表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
White Magician  作者: 小林ヒデヒロ
出会い、そして始まり
4/16

広場にて....

バトルはまだまだです!でもお願いだから読んで行ってください。

 グレンは戸惑っていた。本当に簡単なテストで終わってしまったからだ。


 「あれで評価できんのか?」


 他ならないグレン自身が一番驚いていた。

 魔力総量、魔力操作は魔道具に触れるだけ、発動速度、威力は試験監督の前で何度か魔法を行使するだけ。独創性、特殊性に至ってはどのように計測しているのかわからない。その後に試験監督と簡単な面接のようなものを行いそれで終わりだった。

 グレンの試験評価は特殊性がA、発動の速さがC、それ以外は全てDという結果だった。


 「特殊性っつってもこれは生まれつきだしな〜」


 魔法は基本的に一つの属性、種類しか使えない。しかもそれは、生まれた瞬間に決まる。父親か母親と同じ、もしくは両親の属性の複合、ごく稀に隔世遺伝、先祖返りなどもおこる。試験の説明で梟が独創性、特殊性は別枠と言ったのには、こうした理由があるのだ。

 つまりグレンの実力的評価は魔法の発動が”ほんの少し速い”程度。


 「ホント俺、いいお袋に恵まれたなぁ」


 グレンの魔法は母譲り。家で自分の帰りを待っているだろう母親に、心の中で感謝する。


 「オヤジはもう少し評価高かったらしいけどなぁ...。才能は遺伝しないのかなぁ〜」


 そんな事を考えているうちにも、試験を終えた人がどんどん扉から出てきている。


 「にしてもやっぱ人多いよな〜。全員だもんなぁ」


周りをキョロキョロと見回していたグレンの視界に、あるものが飛び込んできた。


 「あ、あのこも終わったのか」


 あのこーーアリサである。


 「ま、貴族だしもう関わることもないよな」


 そうしているうちにもどんどん人が増えていき...


 『皆様、試験お疲れ様でした』


 また梟が飛んできた。再び広場は静まり返る。試験前と同じだ。


 『お気づきの方もいるかもしれませんが、この試験で編成されたクラスは基本的に変化致しません。』


 広場がザワつく。それに構わず梟はさらに言葉を続ける。


 『ここでの結果は才能の有無を如実に表しています。ですがこの学園は、あくまで魔法を学ぶ場所。ギフテッドになることだけが、魔法を学ぶ理由ではないと思います』


 広場には、その言葉に頷いているものも何人かいた。


 『つまり、将来魔法職に就きたいと考えている方の可能性を、我が学園はさらに伸ばしたいと考えているわけです』


 魔法職とは、文字通り魔法を活用する職業の総称だ。武器を作ったり、服を作ったり、さまざまな仕事がある。魔法を使った武器は王都守護魔法騎士団、通称王国騎士団がその多くを買い取っている。普通の武器屋にもあるが、魔法を使って作られているだけあって値段ははる。魔法を使った服は耐性を付与できるため、これまた王国騎士団が多く買い取っている。他にも生活に役立つ効果が付与された服などもあり、一般の王国民にも人気がある。生活用の服ならばそこまで値段が高くないのも人気の理由だ。


 「なるほど。そりゃいい取り組みだな」


 グレンは関心した。こういった職業はある程度専門知識を修めておく必要がある。学ぶ機会を奪われないというのは、そういった職業を目指す者にとってはそれだけでありがたいものだ。


 『先程も言った通り、これは合否を決めるとともにクラス分けを行うための試験です。クラスはS、A、B、C、D、E、F、Gの8クラスに分かれます。』


 すると、試験前のように右手の甲に文字が浮かび上がった。ここまでくれば、広場にいる全員がその意味を理解できるようになっていた。


 『右手の文字、それが皆様の配属されたクラスでございます。バツ印の方は残念ながら不合格となります。』


 全員が自分のクラスを確認し、親しいもの同士で何クラスだった?と確認し合うものも、『やっぱりダメだったか〜』などと言っているものもいた。


「お!てことは俺は合格したわけだな!」


グレンの手にはバツ印は出ていない。そのことに喜びと安堵を覚えていると、再び梟が口を開く。


 『クラスは、試験での評価が高かったものからSクラスに配属されていきます。順にA、B...』

 

 グレンは今にも膝から崩れ落ちそうだった。なぜなら...


 「え?ちょっと待てよ。ってことは俺...」


 『そして最後がG、という振り分けになっております』


 グレンは自分の右手を恐る恐る視界に収める。そこに浮かび上がる文字はーーG。


 「てことは俺、底辺じゃねーか!」


 なぜならそう、彼はGクラスだったから。グレンは崩れ落ちた。彼はとてつもないショックを受けたのだ。


 「てぇへんだ......」


 こんなしょうもない駄洒落を、思わず言ってしまうほどのショックを.....。


            ***


 アリサは絶望に打ち震えていた。自分はここまで落ちこぼれだったのかと。彼女の試験評価は魔力総量以外、全てーーD。配属クラスはG。

 視界の端で誰かが崩れ落ちるのをとらえながら、その視界がぼやけていくのを彼女は止められなかった。


 今の彼女にできたのは、その雫をこぼさないことだけだった。

バトルに入るのは後4、5話ほど後になると思います。

プロット考えてないのでわかりませんが...。

それまでもう少し待ってください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ