魔法解禁!?
「ふわぁ・・・」
もう朝かまだ寝ていたいが、そういうわけにも行かなくなったんだよなぁ・・・困ったことに魔法に関する家庭教師を付けるらしい。
だが俺はどんな魔法でも使うことができるし、嘘をついて失敗してもかなりわざとらしくなる。
そこで俺は「家庭教師なんていらないよ場所を用意してくれたら本を読んで自分でやるから」と言ってしまった2人はすぐ承諾した。
だがそうなるとまた問題が発生だ、その場所を庭に作ると言い出したのだ確かに庭は広いし2人ともすぐに駆けつけることができる。
だが今回はそれが悩みの種だ、だって思いっきり魔法を使えないじゃないか!ということで俺は朝早くから起きて幻術魔法、強度強化魔法、消音魔法を組み込んだ結界を張りに行かなければならない、しかもこれは俺でもかなり疲れるのだ。
「よし、ここら辺かな・・・ドリームサーカス」
ふぅこれで一安心まぁ疲れたが・・・もう一眠りしてこようか
そう言って俺は部屋に戻り眠りについた
「テオ、テオ起きてよー♪早く起きないと無理やり起こしちゃうぞ♪」
目の前に母親の顔があった
「う、うわああああ」
この母親は心臓に悪いだが可愛いから許すがな
「もぉどうしたのよ早く支度してお庭で魔法練習しましょ今日は私空いてるから♪」
まずいまずいまずいこうなることを予想してなかった、1人でやると言ったら確実にすねてしまう。
そうなると俺の飯が危ない、前なんかすねて3日間飯抜きだぞ・・・その時はお手伝いさんがご飯を作ってくれたがそう何度も世話になるわけにも行くまい。
これはプライドの問題だが仕方ないとりあえずついて行くか・・・
「よし、じゃあこれをやってみて♪」
そう言って設置されてる的めがけ母様はぶつぶつ呪文を唱えだした
「我に従いし炎の精霊よここにその力を示せ《ファイアーブレス》」
どがっ的が思いっきり大破してるぞ、あれ盾だよなそれも上級の・・・どう考えてもおかしいだろまぁ俺も唱えてみるが。
「《ファイアーブレス》」
どがあああああああああああああああああっ・・・やりすぎたよ!?まじやりすぎちゃいましたよ!?音がおかしいでしょそれに結構な数あった的が塵さえ残ってないよ!?母様なんて固まっちゃってるよ!?
「え、えーとやりすぎちゃったみたいだねごめんなさい母様」
「い、いやいいのよ流石にびっくりしたけどね♪テオには魔法の素質がかなりあるみたいね~魔法学校に通ってみない?テオはしっかり考えられる子だし大丈夫だと私は思うよ♪」
「えっ、行ってみたい!」
魔法学校・・・厨二心がくすぐられるぜ
「それじゃあ父様にも聞いてみるから待っててね♪」
「うん!」
◇
「聞いて!テオがすごいのよファイアーブレスを1度見ただけで無詠唱で私の5倍の威力は出てるのを魔力切れも起こさず唱えられたのよ!」
「なんだと!?それは本当かっ!あ、済まない。お前1人で宮廷魔術師と互角だったよな・・・それを超えるとなると危険だなこの子の存在を知られたらテオのことを怖がって誰も近寄ってこない、下手をすると国に戦争の道具として使われる早めにテオと話したほうがいいな」
「そうね・・・あの子のためにもしっかり話さないと」
「今日は休もう明日テオと話そう」
「えぇわかったわおやすみ」
「おやすみ」
さぁテオ君どうなるか!次回をお楽しみにペースがおかしいと思いますがそこは作者がアレなので・・・すみません