拳銃
書くのサボりました。
キャラの名前が思い浮かばなくて...
闘技場には特別な機能が付いている。
魔法障壁だ。個人の魔力量を測定し、それに見合った強度の障壁を張る。つまり、ゲームで言うところのHPのような役割を持っている。
その魔法障壁が破れると戦闘不能とみなされる。それによって勝敗を決めることが出来るという仕組みだ。
一回戦も順調に進み、今は第十試合目。1クラスは約40〜50人ほどで構成されているので、だいたい折り返し地点だ。
「うわっ!」
そしてまた一つ、勝敗が決した。
「勝者、アラン〜」
アランと呼ばれた男は対戦相手に一礼し、両手に握った二丁の拳銃をホルスターに収める。切長の聡明そうな青い瞳。その上には真面目さを感じさせるシンプルな眼鏡。短く切られた銀の髪が礼に合わせて少し揺れる。
背丈は高く、およそ180センチはあるだろうか。よく鍛えられているのか、細身だがしっかりした身体つきをしている。
ホルスターに収めた拳銃も自身の髪の色と同じ銀。よく手入れされているのか、陽の光を受けて光り輝いている。
勝負は一瞬だった。始めの合図がかかるや否や、アランは一瞬でホルスターから二丁の銃を引き抜き、額に向けて正確に銃弾を撃ち込んだのだ。その数四発。
人体の急所に攻撃をくらうと、その他の場所より障壁の耐久力の減少量は大きい。障壁がなければ斬り飛ばされたり、消し飛ばされてしまうような威力の攻撃も、もちろん耐久力の減少量は大きい。
だが、Gクラスのような魔法力の低い者は、普通一撃で障壁を破る様な魔法は発動できない。だがアルスは寸分違わず額の、そのうえ全く同じ位置に連続で銃弾を撃ち込むことで、たったの四発で障壁を破ってしまった。
「なんだあれ...速すぎだろ...」
「開始直後にあれって、どうやって避けんだよ...」
「てか拳銃の射程距離じゃねーだろ」
そう、この試合、試合開始時は互いに百メートルほどの距離がある。腰にさげた拳銃を見て近付かなければいいと油断していた対戦相手は、反応すら出来ず敗北となった。(警戒していても避けれるかどうか分からないが)
そんな会話を聞きながらグレンは考えていた。
『あいつ、魔法使ってたか?でも、つかってなかったとしたら百メートルの距離をものともせずに拳銃で撃ち抜いたことになるよな…。いや、でも最初の数瞬だけ魔力を感じたような…』
「あの...」
すると、隣に座っているアリサが耳元へ口を寄せて小声で話しかけてきた。
『うおっ!びっくりした〜...。って顔近っっっ!』
内心ではそんなことを思っているが、表情には絶対に出さない。
「ん?どうした?」
「あのアランさんという方、ほとんど魔法使ってませんでしたよね」
少し驚く。大半の者が勝負が一瞬すぎてそちらに目がいってしまっている中、冷静にクラスメイトの魔法を観察していたからだ。
おっとりとした見た目をしているので、そういうタイプだと思っていなかったのだ。
「俺はなんとなくそうかなってくらいだけど...。その感じだと、君はちゃんと確信があるみたいだな」
「開始直後の一瞬だけしか使ってなかったと思います。...私、魔力を感知することだけは得意なんです」
「お、そ、そうなのか...」
「はい。次の試合、私の番ですから、見ていてください。そうすれば、私がGクラスに配属された理由がよく分かりますよ」
どこか悲しさを滲ませた顔で、アリサは闘技場の中央へ続く階段を降っていった。
バトル入ろうとしても入れない...。
次の次くらいで主人公のバトルに入れると思うんですが...




