第二話 そうだ竜宮城にいこう
それは翁にとって予想外の出来事であった。
もともと 桃太郎‐MOMOTAROは自分を殺そうとした婆に復讐するために送り込んだ殺人兵器である。
しかし桃太郎‐MOMOTAROは婆を殺す気配すら見せず、むしろ婆に手なずけられた。
奴が得意としている「超魔力の塊‐KIBIDANGO」によって・・・
それはすなわち、翁の復讐の失敗を意味していた。翁は唇をかんだ。
しかし翁の婆に対する怒りは収まらない。自分を殺し、遺産を奪い取ったことの怒り
そして、たとえ復讐のため生み出したとしても、初めてできた自分の息子を奪われたことへの怒り
翁は決意した。婆をSATSUGAIし、最愛の息子を奪い返すことを
そのためには、厳重な警備が敷かれている、「婆邸‐rich house」に潜入しなければならない。
今の老いぼれの姿でノコノコと入れば、婆に今度こそ殺されるかもしれない。
すなわち、翁は姿を変えなければならない。 また、年とともに衰えた体力も取り戻さなければ……。
答えは一つだった。NEET‐蓬莱○輝夜が持つ不老不死の力を奪うしかない。
翁は三日三晩、彼女の不老不死の力の研究を続けた。
だが、結果は翁にとって残酷なものだった。
解析の結果、不老不死の力は、彼女をSATSUGAI☆することだった。
しかし、そもそもNEET‐○莱山輝夜は不老不死で死ぬことはない。
それどころか「完全な停止‐永遠」と「極限の加速‐須臾」を操るNEET‐蓬○山輝夜を
竹狩‐banboo huntをするのがやっとの翁では殺すことは、できない。
翁にとっては、死の宣告をされているようなものだった。
不老不死になるために死んでは、元も子もない。
翁はNEET‐蓬莱山輝夜の不老不死の力をあきらめ、別のプランを練ることにした。
翁は考えに考え抜いた。 時にはあの検索エンジンの力を借り、ある答えにたどり着いた。
そうだ、竜宮城いこう。