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隠れ勇者イサムは今日も嘘つき ~勇気を示さないと強くなれない異世界で裏技を使われ強くなりましたが、面倒事を避ける為に嘘をついています~  作者: 野下大誤
第3章 移住支援編

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第105話 宝箱と亜空間収納

 主人公は、ポチを都市の城門まで迎えに行き、一緒に武器屋へ行ったようです。

 ポチ用の武器は手に入らなかった様ですが、宿り戻り色々とするようです。

 夜もやっていた武器屋で、ミスリル鉄のショートソードⅡを手に入れた。


 キメラ戦で鉄ミスリルのショートソードが壊れたし、自作するのも良いけど、良いのを売っていたら武器を購入しておくべきと思ったので。


 さて。


 宿に戻り、宿の人にポチの生活魔法の説明をし、ポチの分の追加料金を払い借りた部屋に戻る。


 ポチは、部屋の隅に行って隠形スキルで世界に紛れ隠れている。


 リリアちゃんが、部屋にポチが居ないか見に来ていたと言ってあるからかな。


 そのポチに、下級魔回薬を投げて食べさせ、MPを回復させる。


 ポチの隠形スキルもレベル上げはしておいて欲しいから。


 ポチは隠形をしたまま「くゎくゎっくゎゎぁ」とか言っているが、とりあえずスルーだ。


 『ポチが風魔法を持っている事は隠すのですね』と言った内容だと返事はしているしね。


 ポチに、ちょっと様子を見て来るからと言って、偽装スキルで俺の気配をベッドに発生させつつ、中級魔回薬を飲み、転移でヌーガス町近郊へと移動。


 探索スキルでアレン達の様子も確認するが大丈夫だな。


 感知の及び辛い建物内だから、詳細に感知の魔力を操作するか力技で感知するかと言った事も必要だけど、無事だと分かれば良いだけ。


 なので、探索スキルにアレンとミリアとシャロンとその周りの状況だけ表示して、と指示。


 3Dマップでアレンとミリアとシャロンの名前が表示されているのと、その近辺に俺と敵対していると言う意味の赤い点や黄色の点が表示されていないのを確認しただけだけ。


 同じ町に黄色の点で表示される人が居るが、マップと示し合わせてみた感じだと、衛兵とか騎士団の詰め所に居る訳でもないし、盗賊とか強盗とか酒を飲んで喧嘩をしている為に危険人物と表示されている人とかだろう。


 ああ。


 視認転移で城壁に登って確認したら、家族喧嘩で周りに被害を及ぼしている人も黄色表示になるようだ。


 そんな事を確認した後は、転移でトラブルのあったハリアガ市やチャリス町近郊にも行って、探索スキルで調べてみたが、良く分からないな。


 探索スキルのランクを上げて、俺達に対する悪意とか害意とかを詳細に感じられる様にならないと駄目か。


 そう思いつつ、転移で宿の部屋に戻る。


 ポチに「誰か来た?」と聞いたが、「くゎっ」(誰も来てないですよ)との事なので大丈夫か。

 

 まあ、留守にしたのは数十分だしね。


 さて、と言いつつスキルをチェックしている途中で、思い出す。


 「あっ。宝箱ゲットしていたんだった」


 「くゎぁっ」


 「ああ。皆が俺を怖いもの見る目で見て来ていたのが気になってね」


 「くぅゎゎっくゎっくゎ」


 「どうだろうね。まあ、人それぞれじゃないの」


 そう言いつつ、亜空間収納内で宝箱を開けるとイメージする。


 亜空間収納内は時間を止めてあるから宝箱を開けられるかどうか、今更心配になったのだけど可能だった。


 まあ、亜空間収納内で生産出来るくらいだから完全に時間が止まっている訳では無いのかな。


 劣化とかが無いだけで。


 そうじゃないとしたら、自在に時間を止めたり進めたり出来きるのかもしれない。


 そんな考察をしつつ、空間魔法スキルに力の詳細を聞いた方が良いのかなとも思いつつ、宝箱の中身を個別に亜空間収納内に取り出すイメージで作業を進める。


 すると、亜空間収納外と同じ様に、中の物を全て出すと宝箱は世界の理によって消える様だ。


 それを確認し、戦利品を確認すると、神硬貨が4枚、大ミスリル貨が31枚、ミスリル貨が43枚、斥候の宝玉、匠の宝玉、鑑定の宝玉、斧技の宝玉、体術の宝玉、職業の雫、スキルの雫、蘇生の雫。オリハルコンのインゴットⅢ10個、魔法の袋(小)、魔法の袋(大)。


 Bランクのキメラの宝物だと、アルティメット幸運スキルの恩恵によりSランクの宝箱になるから、良い物がいっぱい入っている。


 やっぱり、宝箱の入手は頑張るべきかな。


 そう思いつつ、次はスキルのチェックだ。


 薬学スキルは、もう少しでユニークランクか。


 自分で作りたい中級魔回薬を作れるようになるにはユニークランクでLV6になる必要があるけど、ノーマルの十倍以上時間がかかると言う話しだったかな。


 職業の恩恵有り無しや才能の有無だけでなく、現状のスキルランク・レベルを基準に製造の難易度が判定され、それによって更に得る経験値が増減するから、だったか。


 まあ、LV6程度なら何とかなると思いたいけど、実際にスキル上げしてみないと、分からないな。


 その辺は、スキルが教えてくれない部分だから。


 後は、商業学スキルがベースランクから、ノーマルランクに上がった。


 これで、売り買いの時に通常の価格が分かる様になるそうだ。


 それに関連して、値引き値上げ交渉がナチュラルに上手くなるらしいから、交流術との合わせ技に期待かな。


 これで、物の売り買いの時に商業学スキルが消費するMPが減るのは嬉しいか。


 このMP消費の事もあるから、他のベースランクのスキルは早めにノーマルランクまで上げておきたいな。


 そんな事を考えていると、ドアを叩く音がした。

 誰かが主人公の部屋に来たみたいです。

 ポチを探すミリアちゃんでしょうか。

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