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隠れ勇者イサムは今日も嘘つき ~勇気を示さないと強くなれない異世界で裏技を使われ強くなりましたが、面倒事を避ける為に嘘をついています~  作者: 野下大誤
第2章 強盗と領軍編

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第34話 朝に決める事

 主人公は、村から出立し初めての朝を迎えるようです。

 その宿からの出立前に決めておくべき事がある様で。

 朝、宿の俺の部屋まで3人が迎えに来たので、宿の食堂へと朝食に向かう。


 3人は寝不足そうだ。


 爆発したんだろうな。


 昨日は危ない場面もあったし、初めての高めの宿でのベットインだろうし。


 爆発すれば良いのに。


 そう思いながら、殆ど喋らないでの朝食をほぼ終えた処で、他人に話しを聞かれない様に俺の借りた部屋に3人を誘い、本当は昨日決めておくべきだった事を話す事にする。


 「戦利品の分配だけど、どうする?」


 「ん。ああ。そっか。決めてなかったよな」とアレンは、あまり戦利品に固執しない感じだけど。


 「決めておくべきだろうからね」と、俺はキッチリしておくべきと言っておく。


 「4等分か2等分で良いんじゃない」と相変わらず軽い感じでアレンは言って来るが。


 「5等分にしてパーティの財布を作るのも有りだよ」と提案する。


 「ん。何で?」と、アレンはそういう事を考えていない様だ。


 「4で割り切れないときの端数処理枠とパーティ全体で物を買う時用かな」と俺の考えを提案してみる。


 すると「パーティ全体で、何を買うの?」と、アレンでは無くミリアの方が聞いて来る。


 「野営用のテントとかかな。後は、誰かの装備を早く強化したい時とかに、パーティの財布から借金してもらって買うとか、ある程度貯まったら4等分し渡すとか、やり様は色々あると思うけど」


 俺がそう提案すると「あ~。ミリアとイサムに任した」とアレンはアッサリ丸投げする。


 「は~」と、俺がため息をつくと「なんだよ。マメな奴に任せるのが間違いないだろう」と、アレンは言ってくる。


 まあ、確かにそうなんだけど、と思いつつ「それで、俺が持ち逃げしたらどうするんだよ」と、問題点を指摘してみるが。


 「しないだろう」とアレンは相変わらず好青年のようだ。


 「女に騙されて、とか、ギャンブルにはまってとかあるんだよ。世の中には」と俺は懸念事項を伝えてみたのだけど「まあ、任せるよ」と、アレンに危機感は無いようだ。


 「とりあえず、いい方法が出て来る迄、それで行こう。財布を持つのはミリアね。補助にシャロンと言う事で」


 「えっ。私達なの」と、ミリアは想定外って感じだけど。


 「ああ。昨日アレンに渡したお金受け取っていたでしょ。それに俺は自分の財産の管理で手一杯だからね」


 「……良いけどさ、イサムの格納箱に入れておくのが間違いないんじゃないの」と、ミリアは不満そうに言ってくる。


 「金額が多くなったらだね。多分、そんな事になる前に皆に分配するだろうけど。で、次は、個人の成果についてだね」と、細かいクレームは聞かず、次の決める事に話を移す。


 「個人の成果?」と、アレンはまたあまり考えていない様だ。


 「3人とも何も言って来ないけど、昨日移動中に俺が採取した薬草類とか魔物の戦利品とかだよ」と具体的に言ってみたのだけど。


 「ああ。あれはイサムの物なんだろう」と、アレンは得たモノに固執しないけどさ。


 「それもハッキリさせておくって事」と、ハッキリさせるべきと提案する。


 すると「それで、どういう形にするんだ」と、アレンはアッサリ提案を飲む。


 「分かり易いのはパーティを組んでいる時の戦利品は、4人の戦果と言う事で5等分。パーティを解除している間の物は、基本各個人かな。

  パーティを解除していても、その場に4人ともいれば5等分と言った例外や、パーティを組んでいても1人で行動していた時のモノは、その人のモノと言った例外もあるだろうけど」


 「なら、それで良いだろう」と、アレンはそれで良いだろうと言う感じだ。


 「はあ。それで昨日採取した物は、ルールが決まる前の物と言う事で、パーティに提供する。冒険者ギルドへの薬草類の納品やパーティで使う薬とかに使えば良いと思う」


 「良いのかよ」と、アレンは何故か不服そうだ。


 まあ、物乞いでは無いと言う意識はあるのだろう。


 「ああ。正直、大した物は取れていない。だけど、今日はチャンスがあれば一人で取りに行くつもりだから」


 そう言うと「何を?」と、アレンはこの話には興味がある様だ。


 「魔素の濃い場所にしかないって言う魔力草と万能草を」と、俺の予定を3人に告げる。


 すると「昨日は採取できなかったんだ」と、ミリアの方が聞いて来る。


 まあ、彼女も薬学スキル持ちだからな。


 「ああ。街道と言う魔素が薄い場所を移動していただろう。俺はレベルが低かったから、街道からあまり離れなかったし。だから、あったのは傷薬草、解毒草、毒草の3種類だけ。まあ、大した値段にはならないから」


 「そうなんだ」と、アレンは、昨日行った冒険者ギルドでの薬草の買取価格もチェックしていなかった様だ。


 「でも、魔力草とか万能草は、安く買い取る冒険者ギルドでも1回薬を造れる量とされる1単位で1万GAZUとか10万GAZUとかだから」


 そう言うと「えっ。ぼろ儲けじゃん」とアレンは驚いているが。


 俺は「ちゃんと勉強していれば、そんな発言は出てこないんだけど……」と頭を抱えながら言うしかなかった。

 アレンは、薬草類について勉強不足の様です。

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