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White Magician  作者: 小林ヒデヒロ
出会い、そして始まり
2/16

運命の日ーーグレン

二話目です!グレン視点の方が楽しい!楽しんで頂けたら嬉しいです!

 「ふわぁ〜ぁ...」


 眠い...。昨日寝るの遅すぎたか?もう一回寝たい。今何時だ?

 チラッ

 時計を見ると指しているのは7時30分。


 「........ん?」


 瞬間全身の毛が逆立ったのがわかった。


 「やっっっっっっっっっっっべ!」


 黒髪を逆立てながら”彼”ーーグレンは飛び起きた。なぜ彼がこんなに慌てているのか。それは今日が王都立第一魔術学園の入学試験の日だからだ。


 「お袋ー!なんで起こしてくんなかったんだよ!」


 グレンは逆立った髪の毛を直しながら、朝食を作る母親に叫んだ。


 「どうしたの〜そんなに慌てて」


 おっとりした口調で応える母親にねぐせを直しながら言う。


 「今日第一魔術学園の入学試験の日だろ!?」


 グレンが食い気味に叫ぶ。すると、グレンと同じ色の長い髪がブワッと逆立った。

 「やっっっっっっっっっっっべ!」

 「あんたもかい!」

 既に完成間近だったのかすぐに朝食がでてきた。

 「間に合うの?試験会場まで」


 「はいふぉーふはっへ」


 「大丈夫って、今からじゃ馬車に間に合うか…」


 ゴクン。


 「なら走って行くまでだろ!ごちそーさまでした!」


 「さすが脳筋ねぇ。あら、もう食べ終わったの」


 そういっている間にも、グレンは階段を駆け上がり、2階にある自分の部屋でせっせと着替えを始めていた。


 「クッソー!昨日あんなに遅くまで...」


 なぜ今日に限って彼が寝坊してしまったのか。それは...


 「筋トレしなきゃよかったー!」


 そう、筋トレをしていたからである。


 「まさかお袋まで忘れてるとは...」


 そう愚痴りながらも着替え終え、鞄を持ち(昨日準備しておいた)、玄関を開け飛び出していった。あの王都のほぼ中心に立つ、大きな試験会場へ。


 「行ってきまーす!」


 その尖った犬歯を光らせながら。



             ***




 開かれた大きな門が見えてきた。宣言どうり試験会場まで走ってきたグレンは、内心安堵していた。

 「あぶねーあぶねー。寝坊して試験受けられませんでした、なんて笑えねーからな。」

 この試験はいわば人生のターニングポイント。そんな試験に遅刻などもってのほかだ。

 「ま、きっと怒らなかったと思うけど」


 グレンの母は常日頃から『あなたがやりたいことができるなら、それがイチバン良いことよぉ〜』というタイプだ。


 「へへ。いいお袋に恵まれたな、俺」


 そう思いながら呑気に走っていたグレンは気が付かなかった。いや、正確には気付いた時にはもう遅かった。グレンにできたのは、うつむいた少女の背中が迫ってくるのを見つめる事だけだった。


 「..........ッ!」


とはならず、自慢の筋肉でギリギリ正面衝突は回避。たが、走っていたせいか避けきれず肩がぶつかってしまう。


   ドンッ


 『やべ、ぶつかっちまった!』

 だが、少女は何も言わない。それどころか体を強張らせ、こちらを見ることもない。


 「すまんすまん!ちょっと急いでてな!」


 グレンは慌てて謝った。声は元気一杯で、とても反省してる様には聞こえなかったが。

 少女がハッと顔を上げた。ずっとうつむいていた少女が。それがなぜだか嬉しくて、グレンはニカッと笑った。

 少女がじっと顔を見つめてくるので、グレンも思わず見つめ返す。



 ダークブラウンのセミロング。翡翠を思わせる緑の瞳。

おっとりとした目元にスッとした小さな鼻。桜色の小さな唇。背は女子にしては少し高い165くらい?まぁ俺に言えることは........................可愛いいいいいぃぃぃぃいぃ!

俺の語彙力じゃ言い表せない!かっ、かわ、かっっ、可愛いいぃぃぃぃぃぃぃぃ!



 じっと見つめられ、いたたまれなくなったグレンは可愛いがひたすら乱舞する脳内からなんとか言葉を捻り出した。


 「ん?俺の顔になんかついてる?」


平然を装ってはいるがもちろんそんな事はない。


 「あ、いえ...」


 どこか上の空な様子で答え、じっっと見つめてくるので、グレンはつい大きな声をだしてしまう。


 「『あ、いえ...』じゃわかんないだろ!」


 ポカーンという擬音がここまで似合う顔はこの世にこれ以外ない、という顔だった。


 やべー!変なこと言っちまった!すんげーアホ面!でもそんな顔も可愛い!じゃなくて、どうしようどうしよう!もう止まれん!


 「やっぱり何かついてんのか?!」

 「目と、鼻と、口が付いてますけど」

 「え?!耳は?!」

 ........クスッ

 笑った!かっっっっわい!

 「もちろん、ちゃんと付いてますよ」

 そこからは自然と言葉が出てきた。

 「やっと笑ったな!下向いてたって何も見えてこねーぞ」

 とは言っても母親の受け売りだったが。


 彼女はまたポカンとした顔になった。もったいない!せっかくの笑顔が...。こんなに可愛いのに下向いてちゃもったいない!


 「ホラ、シャキッとしろ!胸張ってあるけ!」


 「は、はい!こうですか!?」


 どわぁぁぁぁ!急に胸をはるな!ちょ、直視してしまった....。顔が熱い...!顔合わせらんねー!


 チラッ


 彼女と目が合う。うわー目ぇきれー。・・・じゃない!

何か言わなきゃ...!


 「お、おう...。そ、そんなに張らなくてもいいけど...」


 な、何言ってんだ俺?!これじゃ見てたって思われる!何をとはいわないけど!何をとは言わないけど!

 「え、なんですか?最後の方が良く...」


 ぐ...!誤魔化しちゃえ!


 「と、とにかく!下を向くなってことだよ!」


 変な奴って思われたかな?まぁもう思われてるかもしれないけど...。

 「あの、名前教えてもらってもいいですか?」


 え?!マジか!いいよ、いいよ、いいですよー!と言いたいけど少し落ち着け!


 「ん?いいぞ。よーーく耳に刻めよ!俺の名前はグレンだ!グレン・ヘラウド。そういうアンタの名前は?」


 スムーズ!超スムーズ!そしてスマート!よく落ち着いた、俺!ん?俺今名前聞き返した?合格するとも限らないのに名前聞いた?やっっっっっっっっっべ!これはもう合格するしか....!


 「私の名前はアリサ。アリサ・ウェンディアです」


 満面の笑み!ありがとう!


 ..................ぇ?ウェンデア?ん、あれ?それって確か…

 ぇ?貴族じゃん



 .........................................やっべぇ。



 今思えば、この時俺の運命は決まったのかもしれない。


 “彼女”ーーー”アリサ”に会った、この時から...。


どうだったでしょうか?男の人はグレン視点の方が面白いかもしれません。ここから先はマジで何も考えてないので頑張ります。


調べてみたらギフテッドって題名についてる作品意外とあったわ!すいませんでした!

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