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STAGE1-1 スタートするStory

目を開けた。


そこには教会のような風景が広がっていた。

木造のフローリングに白塗りの壁、最奥には祭壇があり、自分が立っている入口であろう場所から祭壇までの道には

赤いカーペットが敷かれている。

華美な装飾はないが綺麗な場所だった。

ただ、二つ気になったことがある。

一つは、教会でよく見る左右に並んだ座席

のようなものがないこと。

もう一つはカーペットの先、祭壇の手前に女性がいた。そこまでは別にいい。室内である以上誰かいてもおかしくはない。

だが気になったのはそこではなく、

彼女が座っている場所である。そこには、



────コタツがあった。────────



その女性は黒い修道服を来ているが頭は被っていないし、修道服の割には肩出しであったり首に直で十字架の首飾りを付けていてどこかエロスを感じた。

肌は少し浅めの褐色で、跳ね気味のやたら長い銀髪は座っているせいで正確には分からないがフローリングに当たる程

伸びており、身長程はあるんじゃないかと思った。

少しつり目なエメラルド色の大きな瞳、整った顔立ち。

思わず見とれてしまった。

惚けていると美女が口を開く。

「...貴方は、命を落としました。」


「......え?...命を...え?..?」


待て待て待て、今「命を落とした」そう言ったか?

何を言ってんだ?この人は??

だって俺はこうして声を発しているし手足もある。

今もこうして教会で美女と会話して......


教会?


あれ?俺は確か新作のゲームを買いに行って

その途中で......

その答えに行き着くと同時に美女は答えた。

「貴方は横断歩道で少女を救い、

その代わりに車にはねられ死亡しました。」


唖然とした。

だが美女は続けて言った。

「私はエリア。運命から弾かれた死者に

新たな道を指す神です。」



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