表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この連載作品は未完結のまま約4年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

デスプリンセス 〜日本のGDP80%を稼ぐ20%の日本人を育てると言われる名門高校に外部入学し、2年の秋でついに登り詰めた生徒会長の座だったのに意味不明な謎の権力によって退学にさせられてしまった件~

作者:暁舞子
デスプリンセス。
それを語るにはまず、この学校のことについて話さなくてはならない。

国立青國大学附属高等学校。
 名の通り国立青國大学に附属する高校で今や日本のGDPの80%を稼ぐ20%の日本人は大抵が青國の卒業生であると言われ、世に言う天才、秀才はもちろんのこと、政治家や名家の後継などが集い本校で日々学業に専念している。
 青國高校に優秀な生徒が集う理由は多くある。
 ひとつは、最高レベルの教育と教育機関があること。
 ひとつは、生徒の主体性、自律性を尊重する仕掛けがあること。
 ひとつは、充実した学区内施設、および関連施設があること。
 ひとつは、内部から国内、また海外大学への進学率の高さ、就職への強さ。

 しかし、こうも名家や財閥の後継や各所企業にパイプを持っていたりする天才達が集えば校内は権力という名の秩序によって、カオスが蔓延し学校は個人に私物化されてしまうのが道理だ。そのような事案に対し、また予防として現理事長・牟堂京介はある組織を生み出した。それが、「デスプリンセス」。

 デスプリンセスは正式名称を第二特別風紀委員会という。
 第二特別風紀委員会の目的はイギリスの哲学者ジェレミ・ベンサムが設計した刑務所「パノプティコン」を原型とした教育現場における監視であり、それは青國高校に絡む利権を断絶し、生徒と教師全ての行動を抑制、そしてパノプティコンがもたらす効果である監視される者への倫理・道徳心の養成と理性的行動を十分に促している。

 また、第二特別風紀委員会は青國高校の管轄ではなく教育委員会からの直接の管轄のため、学校および学校を媒介として保護者から委員会に異議申立てすることはできず、委員会の決定に疑問がある場合は直接教育委員会に異議を唱える必要がある。
 デスプリンセスは誰にも侵すことのできない聖域、青國高校に置いて最強の権力である。
2年・黒川晴人編
001 『退学通知』
2020/10/31 23:01
002 『救世主』
2020/11/02 21:06
003 『演説』
2020/11/09 09:00
004 『本末転倒』
2020/11/16 09:00
005 『六』
2020/11/23 23:24
006 『駆け引き』
2020/11/30 22:27
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ