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能力者に溢れる残酷な世界で  作者: その辺にいる赤い人
1/5

  1話  始まり

お初目にかかります。

その辺にいる赤い人です。

はっきり言って自分、文章書くの苦手です。

おかしな部分が有りましたらどうぞどんどん言って下さい。

あと投稿頻度はすごく遅いと思いますのでご了承下さい。

 突然だがこの世界には能力者がいる。

能力の種類は大きく分けて3つ、身体能力を飛躍的に上昇させることができるフィズカル能力。

物質物体を生み出すことができるクリエイト能力。

分類不可能で説明不可能なイレギュラー能力。

そしてかくいう俺はフィズカル能力を持っている。

この世界で能力者はそこまで珍しく20人に1人は持っていると言われている。



そんな世界で...

俺は大量のクレーターと焼けた土を見て呆然としていた。

昔から大森林を多少荒らされたことはあったがここまで酷いのは初めてだ。

「これは酷いね。」

俺の横から苦笑いしながら仲間のシャイリアが言ってくる。

「地下に拠点なかったらひとたまりもなかっただろうな。」

そう言いながら俺はシャイリアを見ていた。

整った顔立ちに透き通った青い目、きれいな黒髪。

その黒髪を後ろで縛ってポニーテールにしていた。

服装は動きやすい薄手の長袖の服に長ズボンを履いていて、その上にローブを羽織っていた。

シャイリアを見ているうちに思わず目があってしまった。

「何か私の顔についてる?」

「いっ いや、何も..」

「ふーん。」

俺の反応にシャイリアがニヤニヤとしているがほっとこう。

「とにかく、団長に報告しに帰ろう。」

そう言って拠点から出した荷物を持って移動しようとしたとき

「その必要はないぜ!」

背後から投げ掛けられたその声に俺たちは驚いた。

その声の主は優雅に歩きながら俺たちの前に立った。

「探したぜお前ら」

ボサボサの髪に少し伸びているひげ。

いうならばただのおっさんだが半袖から見える鍛え上げられた強靭な筋肉をただ者じゃないと誰でも一目でわかる。

俺たちに関してはその強靭な筋肉は見慣れていた。

それもそのはず俺たちの前に立っているおっさんは俺たちが所属している団体「レシア王国近衛団」団長、クラスだったからだ。


「レシア王国近衛団」はレシア王国所属の戦闘を得意とする能力者たちの集まり。

「レシア王国近衛団」の仕事は基本的に国王、王子の護衛や国の警備、そして戦争に用いられる。

このようにたくさんの仕事を国から請け負っていることから国の雑務係と言われている。

とまあそんな俺たちは1週間前に、見事に爆破されたレシア大森林の警備にあたっていた。

現在の状況を団長に伝えるべく王都に向かおうとしていたのだが。..

「団長、俺たちに何のようですか?今から団長に報告するために王都に行こうとしていたのですが。」

「この現状を見ればわかる。それよりもお前らに帰還命令が出ている。今から話すことはお前らに帰還命令が出ていることと関係がある重要な話だ。」

レシア王国が有する広大な大森林を爆散されたことよりも重要?

おいおい冗談はよしてくれよ。大森林を爆散されたことより重要なことなんてあるわけ...

「フィルナールの書についてだ。」

その言葉に俺の心は高ぶった。

フィルナールの書、それはおよそ200年前に書かれたとされるこの世界の調査書。

そこには動物とは異なる、通称モンスターと呼ばれる存在や、人間以外の多種族の存在などが生態やイラスト付きで事細かに書かれていた。

あまりにも信憑性がありそうな内容に調査書は現在でも事実を証明するために様々な調査が行われている。

そして俺は最後に書かれたこの世界の何処かにある悪魔が住んでいる黒い城を見つけたい。

そして会ってみたい。

その夢は「レシア王国近衛隊」に入ってから現実味が増した。

他種族を見てみたい団員のシャイリア、そして団長。夢を同じくする仲間が2人もできた。

そんな中、夢がかなうかもしれないんだ、興奮しないわけがない。

それはシャイリアも同じだろう。

横を見ると案の定シャイリアも目を輝かせていた。

「それで団長早く話の続きを!」

話しの先陣を切ったシャイリアは団長を急かした。

「それは...」

『それは?』

辺りに緊張が走る。

「それはフィルナールの書に書かれている種族、悪魔族が見つかった。」

上位の悪魔は人間を凌駕するとフィルナールの書に書かれている悪魔族。個体によってはとんでもない能力を持っているとも書かれている悪魔族。

そんな悪魔族がどうなったかすごく気になったので俺は団長に聞いた。

「その悪魔族はどうなったんですか。」

「悪魔族は現在俺たちの拠点にある牢に閉じ込めてある。だからウェンとシャイリアの夢が叶うかもしれないな。」

それを聞いた瞬間思わずガッツポーズした。

よしこれで黒い城に住む悪魔が見つかるかもしれない。

「やったー!!これで私たちの夢がかなうね。」

シャイリアは子供のようにはしゃいでいた。

俺も人のこと言えないけど。

「早く王都に戻りましょう!!」

ばっと、自分の荷物を取り、いても立ってもいられずに走り出した。

「おい焦るなよ。っと何か落としたぞ。」

「あっすみません団長。」

団長から四角錐型のペンダントを受けとった。

危ない危ない大事なものをなくすとこだった。

まだこの時世界が変わる大事件が発生するなど知るよしもなかった。





世界の終焉まであと158日




気が向いたら投稿すると思いますので、よろしくお願いいたします。

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