刀の男
キャラの名前考えるの苦手なんですよね。
なのにどんどん増えていく。
他の人はどうやって決めてるのでしょうか。
これ前話の改良版です。
なんか不具合みたいので投稿できなかったから、書き直して投稿したら9部普通に投稿されてたんですけど!
「は...?」
「どういうことだ?」
ざわつくクラスメイト。ただ、全員分かっている。これから何が行われようとしているのか。
分からないのではなく、分かりたくないのだ。
「何って、タイマンだよ。一対一の真剣勝負だよ〜」
変わらずロベルトはのんびりと喋っている。
「真剣勝負って...」
「俺たちGクラスだし...」
「成長性もクソもないよな」
あちこちからそんな声が上がる。
入学初日にして、既に大半の生徒が自分に対して失望していた。
「こりゃ〜今回はなかなかだね〜」
Gクラスは毎年侮辱の対象になる。そうすると自分に失望する生徒も出てくるのだが、今回は特にそういった生徒が多い様に感じられたのだ。
「魔法の強さだけが全てではないんだけどね〜」
目指しているものは一人一人違うのだ。魔法の強さだけで優劣をつけるこのクラス分けのやり方に、ロベルトは反対派だった。
「ま、努力次第で変わるかもしれないよ〜」
言い方はあれだがロベルトは本当にそう思っている。
「みんなの得意不得意がわからなくちゃ〜、伸ばせるところも伸ばせないんだよ〜」
そう言われるともう文句も言えなくなる。あんなことを言っていてもまだ希望は捨て切れないのだ。
「よし、みんなが落ち着いたところで移動しま〜す」
そう言ってロベルトは懐から鍵を取り出した。
そしてそれを教室の入り口の扉に突き刺す。
ーー鍵穴ではなく、扉に。
鍵をさしたところから波紋が広がる。
そして扉を開けると、そこから見えたのはさっきグレンが通ってきた廊下とは全く違う景色だった。
ロベルトはなんの躊躇もなく扉をくぐる。
「みんなも入っておいで〜」
そう言われても、どこに繋がっているのかさえ教えられていないのだ。躊躇うのも当然だ。
誰も扉をくぐろうとしない。ならばとグレンが動き出すのとほぼ同時に、もう一人動いた男がいた。
深い藍色の髪。同じ色の瞳は、見ていると引き込まれそうになる。背丈はグレンと同じ程度。思慮深さを窺わせるシュッとした目元は、何を考えているのか読み取らせない。
何より目を引くのは腰にさげた刀。
男子は刀に目を輝かせ、女子はその爽やかイケメンフェイスに目をとろけさせている。
その男はグレンを一瞥し少し足を止めたが、結局何も言わずに扉に入っていった。
「刀とか持ってていいのか?」
そんなことを思いながらグレンも少し遅れて扉をくぐる。
そこはまるでコロシアムの様だった。
円を描く様に壁に囲まれ、その壁の上には客席。客席は五列になっていて、後ろに行くにつれ高くなっている。
東西南北の四ヶ所に入口。グレン達には知るよしもないが、そこから客席や控え室の様な場所につながっている。
「ここは第三闘技場。普段は行事に使ったりするんだけど、今回は特別に許可を得て借りることができました〜」
第三闘技場と呼ばれたその建物の中心に、グレン達が入ってきた扉がポツンと存在しており、そこから他の生徒達も徐々にやってくる。
「おお...」
「どうなってんだ?」
「すごーい!」
入ってくるなり口々に驚きを表現している。
「この建物実は結構すごくてさ〜」
生徒が全員いることを確認したロベルトが口を開く。
「壁とか客席の前には魔法障壁があって〜」
気づけばグレン達が入ってきた扉は消えていて、直径100メートルを超えるであろう闘技場の中心には、Gクラスのものだけしかいない。
「君達の魔法なんかじゃビクともしないから〜」
ロベルトが話し始めても、周囲を見回しているものや、知り合いと話しているものが多くいた。だが...
「手加減とか、そういうのいらないから〜」
ロベルトは一瞬で全員の視線を自分に集めた。
殺気とも言える鋭い空気を出すことによって。
そして自分に意識が向いていることを確認し、こう言った。
「全員、殺す気でやるように」
グレンは息を呑む。まるで人が変わったようだった。
誰も何も言わない。いや、言えない。きっとほとんどの者がそう感じていただろう。
だが、そんな空気の中、グレンだけが言葉を発した。
「面白そうじゃん...」
そんな、強がりとも言えるような言葉を...。
***
そんな中、風にダークブラウンの髪をなびかせ、グレンを見つめる者が。
『俺の目標はーー』
「気になるな...。それに、もっとお話ししたかった」
魔法を使えない彼女は不思議と、これから始まることに何の不安もなかった。
そしてもう一人、グレンを見る者が。
相変わらず思考を読み取らせないその藍色の瞳とは対称に、口元は肉食獣のような獰猛な笑みを浮かべていた...。
バトル始められませんでした!
次こそは!次こそは!




