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White Magician  作者: 小林ヒデヒロ
出会い、そして始まり
13/16

活路

めっちゃサボりました!

キャラの名前思いつかなすぎて先に進められないんです!

 「始め〜」


 ロベルトのやる気の全く感じられない掛け声がかかる。

 始めの合図がかかるや否や、アリサは魔力を練り始めた。

 魔法の属性は、遺伝によってほぼ決まる。父親、もしくは母親と同じ属性になることがほとんどだ。

 稀に両親の属性を複合させた属性を持つ者や、祖父母の属性を発現させる者もいる。


 ここで、貴族について話しておこう。

 貴族はほとんどの場合、火、水、風、土、光、闇、の6大属性のうちどれかを発現させる。この6属性が他の属性と混ざり合っていったことにより、現在は多種多様な魔法属性があるのだ。


 貴族はなるべく優秀な魔法使いを輩出するため、同じ属性同士で結婚することが多い。

 結果、各属性に名家と呼ばれる家がある。

 アリサの生まれたウェンディア家は、風属性の名家から派生した家系である。


 なので当然、アリサの魔法属性は風だ。

 今まさに、アリサは風の魔法を行使しようとしている。貴族ゆえの膨大な魔力(アリサは貴族の中でも魔力量は多い方だ)。それを注ぎ込んだ魔法が放たれようとしているのにもかかわらず、アリサの対戦相手は避けようともせず、自身の魔法を練っている。

 それもそのはず。彼女がまともに魔法を使えないのは、全員がわかっていることなのだ。


 「ハァッ!」


 開始から30秒ほど経ち、アリサは練り終わった魔法を放つ。

 魔法発動までにかかる時間として、30秒は遅い。

そして、彼女自身が言っていたように、魔法が霧散する。

 収束させた風が解放されて、アリサの髪を煽る。

 アリサは落胆こそすれ、驚いてはいなかった。


 『な...!あの距離でもう?!手から離れてまだほとんど進んでないのに』


 そう、アリサは魔力のコントロールに関して、全くと言っていいほど才能がない。

 彼女自身が一番それを分かっている。

 そして、アリサよりもさらに遅く魔法を練り終わった対戦相手が、自分の魔法を放った。

 命中。

 それ以降アリサは何度も魔法を霧散させ、相手の魔法を一方的にくらっていた。

 パリィィン

 アリサの魔法障壁が割れる。

 勝者の名前がコールされ、何事もなかったかのように試合は終わった。


 「あはは...。やっぱり、負けちゃいました」


 なんでもなさそうにアリサが言う。


 「あははって、悔しくないのか?」


 笑ってはいるものの、アリサの拳は硬く握られたままだ。


 「悔しいですよ...。でも、もう慣れてしまいました」


 「魔力のコントロール、本当に苦手なんだな」


 「はい。私から一定距離離れると、コントロールができなくなって、魔法を保っていられなくなるんです」


 「自分の体の近くなら、保っていられるのか?」


 グレンがこの質問をしたのは、もしそうなら自分が助けになれると思ったからだ。

 そしてアリサの答えはーー


 「はい。何分でも、何時間でも。せめて自分に出来る事をと思って、たくさん練習しました」


 YESだった。


 「それなら俺、君の助けになれるかもしれない」


 「え...?」


 アリサはどう言うことかと尋ねようとしたが、次の対戦者としてグレンの名前が呼ばれてしまう。


 「次は俺の試合を見ておいてよ。きっとヒントになるからさ」


 そう言ってグレンは、闘技場の中央へと歩いていった。

やっと次回、主人公のバトルが始まります。

上手く書けるだろうか。

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