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異ジン マンション  作者: シルバー
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雨の日はゲームの日

今日は雨が降っている。

雨は嫌いだ ジメジメするし、悠鬱な気分になる。

何より

涼『・・・暇だー』

テレビを見てもこれと言うものはない

俺は暇で死にそうであった


ジャンヌ『涼さん〜 居ますか?』

外からジャンヌの声が聞こえた

涼『居るぞ』

俺がそう答えると

ジャンヌ『一緒にゲームやりませんか?』

と聞いてきた

涼『良いぞ、暇だったし』

俺は、ジャンヌの部屋へと招かれた

部屋は実に綺麗であった ゲームソフトが五十音順に棚に並べられており

埃 一つ無い清潔感に溢れる空間である


涼『・・・IHキッチンなんだ』


ジャンヌ『はい、トラウマでガスコンロが・・・』

※ジャンヌダルクは最期 魔女とされ 火炙りで処刑された

涼『・・・なんか、すいません』

ジャンヌ『いえ、特に気にしてないので』

そう言うとジャンヌはテレビの電源をつけ

ゲームを起動した

ジャンヌ『マラオブラザーズします?』

涼『お、良いね』

ジャンヌ『では、ソフトを入れて・・・ あ、お茶を忘れてました』

ジャンヌはキッチンへ向かい 紅茶を入れて来た


ジャンヌ『砂糖とミルク置いときますね』


涼『あぁ・・・ ゲームやる時いつも紅茶なのか?』


ジャンヌ『えぇ、紅茶は冷静さを保てるので』


涼『そうなんか・・・』


そして、

ジャンヌ『・・・』(ガチャガチャガチャ)

※ボタンを押す音

涼(わー、目がガチだ・・・ 普段のと同一人物とは思えんくらい怖えー)

数時間後




ジャンヌ『ふぅ、楽しかった』


涼『大会やイベントにゲストで呼ばれる訳だわ・・・ 手元が見えんかったぞ 早すぎて』


ジャンヌ『え、本気を出せばもう10倍ほど』


涼『バケモンかよ・・・ て、もうこんな時間か』


ジャンヌ『ほんとだ・・・ あ、いつの間にか晴れてる』


涼『ほんとだ・・・ じゃ、俺はここら辺りで』


ジャンヌ『えぇ、また遊びましょ』


ジャンヌが優しい笑顔で見送る中

俺はジャンヌのとは 対戦型はやらないと心に決めていた

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