運命の日ーーアリサ
初投稿です!アドバイス、ご指摘ありましたらバンバン言ってください。ただ、誹謗中傷、罵詈雑言は流石に傷ついてしまうので、しないでもらえるとありがたいです。
プロットなども考えずに書いているので、話に深みがなかったらすみません。
贈られし者ーーギフテッド。
それは、全人類が魔法を使うこの世界でも、特に優れた魔法使いたちの呼び名。
これは、そんなギフテッドを輩出するための学園での、私と彼の物語ーー。
***
大きく荘厳な作りの門が開かれた。そして、人が水のようにその門へすいこまれていく。
ここは、数多くのギフテッドを輩出してきた超名門の魔法学園、王都立第一魔法学園。この王都というのは、世界でも1,2位を争う大きさの国、ヴァルナーク王国の首都のことだ。巨大な円の形をしており、内側に行くほど高い身分の家や重要な施設が建っている。そんな王都のほぼど真ん中に、この学園は建っている。外観はまさに豪華を形にしたかのような造りで、強いて言うならホグワー・・・ゲフンゲフン。まぁとにかくでかい、豪華、美しいなどなど感じる印象は人それぞれだ。
今日はそんな王都立第一魔法学園の入学試験の日なのだ。
魔法の扱い方を学ぶため、魔法学校への入学は義務付けられており、"その年15歳になる男女"は全員入ることになる。普通は各地に点在する魔法学校のうち、近い学校に入学することになっている。
しかし、「王都立」とつくものはその限りではない。王都立魔法学園は多くのギフテッドを輩出してきた。名門ゆえに試験が行われるのだ。
そのかわり入学できれば将来安泰とも言われている。
「おい見ろよ。落ちこぼれのアリサ様たぜ」
「ああ、なんちゃって貴族の...」
クスクス。
この笑い声を聞くと、アリサはどうしても体が強張ってしまう。
そう、彼女、アリサ・ウェンディアは貴族なのだ。魔力の総量が多いが、貴族の血を引いているため珍しくもない。その魔力のコントロールができない彼女は、昔から同じ貴族だけでなく平民からもバカにされてきた。
貴族といっても弱小も弱小、本家の長男でありながら政略結婚を嫌った父が、遠い親戚だった母と恋愛結婚をし、勘当は免れたものの分家として本家から粗雑な扱いを受けている。
そのため、暮らしは平民とほぼ変わらない。だから他の貴族と違って魔法の英才教育を受けてきたわけでもないし、特別な訓練をしてきたわけでもない。だから仕方がないのだ。コントロールが苦手なのは。そう言い訳をしても、自分を嘲笑う声がなくなるわけでもない。こういう時はうつむいて、目を合わせず、耳を塞いでやり過ごす。
今までだってそうして生きてきたから...。
ドンッ
誰かぶつかってきた?また罵倒される...!
「すまんすまん!ちょっと急いでてな!」
元気な声が頭上から降ってくる。思わず顔を上げると、そこにはこれまた元気に笑う男の子が。
黒髪黒目、少しツンツンした髪型、平均的な身長(175くらい?)、少しガッシリした体つき(鍛えてるのかな?)。
「ん?俺の顔になんかついてる?」
「あ、いえ...」
無意識のうちに顔をガン見いていたらしい。その顔には穏やかだがキリッとした目、スッと通った鼻。何より目が行くのは笑うとキラリと光る犬歯。なかなかイケメンだ...!
「『あ、いえ...』じゃわかんないだろ!」
...............は?
「やっぱり何かついてんのか?!」
「目と、鼻と、口が付いてますけど」
「え?!耳は?!」
........クスッ
「もちろん、ちゃんと付いてますよ」
すると彼がにっこりと笑った。犬歯がキラリ。
「やっと笑ったな!下向いてたって何も見えてこねーぞ」
え?そのためにわざわざ?私に話しかけたの?
↑
(正しくはぶつかってきた)
「ホラ、シャキッとしろ!胸張って歩け!」
「は、はい!こうですか!?」
言われたとうりに胸を張る。
ん?返事が返ってこない...。
.......チラッ
「お、おう...。そ、そんなに張らなくてもいいけど...」
「え、なんですか?最後の方が良く...」
「と、とにかく!下を向くなってことだよ!」
彼はなぜ顔を赤らめているのかな?うーん...分からない。
あ!そんなことより...
「あの、名前教えてもらってもいいですか?」
「ん?いいぞ。よーーく耳に刻めよ!俺の名前はーー」
今思えば、この時私の運命は決まったのかもしれない。
“彼”ーーー”グレン”に会った、この時から...。
どうだったでしょうか。文字詰めすぎで見づらかったらすみません。次の話はグレン視点の入学試験の日を書く予定です。もしよかったら次も読んでください。




