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STAGE1-3驚きのtruth

「んんー!ぃやっぱり敬語で話すとかないわ。まどろっこしいし、肩が凝りそうになるし。やっぱり人間ありのままがいいよね。レリゴーっつってね。」

「(・д・)ポカーン」

「そっちの世界のユーモアを取り入れたつもりだったんだが...掴みは大失敗みたいだな、うん」

急に訳の分からないことを言い出したと思えば次はケラケラと笑い出した。


待て待て待て!誰だこいつ!いや神様だよ!

そうだけど!さっきの優しい口調はどこいった!

なんだよレリゴーって!少し古いわ!

めちゃくちゃ寒いわ! そうじゃなくて!

「ま、待ってください!しゃべり方はもういいとして、う、嘘ってどう言うことっすか!?」

「全て嘘だ」エリアはそう言った。

その言葉がどういう意味なのか全くわからない。

その問いをした途端、エリアは笑うのをやめ

真剣な顔で言った。

「...実はな、君が死んだのは私の失態だ。」

失態?どゆこと?

「さっきも言ったが私は運命から弾かれた死者を導く役割がある。だがもう一つ、君の生きていた世界を監視する役割も担っている。」

「世界を、監視?」

「人には人生というものがあるだろう?

趣味に時間を費やしたり結婚したり、細かいことは君たちの生き方次第で決まったり変えたりはできるが、産まれる時期、死ぬ時期、それらはあらかじめ決まっている。だが人は事故を起こして死ぬことも、病気になって死ぬこともあるだろう?

それが予期せぬ事態だった場合私達はその予期 せぬ事態を回避させなければならない。...まぁそれがその人の運命だった、と言うなら話は別だが......理解は出来ているかい?」

「まぁ大体は...つまりその人の生死にまつわるシナリオに沿わないことが起きれば貴方はそれを回避させなければならない。ということですよね?」

「まぁ、詳しくいうとそれを未然に防がなければいけないってのがやくわりなんだけどな。あと、君も楽に喋ってくれ、私に敬語を使う必要はないよ。...何せ私は今から君に最悪な話をするからね。」

「え?あ、分かっ...た。」

「今の話を踏まえて、掻い摘むとだ。

君が守った女の子、彼女の人生では本来ならあの場所で生死をわけるような事態はなかった。

起きてしまったことを防ぐにはその時最も可能性の高い方法を選択しなければならない。だが私も焦っていた。その方法を確認することなくそれを実行し、それで君が彼女を救い命を落とした。

...それら全て、私の注意不足で起こった出来事だ。」


「はぁ!?つ、つまりアンタの凡ミスで俺は死んだってことか!?なんだよそれ!!」

「君の怒りは最もだ。本当に申し訳ないと思っている。だがそうしなければならなかった。」

「んなこた知るかよ!あんたがミスったせいで俺が死んでその子を助けるためなら俺は犠牲になってもよかっ......。」

「.........?...」


死んだことはもう仕方がない、そんなことは分かっていたが、その内容のあまり、怒りと困惑をぶつけずにいられなかった。


だがその時一つ脳裏に疑問が浮かんだ。

その内容次第では先の怒りも変わるかもしれないと、そう考えると今までの怒りより先にその疑問が口に出ていた。

「......なぁひとつ聞いていいか。」

「...なんだい?」

「どうしてその女の子を助けた?いろいろと思うことはあるんだが、それを先に聞かせてくれ。

その女の子には何かあったのか?俺の人生をねじ曲げてでも助けなきゃいけない何かが」

様々な感情を抑えて聞いたその質問に、エリアは

少し驚いたような顔をしていた。

そしてエリアは答えた。

「あぁ、あの世界では遠くない未来で戦争が起こる。彼女はその未来で戦争を未然に防ぐ功労者になる子だ。」


────絶句した────────


自分のいた世界で将来戦争が起こること、

助けたあの子がそんな重役だったということ、

違うそんな事じゃない。

俺は声を大にして叫んだ。



















「そんな重役なら目ぇ離すなよおぉォオォーーーー!!!!」




この調子だと転生するのはもう少し後になりそうです。お付き合い下さい。

あと主人公やエリアの感情がコロコロ変わったりしているのも目を瞑ってくださいw

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