【プロットタイプ】バッドエンドの、もしもの可能性
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
※『小説家になろう』、『カクヨム』様にも投稿をしております。
注意事項2
バッドエンドほどあーだこーだ考えちゃうの、
人の性じゃない?
もしもの選択がそれで大正解って訳でもないのにさ。
――我が家で映画見よーぜ。なんかめっちゃ泣ける恋愛系のヤツ。
そう、お呼びが掛かって、テレビの画面を見る。右から瑠衣、私、鏡花の順で腰掛けて、テレビのチャンネルを付けた。
なんか思いあってた二人の男女が、小さなすれ違いから別れてしまった話。死別した話。何方にも正当性があって、一概にどちらかが悪いとは言えなかった。
――病んでて、死にたくて、そんな状態で好きな人に会いたいかって言われたら、そうじゃないよ。迷惑掛けたくないし、あんまり心配して欲しくない。迷惑を掛ける前に。
――そんな事どうでも良かった。心配なんか幾らでもさせて欲しかった。なんでこんな遺書残して死んじゃうんだよ。
病むと視野が狭くなる。『こうな風にした奴に一矢報いて死んでやる』精神になるのは、珍しくない。とは実際の精神患者の言葉である。
瑠衣……は相変わらずドライ。鏡花は……あ、相当キてる。テイッシュ渡しとこ。
受け取ると、そのままズビズビと鼻をかみ始めた
「なんか、バッドエンドに対してあーだこーだ思ってしまうのは、二次創作が盛んなのは、『if』の世界が無数に存在出来るからだよね。
さっきの映画とか、病んだ精神の人を救わなければ、彼女に打ち明けていたら、とかそんな可能性が無数に存在するから。だからまぁバッドエンドの方が二次創作は盛り上がるんだけど」
色々と感情の整理が着いたのか、漸く何時もの調子で鏡花は物を話し始めた。
自分の感性に触れるところ意外はあんまり興味がないし、考察も俯瞰もしない。だから今回はそれなりに何かしら思ったのだろう。
「この世界には無数の可能性と選択がある。けれども与えられる選択は常に一つの積み重ねだ。
例えば物を出されたとして、食べる食べないの選択。別れ道が二つあったとして、何方に行くかの選択。それらの小さな積み重ねが成功か、失敗かを決定付ける。
成功に至るには、一体どんな選択を続けたんだろうな」
相変わらず瑠衣の指摘は冷静だった。感情云々にはそこまで干渉しようとしてない気がする。
間違った選択をしても、次はマシな選択を積み重ねれば良い。でも自分にとって都合の悪い選択ばかりを選んでしまうからああやって病んでしまうのかも知れない。
運がない。何も無い。と。
「人間さ、選ばなかった道を夢想化するんだよ。もし選んだ道が成功だったら、そこまで強く考えないじゃない? 今の世界が平和ならそれでも良いじゃんって。
その時に戻って、同じ選択をして、実体験してみないと本当の事は分からないのにね」
本当は、選ばなかった道の方が地獄かも知れないのにさ。
「ゆらりぃは、後悔とかないの? 人生に」
「さぁね」
「間違ってもこの映画みたいになるなよ。お前が死別が決定した瞬間、天国でも地獄でも平気で鏡花はカチコミ掛けるぞ」
「冗談……」
「諭羅、俺はこの事に関して冗談は言わない。鏡花を自分で殺したくなかったら、間違っても馬鹿な真似すんなよ」
考えたことない?
自分の選択の『もしも』について。
あの時、あの選択をしていたら、また未来が変わっていたのかな。って。
そうして思うのって、大抵今が『満たされてなくて』、向こうを選んだらもっと『幸せになっていた』みたいな『if』なんですけど。
だから二次創作はバッドエンドとか、過酷な話の方がめちゃ盛り上がる。
『自分で考えた幸せな世界が、そこに広げられる』から。
でも思うんだよ。
仮にその『もしも』の選択をして、『本当に今より幸せな世界』になるの?
って。
実際に歩んで見ないと、『もっと良くなるか』『もっと悪くなるか』なんて言えないんだよね。
下手したら今より悪くなる可能性がある。
例えば、いちごパフェとバナナパフェの選択権があって、バナナパフェを選んだ。
でもなんか、思ってたんと違う……。
いちごパフェのが良かったかも。
本当に? いちごパフェでも、『なんか違う』みたいな可能性があるかも知れないのに?
選択と運ってそれぐらい残酷なんだよね。




