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能力者に溢れる残酷な世界で  作者: その辺にいる赤い人
5/5

5話  報告

雪崩で氷河山に遭難してはや3日

「吹雪がやんだな」

あれほど吹いていた雪風が嘘のように晴れていた。

「さて、取引しようか」

っん?

「お前は俺を捕まえなきゃヤバいんだろう?

だったら取引をしないか。」

エクスの発言に俺とシャイリアは驚いた。

「「はああああぁ!!」」




ここは氷河山の頂上付近の空

「フム、どうやらちゃんとあいつの所に近づいているようだな。」

ウェンたちを上空から覗く者たち2人いた。

その容姿は片方は足まで届くほど長い髪に側頭部から生えた角、そして体は女性らしい体をしていた。

もう片方はボサボサの比較的短い髪に側頭部から生えた角、そして体は男性らしい体を打つしていた。

その容姿から彼らは悪魔である。

女悪魔は男悪魔が言ったことにゆるーく疑問を投げ掛ける。

「でも間に合うのか~い。

あいつらの封印が解けるまで半年ないよ~。

一応、デモンが頑張っているけどそこまで伸ばせないみたいだし~」

「それは俺たちが協力すれば間に合うだろ」

「ええ~~大丈夫~?」

女悪魔は男悪魔の言動に不安そうな表情をした。

「取りあえず報告しに戻るぞ。」

「りょう~~か~い」





エクスの発言に驚いてから数時間後

俺は今、シャイリアと一緒に団長室の前にいた。

氷河山をなんとか下りたあと近くにある村の馬車を借り近衛団本部がある王都に急いだ。


(ちなみに馬車のレンタル料は1万フィル。

俺たちの給料の十分の一ほどが吹き飛んだ。

ウェンの財布ポイント

54700F(フィル)

-10000F(フィル)

=44700F(フィル)現在の財布ポイント)

俺たちを遭難まで導いてくれたエクスは現在、地下牢に入れられている。

少なくともエクスは国王からの命令が下されるまでは

牢の中だろう。


コンコン

「「失礼します。団長」」

扉を開け俺たちはテーブルを挟んで団長が腰かけているソファーの前にあるソファーに腰かけた。

.....

ソファーに腰かけててから10分が経った。

お互いになぜか気まずい。

「まっまあ、お前たちにはいろいろと言うことはあるが、まずよく無事に帰ってきた。」

団長は目頭を押さえながらそう言った。

「団長~、泣いているんですか。」

シャイリアはからかうように団長に言った。

やっといつもの雰囲気に戻り安堵し

「いっ、いや、泣いてない。

っと、とにかく、俺に報告してもらおうか」

明らかに泣いている団長に報告した。




「ええ!?、そんな大事なことを私を起こさず一人で聞いてたの?」

「悪かったって。」

俺はエクスと話していた内容をシャイリアに話していなかったのを咎められていた。

「もう、次から気をつけてね。

次そんなことをやったら血の契約結ばせるから。」

シャイリアは頬を膨らませそっぽを向いた

「ええと、じゃあお前の報告の内のレイビオについてお前らはあまり詳しくないだろうから話しておこう」

「はい..」

団長は苦笑いしながら言った。

「レイビオ帝国とレシア王国が犬猿の仲ってのは知ってるよな?。」

「はい、レシア王国が建国されて間もないころからずっとだと。」

「ここ100年レイビオ帝国とレシア王国は長年争い

を続けてきた。

原因の一つは能力者の扱いの違いだ。

レシア王国は能力者を一般市民と同様に扱うが

レイビオ帝国は奴隷として扱うし能力者のことを悪魔というらしい。

実際には悪魔は存在するわけだが

そんなこんなで100年間やってきたわけだが

ようやく4年ほど前に停戦協定が結ばれた。

それから両国の仲良くなればよかったんだが...

エクスから聞いた通りおそらく近いうちに戦争になるだろう。

だがそれを止める手立ては今俺たちの手にはない。

俺たち近衛団にできることは戦いに備えて鍛練することだけだ...」

.......

.......

「っと、話題が暗くなりすぎたな。

少し明るい話をしよう。

例えばエクスから聞いたメモリアルのこととかな」

「是非とも」

重くなった空気を団長は明るくしようと話題をかえた。



俺は団長にエクスと同様にメモリアルに触れたい意思を伝えた。

「俺もメモリアルに触れたいのはやまやまだが、やはり難しいぞ、いくら、俺たちが探し求めているものに繋がっていると言えど、重要文化財にあいつはそう触れさせてはくれない。」

「ですよね...」

「情報が欲しいのはわかるけど、触れて欲しくないから禁止しているわけだから」

団長が国王のことをあいつ呼ばわりしている点はおいておいて、一介の団員がお願いできるような件ではないのだ。

せっかく4日後に会う機会があるのに...

少しうなだれていた俺を励ますようにシャイリアが

「でも、言ってみるのはどうかな」

と言った。

「えっ」

うなだれていた体を起こしシャイリアの方を見る

シャイリアの透き通った青い目は俺をしっかりと見つめている

シャイリアに少し元気をもらった俺は

「そうだな、言うだけならただだし

言ってみることにする。

いいですよね団長。」

「言うだけなら許可する。

国王に粗相をしないと約束してくれよ。

なるべくフォローはするが」

???

あれその言い方だと団長も一緒にいるような....

「あのぅ、団長それだとまるでその場にいるような気がするんですが。」

団長はきょとんとするが次の瞬間思い出したように

「ああ、言ってなかったか。

お前らとは別件で呼ばれてるんだよ」

???

「団長もしかして何かやらかしました?」

「してねーよ!

ただの報告だよ。さっき話したことを含めて諸々な。

取り敢えず国王に会うまではお前らに休暇を与える

ウェン、特にお前はシャイリアよりも傷が深い。

しっかり休めよ」

「はい」

そうして取り敢えず休むことになったのだ。


次回は日常

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