活路
めっちゃサボりました!
キャラの名前思いつかなすぎて先に進められないんです!
「始め〜」
ロベルトのやる気の全く感じられない掛け声がかかる。
始めの合図がかかるや否や、アリサは魔力を練り始めた。
魔法の属性は、遺伝によってほぼ決まる。父親、もしくは母親と同じ属性になることがほとんどだ。
稀に両親の属性を複合させた属性を持つ者や、祖父母の属性を発現させる者もいる。
ここで、貴族について話しておこう。
貴族はほとんどの場合、火、水、風、土、光、闇、の6大属性のうちどれかを発現させる。この6属性が他の属性と混ざり合っていったことにより、現在は多種多様な魔法属性があるのだ。
貴族はなるべく優秀な魔法使いを輩出するため、同じ属性同士で結婚することが多い。
結果、各属性に名家と呼ばれる家がある。
アリサの生まれたウェンディア家は、風属性の名家から派生した家系である。
なので当然、アリサの魔法属性は風だ。
今まさに、アリサは風の魔法を行使しようとしている。貴族ゆえの膨大な魔力(アリサは貴族の中でも魔力量は多い方だ)。それを注ぎ込んだ魔法が放たれようとしているのにもかかわらず、アリサの対戦相手は避けようともせず、自身の魔法を練っている。
それもそのはず。彼女がまともに魔法を使えないのは、全員がわかっていることなのだ。
「ハァッ!」
開始から30秒ほど経ち、アリサは練り終わった魔法を放つ。
魔法発動までにかかる時間として、30秒は遅い。
そして、彼女自身が言っていたように、魔法が霧散する。
収束させた風が解放されて、アリサの髪を煽る。
アリサは落胆こそすれ、驚いてはいなかった。
『な...!あの距離でもう?!手から離れてまだほとんど進んでないのに』
そう、アリサは魔力のコントロールに関して、全くと言っていいほど才能がない。
彼女自身が一番それを分かっている。
そして、アリサよりもさらに遅く魔法を練り終わった対戦相手が、自分の魔法を放った。
命中。
それ以降アリサは何度も魔法を霧散させ、相手の魔法を一方的にくらっていた。
パリィィン
アリサの魔法障壁が割れる。
勝者の名前がコールされ、何事もなかったかのように試合は終わった。
「あはは...。やっぱり、負けちゃいました」
なんでもなさそうにアリサが言う。
「あははって、悔しくないのか?」
笑ってはいるものの、アリサの拳は硬く握られたままだ。
「悔しいですよ...。でも、もう慣れてしまいました」
「魔力のコントロール、本当に苦手なんだな」
「はい。私から一定距離離れると、コントロールができなくなって、魔法を保っていられなくなるんです」
「自分の体の近くなら、保っていられるのか?」
グレンがこの質問をしたのは、もしそうなら自分が助けになれると思ったからだ。
そしてアリサの答えはーー
「はい。何分でも、何時間でも。せめて自分に出来る事をと思って、たくさん練習しました」
YESだった。
「それなら俺、君の助けになれるかもしれない」
「え...?」
アリサはどう言うことかと尋ねようとしたが、次の対戦者としてグレンの名前が呼ばれてしまう。
「次は俺の試合を見ておいてよ。きっとヒントになるからさ」
そう言ってグレンは、闘技場の中央へと歩いていった。
やっと次回、主人公のバトルが始まります。
上手く書けるだろうか。




