テオの告白時々旅立ち
「テオ今日は大事な話がある」
俺が朝起きて父様からの第一声である、今までどんな時でも挨拶を1番にしていた父が大事な話があるというのだ相当大事なことなんだろう。
「うん、何?」
「テオお前は自分の事について分かるか?」
「わかるはずないでしょ?自分は自分だけど無限に可能性が広がってる、それを予測しろというのは無理な話だよ」
当然のことを当然のように俺は言った
「テオお前はその言葉を選んだが他のお前ぐらいの歳の子供たちは何千人に1人いやいるかどうかもわからないな。普通お前の歳ならそこまで詳しく言えないと思う、お前は自分の事についてもうしっかり把握できてるか?」
俺はこれを機会に全部話そうと思った、どこまで理解してもらえるかわからない嫌われて捨てられるかもしれない。
でも、もう1人は耐えられないただ一人でいいだから俺のことを理解してくれる人が欲しい俺は2人が受け入れてくれることを願い全部答えようとした。
「・・・出来てます」
「お前は把握と事の違いが理解できる、それほど頭が良くて俺は嬉しいだが今回はその事についてだお前から見た自分はどう映っている?」
「恐ろしく異常だと・・・思います」
辛いなぁ真実を伝えることでさえ辛いもし受け入れてもらえなかったら・・・俺はどうなるだろう・・・
「異常だと自分で理解してることが異常なんだよ、テオわかるかい?」
「はい・・・分かります」
「テオお前はその力をどう使う?俺からはこれが最後の質問だ」
「僕は周りの人のために使いたい・・・」
これは俺の本心の言葉だ腹をくくった、俺のことを受け入れてくれなかったら・・・その風景が浮かんでくるだけど勇気を持って告白した
「父様母様今までごめん騙してた僕、いや俺は転生してきたものでそこらの人とどれだけ比べても1とすると100は差が出るいわゆる神のような存在だな、俺は異端者だ今まで本当に黙っててごめん・・・ありがとうさようなら・・・」
俺は無理だ受け入れる覚悟がまだ足りないよ・・・拒絶される前に出ていこうとした、だが
「テオ大丈夫だよ、私たち2人は味方だから悩まず全部言ってくれればいいのよ大丈夫テオは傷つけることに力は使わないってわかってるから」
「え・・・」
俺は自然・・と涙が・・・止まらなくなっていた
「母様っ・・・父様っ・・・うぅ」
「大丈夫、大丈夫だから」
そうして俺は約1時間ほど泣きまくった、泣いても泣いても涙が出てきたんだ仕方ないだろ・・・泣き止んだあと父様に「テオ学校へ行かないか?俺はお前が1人でも大丈夫だと思ったよ、力の使い方はしっかりわかるよな?なら学校へ行ってみろお前のパートナーを探すんだ。お前のことを最も理解してくれる子を・・・」
もちろん俺は飛びついたさ、仕方ないもんねぼっちだったんだから友達欲しいもんねー
そうして次の日――――
「じゃあ早速行ってきなさい今日が入学試験の日だから」
「・・・は?」
「それじゃあ世界をねじ曲げる時空の歪みを《テレポーテーション》」
そうして着いてみるとどうやらでかい闘技場のようなところで何やら魔法を使っている人が多数
「ってマジかよ!?」
『そこが試験会場だからそのおじさんに試験受けにきましたって言いなさいテオガンバ♪』
「おいーフレンドリーすぎるだろー・・・あ」
逆に注目集めちゃったよ・・・
「あ、あのー試験受けに来たんですけど試験内容はなんですか?」
「・・・は、はいえぇと試験内容は1番強い技の披露です」
「今すぐでいいですよね?試験会場ここですし移動なさそうですし」
「ええいいですよ」
「火炎の星」
チュドドドドドドドドドドドドーンバゴーン
またやりすぎちゃったよまぁこの時の対処法は
「やりすぎちゃいましたテヘペロ☆」
みんな固まってましたよ見事に
えーむちゃくちゃやりますよー頑張りますよーむちゃくちゃサイコー