「こ、こちらこそごめんなさい、ヴァン」

 超スピードでお互いの席に戻る、俺とリディ。

 これまで感じたことのないほど、動悸が加速し、息苦しくなってしまう。

「馬車って……最高ね」

「……⁉」

 リディが小さくそうつぶやいたのを、俺は聞き逃さなかった。

 俺が驚いて視線をあげたのと、リディが頬を真っ赤にしてこちらを振り返ったのは、やっぱりまったくの同時で——俺たちは再び見つめ合う沈黙の十数分を過ごしてしまった。

 恐るべし、「リディ、嫌い嫌い病」……。



——


始原の石盤ヴァルガ―。

人を生み出した神、ヴァロベルトが世に残したとされるその秘宝は、世界を破壊する力を秘めていると忌み恐れられた。

力を我先に手にせんとした諸国群が、戦争を開始。第一次ヴァルガ―戦争は十年にもわたり、ドラゴンや亜人、精霊たちをも巻き込んで、エルドランド大陸を戦禍へ陥れた。

戦争の終結は十年前、帝国ガルガメッシュ——王ディーゼル・リッジホッグの統治によってもたらされる。


戦乱の世が終わり、世界に平穏が戻ったのだ。しかし、始原の石盤ヴァルガ―の所在は今もなお、不明のまま。平和とは名ばかりで、たった一枚の石盤によって、その全てが崩れかねない危うい均衡の上で成り立っている。

偽物の平穏が、エルドランド大陸を包んでいた……。



~登場人物紹介コーナー~ ヴァン・リッジホッグ


ヴァルパトス騎士学校に所属する、一五歳の少年。二つ名【黒王子】。魔王ディーゼル・クリケットの息子であり、天才肌で五属性魔法を自由自在に使いこなす。お調子乗りであわてんぼう。リディとは幼馴染で、本人は自覚していないが恋をしている。癖っ気の黒髪短髪で、目つきは狼のように鋭い。本人はイケメンだと自負しているが、顔面偏差値は平均値。

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